日本ペンクラブの電子文藝館。ネット上の文芸サイトで世界に公開されている。ここに短歌としては初めて、僕の第二歌集「オリオンの剣」(抄)が収録された。この歌集は「横浜歌人会」の賞の候補作となったもの。選考委員から「選考のための献本」を依頼されたが、手持ちの残部がなかったので、選考の対象にならなかった。これは第三歌集の「剣の滴」も同じ。
内心悔しい思いをしたが、今回こういう結果となった。同サイトは日本ペンクラブが日本文学を世界に紹介するサイト。ここに短歌としては初めて作品が収録された。
第一号が島崎藤村だから面はゆい思いもあるが、短歌が海外に紹介されるひとつのきっかけになればと思う。
(抄)であり全作品ではないが、それは収録規定による。100首前後という規定だったので、前半の約100首を掲載してもらった。
これは「星座」の尾崎主筆が「椿くれなゐ」の「後記」で、自分で編む歌集としては最後になるだろう、と書いたのを聞いて、病気がかなり重篤だったのに力が湧いてきて一晩で選歌をしたもの。
「運河」「星座」で秀歌とされたもの、各種短歌大会での入選作、「短歌」誌上の投稿の入選作、「短歌年鑑」に収録されたものもある。僕としてはかなり思い入れのある歌集だ。
素直に喜びたいと思う。
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