岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会:2012年・晩秋

2012年11月24日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会  2012年11月26日 於)団地集会所


1.短歌の素材:

「着陸前の飛行機の点滅」「iPODのノクターンの音を低くして歩む秋の道」「菊の花の色」

「秋の日を浴びる蜘蛛の巣」「日脚みじかい秋の畑」「夕暮の峠に見る湾岸の彼方」

「アケビを絵に描くか、食するか」「黄葉の橅の林を歩く」「叔母の刺繍」

「蝶のように散る枯葉」「遠来の歌人を迎える歌」「食べている菊の花からの連想」

「巌のような指導者のいる歌会」「メガネの才女の声」「寝息を立てる犬に手を置く」

「野に立つ薄」「絵の中の少女の眼差しに魅入られる自分」


2.主な論点:

「作者の位置が分かるか」「格助詞の『が』と副助詞の『は』」「仮名表記の問題」

「読者に意味が伝わるか」「漢字の表記の問題」「終止形は一か所」

「漢詩的になってはいないか」「擬人法の難しさ」「盛り込み過ぎではないか」

「口語が裸で使われると一首が軽くなる」「表現がオーバーではないか」など。


3.短歌の学習:

・「星座α」第5号の「文学の条件」を読み、正岡子規、斎藤茂吉、佐藤佐太郎、尾崎左永子の歌論から、文学としての短歌について考えた。

・上達の秘訣は「作品を沢山読む」「短歌を沢山詠む」「歌論に目を通す」


4.今後の会の運営について:

・12月は月末が忙しいので、12月25日(火曜日)とした。

・本来は月曜日なので来年1月からは元にもどす。

・お茶くみは廃止。

5.会員募集について:

・引き続き添削・通信会員を募集中。ブログを見ての新入会員が加わり、一同士気が上がった。問い合わせ先:090(8071)9217・・(岩田携帯)「ブログを読みました」と一言言ってください。



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