「かまくら歌会」2019年6月
6月7日12:30から 於)大路ビルD教室
かまくら歌会。「星座」は休刊となったが毎月の修練・研鑽の場として残すこととなった。ここには選者も会員もない。現代詩の作品批評会、研究会のようになってきた。
今回は僕が司会。冒頭、「星座」の尾崎主筆の近況を報告して、10月に来日するハワイ在住の歌人の参加の是非をはかった。尾崎主筆の近況報告のなかで「星座α」がなくなれば、僕が短歌を止めるか、新しいグループを立ち上げるか。この覚悟を述べた。ほかの結社に行く気はさらさらない。
さて作品。かなり充実していると感じた。尾崎主筆が「みんな上達したわね」と述べたとおり、完成度が高い。言葉遊びは一つもない。
「このままでは詩としての短歌が滅びてしまう」という尾崎主筆の言葉をあらためて噛みしめた。(「星座α」創刊の歌会の席上)。
だから課題もかなり専門的。
「来るの古語の連体形はなんと読むか『きし』か『こし』か」。語感から言えば『こし』だろう。
「漢字の表記、送りがな」「固有名詞の功罪」「結句の甘さ」「表現の曖昧さ」
「『友』という言葉の甘さ」「状況が独りよがり」「口語の甘さ」「墓石か墓石群か」
「人名の曖昧さ」「焦点の絞り方」。
「星座」が休刊となっても僕の立ち位置は変わらない。尾崎主筆に直接教わったことを、伝えるだけだ。それが出来れば、どこでも作歌は出来る。
7月は5日。大路ビル、A教室。