岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

経験的・尾崎左永子論(1)「星座α」20号より

2020年04月17日 01時12分51秒 | 作家論・小論
経験的・尾崎左永子論(1)


 「『短歌をやるにはムキになりなさい。そうすれば歌人になれる。』こんな挑発的な言葉を真に受けて20年以上経った。その結果、今の自分がある。その上で何を書こうか。ここは、何故、短歌か、何故、尾崎左永子か、から書くことにする。」


 これが冒頭の一文。生きていて最も苦しい時に短歌という表現方法があったからだ。これが「何故、短歌か」に対する答え。

 そして歌論と実作の上で、師と仰ぎたいと心より思った。今は「NHK短歌」と名を変えた{NHK歌壇」の番組を通じてである。そのあと弟子入り志願の葉書を出し、「運河の会」に入会。「現代短歌入門」(尾崎左永子著)を夢中になって読んだ。そして「わが意を得たり」と不遜にも思った。これが「何故、尾崎左永子か」への答えである。


「作と論の双方より、師として仰ぎたいと心より思ったものだった。」

 ここまでを今回は書いた。
 だから「星座」に続いて「星座α」までが休刊になったら短歌を止めるつもりだった。厳しく叱られたこともある。直接「期待している」と言われたこともある。こういう体験談には事欠かない。

 会員は「尾崎左永子のことをもっと知りたい」という。年に1回だが、こういうことを書き連ねていこうと思う。




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