岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

報告「天道大人プロデュース:詩人の聲」参戦(31回目)

2016年03月05日 11時58分49秒 | 岩田亨の作品紹介
天童大人プロデュース:詩人の聲 岩田亨公演(31回目)

  於)Unica Gallry(三宿)



「(語り)天童大人プロデュース:詩人の聲」31回目の参加です。今日から3月。今月の口火を切る公演です。3月と言えば、東日本大宇震災。自分を含めて命の重さを感じます。本日は『相聞』50首『闘病詠』50首。その他新作を読んで行きます。

 1時間おつきあいください。」


・「相聞」50首。この数回の公演で聲に出した。相聞は難しい。表現が甘くなる。肉感的にもなる。だが恋愛とは甘美なものだ。だから表現の甘さは避けたいが、甘美な印象は残しておきたい。そう思うとかなりの完成度に近づいたのではないかと思う。前回の反省に基づいて50首のうち何首かを入れ替え、ほかの作品にも手を入れた。




・「闘病詠」50首。公演にかけるのは2回目。前回の反省に基づき推敲をした。これが成功したようだ。写真撮影を依頼した。フェイスブックの友人が、撮影しながら「良かった」と言ってくれた。ガン宣告から15年。やっと客観的に受け止め、作品に表現でできるようになった。2月の公演は2回だった。僕としては初めての経験だが。この「闘病詠」を聲に出したからだ。病状の事実だけでなく、生きる力を取り戻して行くことまで表現しようと思う。



・「無題」50首詠。数年前の旅行の不思議な体験を50首の連作にした。時間の関係で全部は読めなかった。これは次回の公演で手を入れて行きたい。



 聲の出し方。じぶんでは回数を重ねるに従って、力まずに聲を出せる様になってきていると感じているが、天童大人からは、まだ力んでいると言われた。何をするにも昔から力むタイプだった。短歌を読むのは高橋睦郎と僕だけ。しかも高橋は現代の詩も読んでいる。


 短歌だけを1時間読むのは、今のところ僕だけだ。聲の出し方、読み方に一層の工夫が必要だろう。



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