岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

短歌の道しるべ(6)

2012年11月10日 23時59分59秒 | 作歌日誌
短歌の道短歌の道しるべ(6)

  ◎今月のワンポイント 9月

 ☆先輩の歌人の言葉☆・・・・大変参考になります。

Ⅰ、「三年間はムキになりなさい。そうすればあなたの作品は、かなりサマになってくるでしょう。そのまま五年間続けなさい。そうすれば先輩の作品に比べても見劣りがしない作品が作れるようになるでしょう。」(島田修三)

Ⅱ、「舟の転覆を防ぐために船底に置く荷物を底荷といいます。短歌は日本語の底荷のようなものです。日本語の主流にはならないでしょうが、決してなくなることも無いでしょう。」(上田三四二)

Ⅲ、「短歌には短歌でしか表現できないものがあるのであって、小説の役割を短歌に求めるのは間違いである。」(佐藤佐太郎)

Ⅳ、「丁寧に書かれた叙景歌は、それだけで立派な抒情詩です。少なくとも最初の一年は叙景歌に徹するとよいと思います。」(岡井隆)

Ⅴ、「朝の散歩のあと、60首作ることを毎日やりました。」(塚本邦雄)

Ⅵ、「自由な発想で、たくさん詠んで、たくさん捨てましょう」(尾崎左永子)

Ⅶ、「どこが重要で、どこがいらないか、早く見つけられるようになることを心掛けましょう」(尾崎左永子)

Ⅷ、「身近な出来事って、みんな切実なものでしょう?一生懸命生きてりゃ。」「花鳥風月もそうですよ。花鳥風月は日本の詩の伝統なんですから。」(谷川俊太郎)

Ⅸ、「難解な言葉を連ねて『詩』を書いているつもりになっている新人が多い。全くの闇のようだ。これを脱する鍵は、自然をおろそかにしないことだ。自然は日本の詩の原点なのだから。」(吉本隆明)

Ⅹ、「どうすれば短歌が上達するかですって?そんなこと簡単に分かってたまるものですか。(笑い)」(河野裕子)


☆分かり易い様に会話体にしてみました。引用ではありません。☆


 上達する早道はないようです。しかしみんな、どこか楽しんでいる気がします。






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