岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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ジョウビタキの歌:尾崎左永子の短歌

2022年11月06日 19時00分37秒 | 尾崎左永子(長澤一作・川島喜代詩)の短歌を読む
・黄鵲(原作は旧字体)が芝つつきゐる冬ひざし鳥はみづから呼ぶ名を知らず

 ジョウビタキは「呼ばれるその名を知らない」何だか「哲学的な匂い」が漂う。それ説明にならないのかろ「初句「二句」「三句」の表現があるかただ。

また「芝」の「具体的な場所」が「捨象」されている。佐藤佐太郎の言う「表現の限定」、作者の言う「言葉の削ぎ落し」    

また、読んでいて心地よい「音楽性」の高い作品だ


                                                              

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