「霧が丘短歌会」7月、8月。 於)団地集会所
:短歌の素材:
「団地の夜祭」「夏の漁港に出漁を待つ舟」「夏至の頃、生垣に吹く風」
「雨後の木の葉より落ちる滴」「老人の吹く、草笛」「同郷の人との出会い」
「祭りの終わりに帰りたがらない子供」「山桃の木に夜明けを待つ野鳥」
「法要の時を詠んだ挽歌」「ジャガイモを掘る手の力強さ」「暑中見舞いのメロン」
「演武の時の仮想空間」「惑星を外された冥王星を思う」「アガパンサスの涼しき色」
「鉢植えの葉の艶やかさ」「葉陰の朝顔」「大音響の花火」「草取をする夕方」
「空気を震わせて啼くセミの声」「ベコニアの花」「夏の野で餌を捕る鳥の群れ」
「読んだばかりの本の印象深さ」「浜より引いてゆく波の勢い」「夏の日の庭仕事」
「覚めやらぬ悪夢」「夏の終わりの鴉」「雑用に追われる毎日の至福」
「写真になった旧い横浜」「年老いた叔母に出す便り」「未明の三日月」
:論点:
「言葉を入れ過ぎてはいないか」「花の名に捕われ過ぎてはいないか」
「無駄な言葉はないか」「定型を守ろうとしているか」「余計な説明はないか」
「幼児語をそのまま使うのは禁」「『て・に・を・は』にもっと工夫を」「文法の誤」
「読者に伝わるか考えよう」「助動詞の使い方」「内容が整理されているか」
「言葉の順番はこれでいいか」「言葉を入れ替えてはどうか」「結句で勝負」
以上の他にも様々な問題が俎上に上がった。
:打ち合わせ事項:
9月の日程を決めた。遠方より来る会員の為にも予定は早く決める方がいい。基本的には、その月の第四火曜日だが、日程は定期的な方が良いので予定している事があれば早めに相談することとした。
9月は月末の24日とした。
また毎回繰り返して強調するのだが、短歌上達のために必要な事。「短歌を多く読む」「短歌を多く詠む」「歌論を読む」の三点を今月も確認した。
なお遠隔・通信会員も募集中。連絡先は携帯・090-8017-9217(岩田)。