新型コロナウイルスの感染拡大の創作活動への打撃
新型コロナウイルスの感染拡大が創作活動に影響し始めた。「かまくら歌会」「星座α」の定例歌会はともに中止。感染拡大は容易に収まりそうにないので再開の目途が立たない。
「霧が丘短歌会」は少人数の歌会なので、換気を良くし、参加者がマスクを着け、入り口で手をアルコール消毒をし、席の間隔をとって、開催している。
現代歌人協会の総会は12月の臨時総会の時期まで延期になった。日本歌人クラブの全国大会は予定されてはいるがどうなるかわからない。日本ペンクラブからは連絡がないが、各地の催事、会合の開催は難しいだろう。
短歌の創作活動だが、心が落ち着かず、うまくいっていない。日本歌人クラブの「現代万葉集」への出詠は締め切りが過ぎてしまい、今年は出詠できなかった。
叙景歌を中心に作品のストックを増やしているが、歌会と言う批評の場がないので、批評されて気づく弱点は、自分で見つけるほかはない。これは一つの契機かも知れない。自分の作品への自己評価力を高めるための。
新型コロナウイルスの感染拡大は創作活動への打撃だが、100年に一度の出来事。1720年のペスト、1820年のコレラ、1920年のスペイン風邪。そして2020年の新型コロナウイルスの感染拡大。パンデミックが100年に一度の頻度で起こっている。これに遭遇したわけだ。
二度と得られない体験となろう。この時期にどういう作品が残せるか後世の批評の対象となるだろう。「戦争詠」と同じく。