ゆらぎのとき
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29昴&陣「う~ん

」
まあ、そうなるよな・・・

さっきまで
飼う気満々だった二人も、
この能力がある子を飼うのはリスクがありすぎる

透明「ハッキリ言って、無理じゃない

」
昴「・・・・確かに・・・

」
陣「多分、能力を知っていても、
防げる自信ない・・・

」
透明「お前たちは先住猫もいるから、
変な格差が出たり、色々と問題が起こる
可能性があるから難しいよね

」
昴&陣「う~~~~~~ん


」
まっ、魅了されてようがされていまいが、
コイツらは猫に優しいから迷うんだろうけど

透明「一応言っておくけど、この子の能力は
私の方で封印する
どちらにせよ、生きにくくなるのは
確実だからね

それでも正直、完全に封じるのは難しいから
二人が飼うのはオススメできないと思ってる

」
昴「すまん・・・

やっぱり家では無理だと思う・・・。」
陣「俺も・・・・

」
透明「仕方ないよ

となると、私が飼うしかないか

」
陣「・・・・ねぇ

ちょっと聞いて良い

」
透明「

」
陣「この子の
能力を封じないでも飼える方法って
ないのかなぁ

」
透明「えっ

」
陣「だって、この子の能力ってこの子にとっては
生きる為に必要なものだから発現してるんだよね

」
そっか・・・

私達もそうだが、陣は特に能力があることで
幼少期に苦しい想いをしてきたんだよなぁ・・・。
だからこそ、この子の能力を疎みたくないのかもしれない

透明「・・・・。」
私達は皆、本当に幸運だった・・・。
師匠に能力を肯定してもらい、
能力と共に生きることを諦めずにすんだから・・・。
昴「・・・この子の能力を封じなくても
飼う方法ってあるのか

」
昴も同じ考えか・・・


透明「正直、難しいと思う

・・・私でも常に
気を張っていなければならないと思うからね

まあ、それでも放っておくことはできないから
私も覚悟してる
」
陣「そっか・・・・

」
透明「まあ、この子の能力に負けないで飼えるのは
この子以上の魅了の能力を持った人しか・・・あっ

」
昴「あっ

」
陣「あ~~~~っ


」
全員の頭の中で、ある人物が導き出される
続く・・・。
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