真夏の怪談・・・三話目(事故物件)・11
宵蠧「ひゃひゃ・・・うひゃ・・・。」
宵蠧が何かを言っているように聞こえるが、
ほぼ本体としての自我を持っていない為、
何を言っているのかは不明・・・
ちなみに、この宵蠧という化け物も
元は人間の魂が闇落ち・・・つまり
禁忌を犯し他者の魂を取り込んだことで
こういった化け物となると言われ、
徐々に自我を保てなっくなった宵蠧は
本能のみに従い行動するようになってしまう・・・。
透明「(こうなってしまうと救えない・・・
・・・今、解放してあげるからね)」
私は、宵蠧を強制的に送還することを決める
宵蠧「・・・・グパッ」
透明「」
突然、宵蠧が隣にいる思念体を頭から喰らい出す
邪霊「うっ・・・。」
流石の邪霊でも、眼の前で起きていることを
直視できないようだ・・・。
そして、次の瞬間
大口を開けた宵蠧の口から、真っ黒い物体が
飛び出す
その黒い液体のようなものは、私の全身に
へばりついてくる・・・。
透明「・・・・・。」
宵蠧「うひゃ・・・うひゃひゃ・・・」
宵蠧が勝ち誇ったように笑っている。
しかし・・・
透明「はぁ・・・・残念だけど、
お前の仕掛けは私には効かないよ」
身体にまとわりついている黒い物体が
徐々に霧散して行く
宵蠧「」
透明「何の準備もしていないわけが無いだろ
宵蠧「ひゃひゃ・・・うひゃ・・・。」
宵蠧が何かを言っているように聞こえるが、
ほぼ本体としての自我を持っていない為、
何を言っているのかは不明・・・
ちなみに、この宵蠧という化け物も
元は人間の魂が闇落ち・・・つまり
禁忌を犯し他者の魂を取り込んだことで
こういった化け物となると言われ、
徐々に自我を保てなっくなった宵蠧は
本能のみに従い行動するようになってしまう・・・。
透明「(こうなってしまうと救えない・・・
・・・今、解放してあげるからね)」
私は、宵蠧を強制的に送還することを決める
宵蠧「・・・・グパッ」
透明「」
突然、宵蠧が隣にいる思念体を頭から喰らい出す
邪霊「うっ・・・。」
流石の邪霊でも、眼の前で起きていることを
直視できないようだ・・・。
そして、次の瞬間
大口を開けた宵蠧の口から、真っ黒い物体が
飛び出す
その黒い液体のようなものは、私の全身に
へばりついてくる・・・。
透明「・・・・・。」
宵蠧「うひゃ・・・うひゃひゃ・・・」
宵蠧が勝ち誇ったように笑っている。
しかし・・・
透明「はぁ・・・・残念だけど、
お前の仕掛けは私には効かないよ」
身体にまとわりついている黒い物体が
徐々に霧散して行く
宵蠧「」
透明「何の準備もしていないわけが無いだろ
私はお前達のような者を正しい場所に
送り届ける専門家だからね
お前が吐き出した呪いも瘴気も効かない
私が纏っている透明バリアーを
破らない限り、お前は何もできないよ」
(ネーミングセンスダサすぎる
なんかサランラップ全身に巻いてる
送り届ける専門家だからね
お前が吐き出した呪いも瘴気も効かない
私が纏っている透明バリアーを
破らない限り、お前は何もできないよ」
(ネーミングセンスダサすぎる
なんかサランラップ全身に巻いてる
みたいじゃないか~)
咄嗟に自分の口から出たバリアーネームに
ツッコミを入れつつこんなこともあろうかと
持ってきていた独鈷杵をカバンから取り出す。
宵蠧「うえっ・・・グパッ」
徐々に近づいてくる私に、何度も
黒い物体を吐きかける宵蠧・・・
それでも歩みを止めない透明先生は、
宵蠧の額辺りに独鈷杵を突き立てる
透明「(オン・バザラ・・・・・ウン)」
「ゴパッ」
一瞬にして、宵蠧の身体が破裂し中から
無数の魂が飛び出す
浮遊した魂は行き場を失い、その場を浮遊する
私はそれを経に乗せて、あの世へと送り出してゆく・・・。
しばらくして・・・。
透明「さて次は君だけど、どうする」
邪霊「」
透明「今の視ていたでしょ
君もこのままだと、あんな化け物になって
苦しむことになってしまうんだよ・・・
私はできれば、そうなってほしくはない
人は最後まで人として、魂の故郷へ帰って欲しいんだ
君も分かっていると思うけど、
君は今帰っても罰を受けることになる。
だけど、それでも人として・・・」
悲しい魂を沢山視てきた私は、言葉に詰まってしまう・・・。
透明「強制送還には情状酌量はつかない
だから、自分の意思で帰ろうとしてくれないかな
私もなるべく君の罪が軽くなるように
できるかぎりのことはするから・・・
・・・どうかな」
邪霊「うわぁぁぁぁ・・・
死にたくない死にたくない
なんで、なんで俺だけ・・・
死んだりしなきゃよかった
わぁぁぁぁぁ~~~~っ」
透明「・・・・・。」
・・・後悔・・・
自ら命を絶ったことで、分かることがある。
魂が抜け出した直後、魂に烙印が現れ
自分の罪に気付かされる
その烙印の記憶と恐怖が、あの世への
帰郷を鈍らせてしまう・・・。
それでも、あの世へ旅立つ勇気さえあれば
情状酌量が認められることもある
この邪霊は、帰りたい気持ちと帰る怖さの間で
常に安息の無い世界を彷徨っていたのかもしれない・・・。
そして数分の時間が流れ・・・。
邪霊「・・・・帰ります・・・・。」
透明「
そっか良かったよく決断したね」
邪霊「申し訳・・・ありませんでした・・・。」
透明「ううん君が帰る決断をしてくれれば
君に引き寄せられてしまった他の子達も
一緒に帰ることができる
正しい、選択だとおもうよ」
邪霊「お願いします・・・。」
この後、彼と他二名の霊を送る為、他の二人を
身体に宿した私は、自分自身の身体と霊道に
パイプをつなぎ、魂を送り出す・・・。
透明「ふぅ~・・・これで全て終了かな
・・・っと大切なこと忘れてた」
私は慌てて、お風呂場の前で
放心状態になっている二人の元に近づく。
続く・・・。
咄嗟に自分の口から出たバリアーネームに
ツッコミを入れつつこんなこともあろうかと
持ってきていた独鈷杵をカバンから取り出す。
宵蠧「うえっ・・・グパッ」
徐々に近づいてくる私に、何度も
黒い物体を吐きかける宵蠧・・・
それでも歩みを止めない透明先生は、
宵蠧の額辺りに独鈷杵を突き立てる
透明「(オン・バザラ・・・・・ウン)」
「ゴパッ」
一瞬にして、宵蠧の身体が破裂し中から
無数の魂が飛び出す
浮遊した魂は行き場を失い、その場を浮遊する
私はそれを経に乗せて、あの世へと送り出してゆく・・・。
しばらくして・・・。
透明「さて次は君だけど、どうする」
邪霊「」
透明「今の視ていたでしょ
君もこのままだと、あんな化け物になって
苦しむことになってしまうんだよ・・・
私はできれば、そうなってほしくはない
人は最後まで人として、魂の故郷へ帰って欲しいんだ
君も分かっていると思うけど、
君は今帰っても罰を受けることになる。
だけど、それでも人として・・・」
悲しい魂を沢山視てきた私は、言葉に詰まってしまう・・・。
透明「強制送還には情状酌量はつかない
だから、自分の意思で帰ろうとしてくれないかな
私もなるべく君の罪が軽くなるように
できるかぎりのことはするから・・・
・・・どうかな」
邪霊「うわぁぁぁぁ・・・
死にたくない死にたくない
なんで、なんで俺だけ・・・
死んだりしなきゃよかった
わぁぁぁぁぁ~~~~っ」
透明「・・・・・。」
・・・後悔・・・
自ら命を絶ったことで、分かることがある。
魂が抜け出した直後、魂に烙印が現れ
自分の罪に気付かされる
その烙印の記憶と恐怖が、あの世への
帰郷を鈍らせてしまう・・・。
それでも、あの世へ旅立つ勇気さえあれば
情状酌量が認められることもある
この邪霊は、帰りたい気持ちと帰る怖さの間で
常に安息の無い世界を彷徨っていたのかもしれない・・・。
そして数分の時間が流れ・・・。
邪霊「・・・・帰ります・・・・。」
透明「
そっか良かったよく決断したね」
邪霊「申し訳・・・ありませんでした・・・。」
透明「ううん君が帰る決断をしてくれれば
君に引き寄せられてしまった他の子達も
一緒に帰ることができる
正しい、選択だとおもうよ」
邪霊「お願いします・・・。」
この後、彼と他二名の霊を送る為、他の二人を
身体に宿した私は、自分自身の身体と霊道に
パイプをつなぎ、魂を送り出す・・・。
透明「ふぅ~・・・これで全て終了かな
・・・っと大切なこと忘れてた」
私は慌てて、お風呂場の前で
放心状態になっている二人の元に近づく。
続く・・・。
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是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
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