奇々怪々・11
ベスの呼吸が弱い
歳をとっているベスには、あまりにも
身体への負担が大きすぎたんだ
怨霊に当てられた状態では、生きることを
あきらめたらそこで終わってしまう
私は、ありったけの気力をベスに注ぎ込む
透明「ベスまだ逝くな
大丈夫私が助けてあげるから
ベスベスしっかり」
段々と呼吸が浅くなってゆく
「・・・トクン・・・トクン・・・。」
ベス「(・・・ありがとう・・・大好き・・・)」
透明「ベスあきらめちゃだめだベス」
「・・・トクン・・・・・・・・・トクン・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
・・・脈が
透明「・・・・・」
チビ「にゃ~っ」
「・・・・・・・・・トクン」
透明「」
今、確かにチビ助の声がした
チビ「にゃ~~~っにゃ~~~っ」
チビ助の声こんなに離れているのに
聞こえてくる
チビ助の本能なのだろうか
ベスの危険に反応したのか
チビ助は、今までにないくらいの大きな声で
鳴いている
まるで、ベスを呼んでるように・・・
「トクン・・トクン・トクン」
透明「 ベス
・・・・・よかった・・・意識は失っているけど
助かった・・・」
私は、心の底からホッとしていた
透明「ベス、ありがとう・・・後は私が
何とかするから、そこで休んでいて」
くるりと身を翻し、私は母猫にズンズン近づいてゆく
母猫「シ、シャ~ッ」
透明「もうわかったでしょ今のチビ助は一人じゃない」
母猫「・・・・・・・。」
透明「怖いめにあったこと、子供を守りたい気持ち、
憎しみ、悲しみ、全て私が受け止めてあげる
だから、もう憎むべき相手と同じ過ちをお前が
起こしてはいけないよ
だからおいで、私が送ってあげる」
母猫「・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・私の子・・・・・・
・・・・・・・・・幸せ・・・・・・」
透明「・・・・・・うん幸せだよ」
母猫「・・・・・よかった・・・・・・。」
母猫から、怨念が剥がれてゆく
私の目の前には猫叉はもういない・・・。
光輝く優しげな一匹の母猫がいるだけだ
母猫は、ベスの側まで行き、身体をすりあわせ
私の膝に乗る
ベスにチビ助を託したのだろう
私は、母猫を優しく撫でながら経を読み
本来の居場所へと送り返した
透明「お、終わった~~~~っ
よかった・・・みんな無事で・・・ドスン」
さすがに、もうダメ
私は、気が抜けたのか その場に倒れ込む・・・。
輝く月を眺めながら想う
母の想いはきっと、託された者、残された者に
届くだろう
私は、動物達の絆と深い愛情に救われた気が
していた・・・。
次の日・・・急遽、鑑定お休み
透明「う~~~ん・・・う~~~ん・・・」
小さいが無数の傷が炎症
お友達のお布団さんにくるまりながら
熱にうなされる透明先生なのでした・・・
透明「にゃ~~~~っヘルプミ~~~~ッ」
完
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ベスの呼吸が弱い
歳をとっているベスには、あまりにも
身体への負担が大きすぎたんだ
怨霊に当てられた状態では、生きることを
あきらめたらそこで終わってしまう
私は、ありったけの気力をベスに注ぎ込む
透明「ベスまだ逝くな
大丈夫私が助けてあげるから
ベスベスしっかり」
段々と呼吸が浅くなってゆく
「・・・トクン・・・トクン・・・。」
ベス「(・・・ありがとう・・・大好き・・・)」
透明「ベスあきらめちゃだめだベス」
「・・・トクン・・・・・・・・・トクン・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
・・・脈が
透明「・・・・・」
チビ「にゃ~っ」
「・・・・・・・・・トクン」
透明「」
今、確かにチビ助の声がした
チビ「にゃ~~~っにゃ~~~っ」
チビ助の声こんなに離れているのに
聞こえてくる
チビ助の本能なのだろうか
ベスの危険に反応したのか
チビ助は、今までにないくらいの大きな声で
鳴いている
まるで、ベスを呼んでるように・・・
「トクン・・トクン・トクン」
透明「 ベス
・・・・・よかった・・・意識は失っているけど
助かった・・・」
私は、心の底からホッとしていた
透明「ベス、ありがとう・・・後は私が
何とかするから、そこで休んでいて」
くるりと身を翻し、私は母猫にズンズン近づいてゆく
母猫「シ、シャ~ッ」
透明「もうわかったでしょ今のチビ助は一人じゃない」
母猫「・・・・・・・。」
透明「怖いめにあったこと、子供を守りたい気持ち、
憎しみ、悲しみ、全て私が受け止めてあげる
だから、もう憎むべき相手と同じ過ちをお前が
起こしてはいけないよ
だからおいで、私が送ってあげる」
母猫「・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・私の子・・・・・・
・・・・・・・・・幸せ・・・・・・」
透明「・・・・・・うん幸せだよ」
母猫「・・・・・よかった・・・・・・。」
母猫から、怨念が剥がれてゆく
私の目の前には猫叉はもういない・・・。
光輝く優しげな一匹の母猫がいるだけだ
母猫は、ベスの側まで行き、身体をすりあわせ
私の膝に乗る
ベスにチビ助を託したのだろう
私は、母猫を優しく撫でながら経を読み
本来の居場所へと送り返した
透明「お、終わった~~~~っ
よかった・・・みんな無事で・・・ドスン」
さすがに、もうダメ
私は、気が抜けたのか その場に倒れ込む・・・。
輝く月を眺めながら想う
母の想いはきっと、託された者、残された者に
届くだろう
私は、動物達の絆と深い愛情に救われた気が
していた・・・。
次の日・・・急遽、鑑定お休み
透明「う~~~ん・・・う~~~ん・・・」
小さいが無数の傷が炎症
お友達のお布団さんにくるまりながら
熱にうなされる透明先生なのでした・・・
透明「にゃ~~~~っヘルプミ~~~~ッ」
完
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今日の感想は、上記の言葉に尽きるのではないでしょうか。
私の心も、ブログ読者みなさんの心も、
暖かい愛に満たされて、みんな幸せですね{ラブラブ}
透明先生 こんにちは
お疲れさまでした。{虹}
かなりのハードワークでしたね。
よかったよかった。{ハッピー}
母親猫も天国で幸せになってますね。
{チェック}質問です。{チェック}
無念に亡くなった動物に関わった場合
その動物に仕返しを託されっることは
あるのでしょうか{はてな}
あるのならば回避方法を
お教えください。
庭に猫が死んでいたことがあるのです・・・
(毒殺だと思います)
傷だらけでしかも傷が炎症...。行けるものなら先生のファンみんなで看病、お見舞いに駆けつけますのに!!
早く回復されるようにお祈りいたしております。
今回はみんなの言動に涙ぐみながら拝読させていただきました。
お話いただいてありがとうございます。
大変お疲れ様でした。
…お疲れ様でした(;_;)
時間あるときは、ゆっくり養生してくださいね{CARR_EMO_334}
母猫さんとベスとチビ助は無事で良かったけど、、、
先生が無事じゃ無い( ;´Д`)。
もー、ほんと、先生は無茶なさる。
どうか先生が沢山幸せになるよう、傷が瞬時に治る体になるよう、お祈り申し上げますー>_<。
お疲れ様でした(*^^*)!!
今回に限らず、先生はたくさんの想いや苦しみを受けてらっしゃるのを思うと、先生をそばで支える素敵な方が現れればな~と密かに勝手に願ってしまいました。
そんな方が現れるまでは、ここの皆様が先生の支えの一つになっていればいちファンとして嬉しいなぁと思います(*^◯^*)
…素敵な方が現れても、応援し続けますけどね!!笑
自分の子が幸せかどうかを聞く母の心。
思わず涙が出ました。
これからは笑顔で子供を見つめる日々を送って欲しいです。{虹}
先生の活躍でみんなが幸せになったけど、先生がぁ~~~~><
ホント、行けるものなら先生の所へ駆けつけたいところですが、
せめてコメントを通じて気持ちだけでも届きますように^^
ベスのところで涙が出そうになりました。
助かって良かった。
大切なものを守ろうとする気持ちは
なんであろうと変わらないのですね。
本当によかったです。
動物だろうと母親の愛に感激しました。
先生って本当に優しく、愛情を信じているのですね。
この記事で北斗の圏を思い出しました。ケンシロウの優しさが命取りになると言われるシーンを。
透明先生の優しさと謙虚さを本当に尊敬しています。しかし先生お気をつけて下さい{ごめんなさい}