陣と盾二章・２１

陣と盾二章・２１


透明「こらこらまだ終わりじゃないぞ」

矢車「えっ」

透明「今のは、義神様に呪毒を祓ってもらって

　　　神降ろしをしていただいただけだから、

　　　ここから盾としての結界の張り直しを

　　　しなくちゃでしょう」

　陣「そうだった～～～～っ」

透明「まったく」

　陣「そういえば、透明は大丈夫

　　　シデノ〇〇〇ノミコト様に

　　　身体預けたでしょ」

透明「まあ、預けたといっても憑依は仮面に

　　　されているし、仮面から流れてくる

　　　神気を行使するお手伝いをしただけ

　　　だから問題ないよ」

　陣「ほっ・・・良かった」

矢車「あ、あの～」

透明「んっ」

矢車「えっと・・・先ほどの神様・・・。

　　　シデノ〇〇〇ノミコト様でしたっけ

　　　えっと、聞いたことが無い神様なのですが」

透明「ああ～っそうだよね

　　　先ほどお力をお貸しくださったのは、

　　　北欧神でいうところのオーディーン様だよ」

矢車「オ、オーディーン」

透明「そうそう

　　　あちらの神様も和名はあるからね」

矢車「そ、そうなんですねす、凄い迫力で

　　　とにかく、凄かったです」

透明「あははっそうだねあちらの神様は

　　　結構荒々しい方が多いからね

　　　私なんか、仮面に憑依された後、

　　　ズッとダメ出しくらいながら

　　　御劔行使したから失敗しないか

　　　むちゃくちゃ緊張したよ」

矢車「そ、そうだったんですか」

透明「そうだよ～」

　陣「あっだからずっと黙ってたんだ

　　　憑依は仮面だから透明はしゃべれるはず

　　　なのに、ずっと黙ってたから、もしかして

　　　意識無いのかと思っちゃったよ」

透明「いや、そうじゃなくて・・・

　　　ずっと話しかけられてたから、陣達と

　　　話す暇なんてなかったんだよ

　　　まあ、最後は私も感謝をお伝えしたけど、

　　　ちゃんと後で日本のお酒を献上するように

　　　言ってたから、ちゃんと奉納してくれ」

　陣「わかった」

透明「さて、ちゃっちゃと終わらせよう」

　陣「うんそうだね」


取りあえず、一件落着かな

次回、もう少し神様のお話続きま～す



　　　　　　　　　続く・・・。

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