外れ砕けて何残る？・鑑定８３ー４

外れて砕けて何残る  ・４ 

隆典「だって、厄祓いって厄を祓うもの

 　　　なんじゃないんですか」

透明「でも、よ～く考えてみて

　　　厄ってそもそも、自然の摂理や時の歪みだよ

　　　人間の力で祓えると思う」

隆典「えっえっそ、そんなこと言ったら

　　　厄祓いって、意味無いことになって

　　　しまうじゃないですか」

透明「意味が無いことはないよ

　　　さっき、隆典さんが自分で分析して

　　　いた通りだから、効果はあるよ」

隆典「ちょ、ちょっと、待ってください

　　　何だかよく分からなくなってきちゃいましたよ」

透明「それじゃ～、少しまとめてみようか

　　　先ずは、厄は時間や空間、自然の摂理から

　　　起こるもの

　　　それを人間の力でどうこうすることは

　　　できない

　　　それじゃ～、厄祓いで祓っているモノは何か

　　　それは、厄からくる災いの源を取り除くために

　　　あるということなんだ」

隆典「災いの源」

透明「そう災いには源となる原因があるんだ

　　　例えば、隆典さんの運気の器が１００の運を

 　　　入れられるとしようか

　　　その器は、通常、日をまたいで眠っている

 　　　間に補充され、朝には１００％に満たされている

　　　もちろん、これは土地とか色々な要因から

　　　受け取るモノだから、環境が良くなければ

 　　　２０％しか受け取らない場所なんかもあるけどね」

隆典「げっそうなんですか

　　　それって、風水とかかければ１００％受け取れたり

　　　するようになるんですか」

透明「状況にもよるけど・・・まあ、今はその話は

　　　おいといて

　　　要するに、人間は通常、この運気の器を１００％に

　　　満たして生活しているんだ

　　　しかし、そこに厄がかかってくるとどうなるのか

　　　分かりやすく言えば、１００％の運気が

 　　　入る器に不純物が沈殿しはじめる」

隆典「不純物」

透明「そう厄とは、運気の器に混入し、不純物のような

 　　　沈殿を起こすものなんだよ

　　　つまり、１００％運気が入る器に、不純物が混入

　　　することで、入るはずの運気の量が入らなくなる

　　　一度厄に入れば、２０％は混入するから、

　　　８０％しか入らないことになるよね

　　　でも、ここからが厄の怖いところ

　　　一度厄に入ってしまうと、月の周期つまり３０日で

 　　　その不純物は増えてゆくんだ」

隆典「ええ～～～っ」

透明「その計算方法は、自動回復値も含めると

　　　かなり難しいんだけど

　　　大体、厄に入りっぱなしだと、一年で１００％

　　　つまり、運気が入る隙間がないくらい

　　　厄で満たされてしまうということなんだ」

隆典「それって、やばいんじゃ～」

透明「そりゃ～やばいよ

　　　本来、人間は３０％は運気が無いと生命活動に

 　　　危機が訪れるとされているからね」

隆典「うっそれって、どうすれば」

透明「だから、厄祓い

　　　厄祓いの本質は、厄そのものを祓うのではなく

　　　厄の影響で沈殿を起こしている不純物！

　　　つまり、穢れとされているものを除去し

 　　　祓いのけるためにあるんだ」

隆典「な、なるほど～ってでも厄そのモノが

　　　祓えていないなら、また入るんじゃ・・・」

透明「その通りだね」

厄祓いの本質 

次回、厄祓いのもう一つの意味が分かります 

　

　　　　　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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