

透明「辛かったね・・・
」

伊能「気休めにしかならない言葉なんていりませんよ
」

陣「うっ・・・
」


透明「術の形式は、神道と陰陽道を複合しているよね

それは、その人から
」

伊能「いいえ
そいつからは、陰陽道の一端しか盗むことは

できませんでした

まあ、あの程度の術式なら一年もしないうちに
覚えてしまいましたよ
」
覚えてしまいましたよ

昴「・・・・・。」
透明「その後、その人とはどうなったの
」

伊能「くくくっ
・・・自分の術式を奪われ、尚かつ超えられて

しまったんですよ

やることは、1つしかないでしょう
」

透明「・・・・・
」

伊能「まあ、それでも私の方が強かった

逆に返り討ちして、その場を去りましたよ

その後は、色々な術式を学ぶために、色々な場所を
利用しながら転々とし、自分のスタイルを形成したと
いうことです
」

透明「その色々な場所では、きっと君は期待されて
いたのだろうね・・・。」
伊能「その通りです
能力を見せては、後継者に
跡継ぎに



などと言われ、利用されているとも知らずに、
その家に伝わる呪法をヒョイヒョイ見せてくれましたよ

くくくっ
・・・所詮、バカばかりです
」


円「・・・・何か、ムカツクのを通り越して哀れに
なってきた・・・
」

伊能「魔女さん
哀れなどと言うのは、その騙されたバカ共に

言ってください

利用されていることも知らずに、猫なで声をあげて
擦り寄って来たのは、あちらの方ですからねぇ

それに、何度も言いますが、人を哀れとか言う時点で、
上からモノを言っていることに、いい加減気づいて
いただけませんでしょうかねぇ
」
上からモノを言っていることに、いい加減気づいて
いただけませんでしょうかねぇ


円「前言撤回
やっぱりムカツク
」




透明「やれやれ
」

昴「少し、いいか
」

伊能「何でしょう
」

昴「今回、俺達を狙ったのは、俺達が観似手を持っていると
分かっていたからか
」
分かっていたからか

伊能「愚問ですね
その通りですよ


観似手使いは、その能力にアグラをかいていますからねぇ

手玉に取るなんて言うのは、子供よりも簡単ですから
」

陣「こ、子供以下はないだろう~~~っ

」



透明「いや、陣
そこはスルーしていいから
」


昴「なるほどな
確かに、俺達は平穏に暮らすことを

選んでいるから、手玉に取りやすいだろうけど、
結局は、一番平和を望んでいるヤツに負けているんじゃ
世話無いよなぁ
」
世話無いよなぁ

伊能「くっ
」

透明「す、昴
挑発しないで




と、ところで、伊能ちゃん
今回使った幻術は、

神道でも陰陽道でもないよね
」

伊能「
・・・そうです・・・この幻術は、私が独自に

組み上げたもの
対谷津根用の術式です
」


透明「なるほどね
」

伊能「谷津根の観似手・・・夢幻(むげん)は、相手の夢に入り込み
操作する能力・・・使い方次第では、相手の精神をも
自由に操れる

私は、アイツの得意な分野でアイツの上に行く
」


透明「でも、それじゃ~谷津根ちゃんには、勝てないよ
」

伊能「何故ですか
何故勝てないと言い切れるのですか




私の術式は、谷津根の観似手よりも優れている
」

透明「う~ん
・・・確かに、谷津根ちゃんの観似手には、

限定条件があるから、君の術式の方が優れている
かもしれないね
」


伊能「それならば
」

透明「それでも、君は谷津根ちゃんには敵わない
」

伊能「
」

透明先生の確信をもった言葉・・・

次回、伊能ちゃんが勝てない理由が明らかに 

続く ・・・。







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そこはまだ解明は先ですね
お父様の魂は、娘が復讐に走ることを望んでいるとは思えないのですが………
今の伊能さんに、お父様の声は届かなくなっちゃったのかな
伊能さん、異能者審問会議にはかられるのかな💦
吉備さん、お元気かしら……
かなり重い展開続いており、
時折はさまれる、陣さんのピントにツッコミ先生のナイスなコンビネーションや、今日は円さんがちらほら火の星座っぽいキャラに、クスッと出来ました、助かります
有難うございます
そんなに、性格は柔じゃないんですけれども(苦笑)
伊能さんの言葉には、並々ならぬ感情がこめられているようで、読むのも体力使うのかな(^_^;
もう8月ですか、先生、本当に今年は速く感じますね💦💦
みなさまの今日も良き一日でありますように(*⌒▽⌒*)
不当な目に遭わされ危機状態に陥った時見事に脱出出来る。