占い師の占い師・鑑定１０３ー１３

占い師の占い師 ・１３ 

十文字「自分・・・来年、死ぬらしいです・・・」

透明「えっ」

十文字「正直、占い師が占いの結果を信じたくない、

　

　　　　というのは、馬鹿げたことだと思うのですが、

　　　　流石に、自分の死を予感させる結果は・・・」

透明「ちょ、ちょっと待って

　　　どういうこと」

十文字「実は、自分の持っている知識を全て使って

　　　　色々な視点から、見てみたのですが・・・。

　　　　どの方法でも、死を予見する結果しか

　　　　でなくて・・・。

　　　　病気・事故・事件・・・逃げ道を探しても

　　　　何も浮かばないというか・・・」

透明「・・・・・・・。

　　　(彼の占いは、的中率も高い・・・。

　　　　知識も普通の占い師よりもあるはずだし、

　　　　それを踏まえて全ての方向で死を予見して

 　　　　いるとなると、只事じゃない・・・。)」

十文字「ま、まあ、自分が死んでも、誰も困らないし、

 　　　　良いかなぁ～な～んて、思うんですけどね」

透明「私が困る 」

十文字「」

透明「そんな、寂しいこと言っちゃ駄目だよ」

十文字「ううっ・・・うううっ・・・」

きっと、悩みに悩んで、結果を誤魔化していたのだろうなぁ～

十文字くんの瞳から、堰を切ったように涙が溢れだす・・・。

透明「よし視よう」

十文字「えっ」

透明「テッちゃんの木人図

　　　生きることを諦めていない人間には、

 　　　必ず打開策がある

　　　だから、ここでしっかりと君の未来を視てみよう」

十文字「ぐっ・・・お願いします」

木人図にアクセス

十文字くんの未来を辿り、生きる道を探ります

透明「・・・・・・・・・・。」

十文字「・・・・・・・・・。」

す、凄い・・・彼の占い結果は、木人図にそっている・・・。

これだけの占い師は、滅多にいないぞ・・・しかし、確かに

・・・・・・・・・・・

彼の木人図には、病気、事故、事件に当たる道が沢山ある

これだけのモノを回避するとなると・・・。

・・・・・・・険しいな・・・・でも、必ず打開策はあるはず

・・・・諦めないぞ

それから、１５分・・・

十文字「・・・・・・・。」

透明「・・・よし」

十文字「・・・先生」

私は十文字くんに向かってピースをする

十文字「よ、よかった～～～」

透明「ちょっと、時間がかかってしまったね

　　　しかし、テッちゃんの占いは凄いよ

　　　さっき聞いていたことが、全て木人図に

 　　　入っていたよ」

十文字「えっじゃ、じゃぁ」

透明「大丈夫それでも、道はちゃんとあったから」

次回、十文字くんを救う方法で～す 

　　

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

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