Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

体内リズム(ホホベニサラサハゼ)

2007-12-06 17:45:21 | ハゼ科

天気良好な沖縄島です。日差しが気持ちいい。

季節外れの話題ですが、サンゴの産卵のこと…。

ミドリイシサンゴは毎年初夏、満月のころに一斉に産卵します。

諸条件によってその年その年で日にちはわずかに変わってきます。

が、産卵する時刻は毎年寸分の狂いもないのだそう。

この謎を解くカギになるかもしれないのが、あるタンパク質だそうです。

オーストラリアでミドリイシサンゴの遺伝子解析が行われた結果、クリプトクロム2(CRY2)というタンパク質が見つかったとか。

クリプトクロムは体内の1日のリズムを調節することが知られていて、サンゴはCRY2によって体内リズムが調節され、決まった時刻に産卵の準備をはじめているのかもしれないんだそうです。

CRY2は細菌からヒトまであらゆる生物で見つかってまして、ヒトが日の光がさす朝に目が覚めるというメカニズムにも一役買ってるんだとか。

僕の寝起きがひどく悪いのは、CRY2がうまく働いてくれてないせいでしょうか?

それは違うか…。

海は凪。晴天、後半曇りがちな空模様。

071206_2

〈ハゼ科ハゼ亜科サラサハゼ属ホホベニサラサハゼ(Amblygobius sp.) 07年10月23日 沖縄島レッドビーチ〉

コメント
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