Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

9…10…11号(ハダカコケギンポ)

2015-07-04 18:16:00 | コケギンポ科

徐々に風向が南東へと変化し始めました。

同時に風速も弱まり始め、コンディショングリーンな週末になってますやんばるです。

午後一のカタブイで、一時的に心地よい涼しさを感じられたり…。

さて、南の海上に目を向けると、台風9号、10号、そして11号が。

まあ、沖縄島に接近するとしても週明け以降の話。

いつから影響が出始めるかなぁ…。

取りあえず9号・10号に要注意って感じですが、それまで海を堪能しないとね。

風は南。晴れ一時強雨。

〈コケギンポ科コケギンポ属ハダカコケギンポ Neoclinus nudus 15年5月26日 沖縄島安和グスク〉

魚類の体色を生み出す細胞には、黄色素胞・赤色素胞・黒色素胞・白色素胞・虹色素胞の5種類が知られているのだそう。

このうち白色素胞を持つ魚は一部に限られ、虹色素胞を持つ魚はいわゆる『ひかりもの』の魚に限られる。

多くの魚は黄色素胞・赤色素胞・黒色素胞の配列や組み合わせ、色素胞内の色素顆粒の凝集・分散で体色が表現されているのだとか。

あ、青色は構造色なので、ひとまず置いとくとして…。

こういう表現は的を得ていないのかもしれないけど、画像の個体は黒色素胞が強いのかな。

さてその上で…

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

この個体は赤色素胞と黄色素胞の組み合わせかな。

さらには……

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

どういう配列、あるいはどういう凝集・拡散でこの色は生み出されるのでしょうか。

この三個体は、それぞれ30センチほどしか離れていない場所で顔を出していました。

そんな小さなエリアでの、三者三様のカラーバラエティーに、少なからずワンダーを感じたり…。

 

コメント
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