Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

後味の濃い…(ヒバシヨウジ)

2015-07-13 18:48:06 | ヨウジウオ科

台風9号は沖縄島を通過後も影響力の強いヤツで…。

不安定な空模様が続いてますやんばるです。

後味の濃い~台風って感じでした。

まあ海況は落ち着いてきてますし、水温も2~3℃下がってくれましたけど。

台風11号は、沖縄島からは距離をとって北上しそうですが、どこまで影響が出るのかなぁ…。

そして東の海上には台風12号。

日付変更線を越えてやってきた越境台風だそうで。

わざわざ越えてくることないのにねぇ。

もっとも、越境台風が沖縄島に接近したことは過去に1例しかないそうで、まあ気にする必要はないのかなぁ……。

風は南。晴れたり曇ったり、一時雨だったり。

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科ヒバシヨウジ属ヒバシヨウジ Doryrhamphus(Doryrhamphus) excisus excisus 15年6月2日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。

しかも極小。

そしてフラフラと漂い続け…。

肉眼では一見枯れた植物系の浮遊物に見えるので、たぶん擬態なのではないでしょうか。

成魚のような色彩を、まだ一切身につけていない、不足方向に振りきってる感の幼魚。

画像ではわかりにくいですが、尾びれが目立って大きかったり。

将来的にそこに色が付き、クリーナーフィッシュとしての標識となるのですが、今はまだ無地の看板って感じでした。

幼魚から成魚に向かって体色が劇的に変化するものを『変化系』、成魚をほぼそのまま小さくしたものを『ミニチュア系』なんて、僕は勝手に呼んでますが、この子は色彩を持たない状態から鮮やかな色彩を纏っていくことになるので、『纏う前系』と呼ぶことにします。

 

コメント
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