Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

出身地は南の島…(アカシマシラヒゲエビ)

2016-08-23 19:33:44 | エビ・カニ類

予想通り台風10号は発生しましたが、今のところかなりの牛歩で、今後の展開がよく解りません。

しかも過去40年の台風の観測史上、こんなコースで動く台風は初めてなのだとか。

現段階での予報だと、沖縄島は強風域にも入らないのでは…、とも思えたり。

もう少し長期の予報だと、この週末に沖縄島の手前で見事なほどのUターンをしそうですし…。

まあ、長期の予報の精度は低いのかもしれませんが…。

それにしても、10号おまえもか…って感じです。

どこまでうねりが入るかなぁ…。

あ、そうそう、本日も変わらず灼熱~なやんばるです。

風は北~北東。晴れ。

〈モエビ科ヒゲナガモエビ属アカシマシラヒゲエビ Lysmata amboinensis 16年7月1日 沖縄島安和〉

学名種小名は『アンボン島の』の意。

タイプ産地がインドネシアのモルッカ諸島アンボン島なのでしょう。

タイプとは、生物の分類学において、ある生物の新種記載を行う際に、その生物を定義するための記述の拠り所となった標本(あるいは図解)のこと。

つまり本種の分類学上の出身地がアンボン島だということ。

もっとひらたくいうと、アンボン島に因んだ学名だということですね。

さてこの amboinensis という種小名を持つ生物は意外と多いです。

いかにも南国という感じの花や鳥、トカゲや亀にソフトコーラル。

そしてもちろん魚にも。日本産魚類だけでも7種います。

アンボン島は新種の宝庫といえる島だったのかも…。

ところで、本種は魚をクリーニングすることが知られています。

この特徴的な鮮やかな体色と模様は、標識色として機能しているのでしょうか。

つまり『わたし、掃除屋ですよ』ってアピールになっているのでしょうか。

この画像を撮影したときも、リュウキュウウツボをせっせとクリーニングしていました。

ところが、カメラを向けるとウツボを離れて一直線にカメラに…。

僕のカメラ、そんなに汚れてたのかな……。

 

コメント
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