Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

たまてばこ(クロスジリュウグウウミウシ属の1種)

2019-03-19 18:47:17 | ウミウシ

特に後半綺麗に晴れ渡った本日のやんばるです。

風は北寄りでヒンヤリしていましたが、日差しのおかげで心地よい一日になりました。

このまま明日も晴れ渡りそう。早朝に放射冷却するくらいに…。

そして風が南寄りになり、明後日には夏日になりそうな予報です。

風は北~北西。概ね晴れ。

■■

『L08-E1』

何を表す記号かわかりますか? これ、場所を表しています。ここから、というか地球から約3億キロ離れた小惑星上の場所を。

先月の22日、つまり2月の22日は『ニャンニャンニャン』で猫の日だったそうですが、この日の午前7時29分に、小惑星探査機『はやぶさ2』が小惑星『リュウグウ』へのタッチダウンに成功しました。はやぶさはタッチダウンの瞬間に弾丸を発射して、小惑星の表面を砕きサンプルを採取するのですが、その発射信号も確認され、採取にも成功したとみられています。

このタッチダウン、実はかなりドラマチックだったよう。

当初、はやぶさのプロジェクトチームは100m四方のエリアでタッチダウンさせるつもりでいたそうですが、リュウグウに着いてみるとその表面は岩だらけで、とてもそんな広い平地を見つけることは出来なかったのだとか。それでも詳細に探し、何とか直径20m位のエリアを見いだしたのだそう。そしてそこにタッチダウンをアシストするマーカーを投下。ところがこのマーカーの着地点がずれて…。

その結果、そのマーカーを使用するならば、直径約6mのエリアにタッチダウンさせなければならなくなりました。

そのエリアを表しているのが、前述の『L08-E1』というわけ。

約3億キロ離れたはやぶさを6mのスペースに着地させる。専門家でなくても、それがものすごく難しいことだと解りますよね。しかもはやぶさの全長が6mなんですよ…。

これを成功させたJAXAすごいなー、と深く思えたり…。

成功時の管制室からの中継で、カメラの前に『初号機とは違うのだよ、初号機とは!』と書かれた紙を掲げている研究者の方がおられました。これガンダム、それにエヴァですよね。こういうのを見ると愉しくなったり…。

『見せてもらおうか、JAXAの探査機の性能とやらを』とか心の中で呟いてみたり…。

この着陸地点は、『たまてばこ』と名づけられたそうです。

■■

さて…

〈フジタウミウシ科クロスジリュウグウウミウシ亜科クロスジリュウグウウミウシ属の1種 Nembrotha sp. 19年2月12日 沖縄島安和〉

小さなリュウグウ…。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする