Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

祭礼品(ヘリゴイシウツボ)

2020-01-28 18:27:55 | ウツボ科

最低・最高気温共に前日から一気に5℃ほど下がった本日のやんばるです。

一日を通してど~んよりとした冬特有の空模様になりました。

さらに明日、明後日と冷え込んでいきそうです。

しばらくの間は平年並みか平年より寒い日が続きそう。

今年の冬はここまで暖かい日が多かったので、身にしみます…。

風は北~北西。曇り。

■■

愛媛県新居浜市には、新居浜太鼓祭りという秋祭りがあるのだとか。鎌倉時代、あるいは平安時代が起源といわれ、『太鼓台』と呼ばれる山車の練り歩きが祭りのメインなのだそう。

日本三大喧嘩祭りの一つとしても有名で、150人で担がれる重さ約3トンの巨大な山車が54台練り歩くのだそうで、その姿は勇壮華麗であるのだとか。

山車は巨大なだけでなく、金糸で刺繍された飾り幕、あるいは雨を表している大きな房等、絢爛豪華なものなのだそうです。

で、その房ですが…

房(総)は、糸や毛などで組んだ紐の一端を束ね、その先を垂らし、花しべのようにしたもの。飾りとするもの。

日本では6世紀後半頃の古墳から、埋葬儀礼品として出土しているのだそうで、古くから装飾品や祭礼品として用いられていたようです。

神社などでは多く使用されていますし、身近なところでは数珠の装飾やお寺のお坊さんが座る座布団の端なんかにも見受けられたり。

もっと身近なところでは人形装飾や着物の帯留め、お祝いの水引が房飾りになっていたりもしますね。

房飾りが象徴するものは護符や保護で、それへの期待としてたたえているのだと考えられているのだそうです。

因みに房には様々なタイプがあるそうで、その専門店もあるのだそうですよ。

■■

さて…

〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属ヘリゴイシウツボ Gymnothorax fimbriatus 19年12月16日 沖縄島安和〉

学名種小名は『総のある』の意。

護符の象徴を名前に持つウツボ。

ですが見た感じ、どこにも総っぽいものがあるように思えないのですが…。

 

コメント
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