Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

フェルメール・ブルー(セナキルリスズメダイ)

2022-04-05 19:33:56 | スズメダイ科

先週末から一転、週が明けてから気持ちのいい青空の日が続いているやんばるです。

風はヒンヤリとしていますが、日差しがの鋭さの方が強く、寒さは感じません。

まだ数日この空模様が続きそう。

週末は雨交じりのようですが、気温は夏日になりそうな雰囲気です。

風は北東~東。晴れときどき曇。

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『ラピスラズリ』

ラズライトを主成分とし、複数の鉱物が加わった半貴石。しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空のような輝きを持つのだとか。

ラピスラズリは人類に認知され、利用された鉱物として最古のものとされているのだそう。

古代から宝石として、また顔料のウルトラマリンの原料として珍重されてきました。

ラピスラズリはラテン語で、ラピスは『石』の意、ラズリは現在のアフガニスタン・イスラム共和国にある鉱山の古名なのだとか。

つまりこの鉱山が古代のほとんどのラピスラズリの原産地だったということ。日本では産出しません。

旧約聖書で、モーゼがシナイ山で神より授かったとされる『モーゼの十戒』が刻まれた石版は、ラピスラズリだといわれていたりするのだそう。

さすが最古の宝石…って感じですね。

日本ではラピスラズリは『瑠璃』と呼ばれ、仏教の七宝の一つとされ、仏典にも瑠璃の記述があったりするのだそう。

ラピスラズリを原料とした青色顔料である天然ウルトラマリンは、画家のヨハネス・フェルメールが多用し傑作を残したことから、『フェルメール・ブルー』と称されています。

■■

というわけで、この子の青もフェルメール・ブルー…

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ルリスズメダイ属セナキルリスズメダイ Chrysiptera starcki 22年2月7日 沖縄島安和〉

画像はまだ幼い個体。

学名種小名は献名ですね。

最古の宝石のブルーを纏う魚です。

 

 

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