*ウサギのお部屋*

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福冨健一「日本共産党の正体」(2019)

2022年08月30日 | 
 
とても勉強になった。
結局何がどうなの? って思ってたからさ。
いいことも言ってるようにも見える。庶民に寄り添っているようにも見える。でも、ちょっと、ん? ってなる部分もある。
それを勉強させていただいた。
重複している部分もあるが、かえって復習になり、分かりやすくてよかったです。
私が思い出しながら書いてるので、間違ってるかもしれませんが、まとめておきます。
 
社会主義と共産主義の違い。
社会主義は、共産主義の第1段階、低い段階。仕事をして、その働きに応じてお金をもらう、だっけか? そこから上がると共産主義になる。こっちは、仕事をして、それとは別に必要に応じてお金をもらう、だっけか?
 
民主集中制。
自由に意見を出し合って、みんなで決める。そこまではいい。
しかし、一旦決まったことは、必ず実行しなければならない。個人的に賛成しなくても実行しなくてはならない。反対を表明してはならない。
引っかかるのはこういうとこだ。
こういうとこが、独裁なんだな。
 
三島由紀夫の共産党論は的確だ。
天皇を倒す的なとこ、そこがいけないんだよね。日本に合わない。
そこなんだ。
どうも、ほかの国の王様とか、王政とかと同列にしちゃってるところが、そこが残念な気がする。
今のあの方々がどうとかは、とりあえず置いておいてね。歴史的にね。
 
いい線いってるとこもあるんだよ。
日本が独立していない。アメリカに支配されている。いまだに。
ここは合ってるんだよな。
だから、まず独立を果たすことが大事。そこはいいんだ。
 
でも、なぜ? そこで反日になってくるのだよな。
天皇の部分もそうだし今の資本主義を倒して、今の政府を倒してという部分や、自衛隊を段階的になくしていくという部分も、そうして、どうするのかの対案がないところが弱い。
 
資本主義の次に社会主義・共産主義が来るという話は、科学的ではない。
もし本当に社会主義・共産主義の世が来るのだとしたら、じゃあ、その次は何が来る? とかまで論じないといけない。
 
本の内容は、
共産主義とは何か、党の歴史、それから、3人の革命家の物語(徳田球一・宮本顕治・不破哲三)、現在の綱領について。最後に、民主主義は闘って勝ち取るものという話。
という流れでした。
暴力革命のあたりも、なるほどなって思いました。
 
今の日本が全体主義まっしぐらだし、こういう考えを全く否定していない流れなのも、よく見えている昨今、勉強しておくのはよいと思いました。

そうだ、これを書かなきゃいけないのでした。さきの戦争が「侵略戦争」だったという論調。これが今の主な解釈として歴史教科書などで君臨しているじゃないですか。この辺は、彼らの勝利なんでしょうかね? もう既に教育の分野は牛耳っているということで。この辺も、訂正していかないといけない。

余談?
右とか左っていうのは、フランス革命のときに、何派が右に座ったとか左に座ったとかいうところからきてるんだって。ふうん。
 
余談2?
1、2、3、
A、B、C、
ア、イ、ウ、
のようなやつで、
イ、ロ、ハ、
ってのがあった。いいなあこれ。いろはで数えるのいいね。
いろは歌懐かしい。全ての音が入ってしかも意味のある五七五の歌になっているのとかすごいよね。
 
余談3?
カモフラージュのために全然違う名前の雑誌を作ってそこに載せるってのがあった。
カモフラージュのために全然違う名前にするってのは、最近やってます(笑)全然関係ないグループ名にして、そこで秘密の活動をしてます。