今日から“我慢の4連休”らしいのですが
旅行だの外出自粛だの言う前に4連休じゃないので
と、そこにクレームしたいのですが(苦笑)3連休の後に1日尊い労働をしてからのまた1日休み。今週は土曜出勤の週だったので偶々そうなったというだけなんだけどイマイチ休んでいない感じ
実際には1日中やりたいことをやって、眠くなったら寝て、お腹空いたら食べて、、、ぐうたらバンザイな楽しい休みを過ごしていたりなんかして(笑)
そんな中、ミュージカルのCDを聴きまくりました。内外問わずいろいろ、そして無性に恋しくなって愛しの君の歌声を久しぶりに
堪らんわ~~胸がキュゥ~ンってなっちゃう
実は久しぶりにミューナンバーにどっぷり浸かったのには訳があって……1年ちょっと前に出会ってしまった人がいるのですが、それ以来頭がシュワるほど悩ませてくれていまして・・・。歌唱力オバケとまで言われている程の歌うまさん。例えば440Hz基準としたらその中に発する声が全部収まってしまうというか声を全て周波数レベルの音符にできるので音感的なストレスを全く感じない・・・というか気持ち悪いほど音感に吸い付いてくるので心地がいい。言葉が音符として伝わってきて情景が心に突き刺さる。今まで感じたことのないこの感覚がどこから来るものなのか考えれば考えるほど分からなくなって。。。
じい、ミュージカルは演技重視派なので歌えるだけでは200%靡かない。もちろん歌える方が良いに決まってるんですけどね~~でも、カラオケバトルや歌唱力選手権の採点100点の歌は要らない。お作法に則って正しく歌っていて上手だけど没個性の歌、そういうのは学校用の教育CDあるいはデモテープでお願いしたい。だからといって中の人の個性アピール満載の歌も勘弁してほしいけど
これらは全て腹はいっぱいになるけど胸はいっぱいにならないのよね。まぁそういうのは論外として、歌重視のミュージカルも嫌いではないです。お気に入りのミュー俳優さんは結構いるし、“愛人”も複数抱えています(笑)歌える方々は音楽的な呼吸をしてくれるので聴いていて本当に楽!あまりにスーッと入り過ぎて引っかからない時があるので困ることもあるけれど・・・(ミューナンバーの歌詞はあくまでセリフなので)。ストプレをやってきた役者さんの場合は文章や言葉を大事にされる故なのか
音楽的な呼吸を華麗に無視してあり得ないところでぶった切るぶった切る!よくもまぁ平気でそんな非常識なことをやってくれるものだと感心してしまうというか……これ、褒めてますので誤解なきよう
音楽が心地よく流れていかなくて言葉で引っかかるんだけど、同時に日本語としては違和感なく入ってくるのでセリフとして自然に受け止められる。芝居の力で行間や余白を表現し言霊を心に届けることによって歌唱力の不足を凌駕する。だから演技派ミュージカルは堪らない!!!
ミュージカルは舶来物なので
言葉の壁は感じます。西洋の言葉は喋るだけで歌になるし音に乗りやすい。原詞で歌うと実感するけど変な引っかかりがなくて本当に自然。極端なことを言えば意識して演じなくても歌うだけで演じていることにできる。←実際はそんなに甘いものではないので悪しからず。西洋の言語を日本語にすると翻訳の問題も関わってくるので更に厄介だけど、そもそも言語的な違いがあるので音が乗りにくく無理やり感があちこちに
歌える方々も時として音を外すことはあるけど、それは外したのではなく感情が溢れ出たゆえの乱れで受け取る側は心を揺さぶられる。日本語の言葉の動きと音楽の音の動きが合わなくて(言語的に無理があるのでどうにもならない
)半音の半音の半音ぐらい
ん?と思うことがあったりするけど、女王や帝王、大御所と言われる人たちは周囲を飲み込む圧倒的な存在感のある歌唱力で強行突破してしまう。それはそれで誰もができることではないので凄いことではないかと
日本語でミュージカルを上演するということ……世界共通語である音楽で強行突破する、あるいは音楽面では多少目を瞑っても各ミューナンバーが伝えようとしているものを言葉重視で伝えていくことなのかなぁと考えたりなんぞしていたわけですが、一方で多くを望みすぎてはいけないのかなぁと思ったり
そんな時に出会ってしまったんです。その人の歌を聴いていると全くと言っていいほどブレる音がない。でもそれだけなら巧いというだけで何も残らなかったと思うけど、音が潤んでいる、音に色が見える、そして言葉では表現できない音の言葉が伝わってきたので、これはどういうことなのかと……声が好き、声量がある、じい的にツボる要素ではない。音を外さないであまりにも綺麗に歌われてしまうと逆に何も伝わっていないことが結構あったりするので苦手なはずなのに、そういうことが全く無くて抱えきれないほどのもので心を満たしてくれる。音楽的な呼吸なので聴いていて気持ちよくなるはずなのに気持ちが揺さぶられすぎて辛くてたまらない。以来ず~~~~っと、もうね、これ、何なんだと彷徨っている。そして無駄に考え込んで分かったこと、1つは海外キャストのミュージカルナンバーを聴いている時と同じ状態なんだということ。ただそれが日本語で成り立ってしまっているところはこれまた何なんだとループしていたりするのですが
もう1つは一緒に歌いたくない相手だということ。歌える方々の歌を聴いていると一緒に歌ったら気持ちいいだろうなぁと思う。一方で一緒に音楽をしたくないのは心を真に揺さぶられているんだなぁと……
受け止めるだけで精一杯だから。愛しの君がまさにそれなのでね
っていうか好きになるのに理由なんて必要ないんだけど(笑)答えのない答えを求め続ける限り、それでも答えを出すまでは、その音を浴び続けて沼っていくんだろうなぁ・・・