早朝に放送されたABCラジオのイベント倶楽部でっす
最初と最後にTRUE WESTのテーマ曲
プロモとかで流れているあの曲で始まって終わるという、TRUE WESTがドドーンと特集された放送でした。インタも充実していて良かったです
勝手に舞台の紹介とコメント程度だと思っていたので。内容的には先日のラジオと重なる部分がありましたが、補足されて広がった部分もあり。こういうインタを聞けば聞くほど早く観たくなってしまいます
内野さんと上田剛彦アナは初対面。初めまして~の挨拶から始まったのですが、またもや内野さんはオネム
の模様
「内野さんがスタジオに入った瞬間、めっちゃ場が明るくなる」と言われて「まだ~朝で起きていない(笑)」って……やっぱ朝イチの収録だったのかな
最初に舞台のあらすじ紹介があって真逆の兄弟というところから内野さん演じる兄・リーのキャラクターについて
「お兄さんのリーは無学、粗雑、乱暴、そういう粗雑な感じでアウトローで砂漠に住んじゃったりなんかして……ですよ。で、かたやその、オースティンっていう弟の方は、Ivy Leagueの大学を出て、もう本当にこう着実にお勉強して真面目に生きてきた青年なんですよ。脚本を書いていてシナリオを描いてある程度成功している……お兄ちゃんとしては全く無学だし~~字も書けないし~弟のそんな立派にね、学歴あって成功している姿、実はちと羨ましいぞ、みたなとこがあって、そんな二人がとあるきっかけで再会しちゃうんですよ、実家で」と説明。声や口調もさることながら何かその言い方がね~~内野さんのお人柄を表すようなチャーミングさがあって良いなぁって
兄弟のコンプレックス等々が見え隠れしながら物語が展開、そこに菅原大吉さん演じるハリウッドのプロデューサーが出てきたり吉村実子さん演じる母親が旅行から帰ってきて、そこで兄弟二人はどんな人生を選択するのか?と上田アナから説明されると「もう完璧です!!」と内野さん。もうぅ~~お茶目な他人事っぷり
「誰しも兄弟って、やっぱりどっかしらあの~羨ましいなちきしょうめっ!っていうところってあると思うんですよね、相手のこと。やっぱり何か良い点取ってきた、彼氏ができた、彼女ができた、とか一つ取っても、できてない方にはチクリと心の中を刺すというか、それで良かったじゃんとか言って笑顔で言ったりする……そういう局面ってたくさん兄弟とかってあると思うんだけど、この芝居も全くそれで、非常に根が深い、全く違う人生を選んだ故に根が深いところでお互いに見ていて、それが正しくない妄想のレベルかもしんないけど、相手のことをそう見ているところから、無理解から始まる会話劇なんで、そこでこうチクチクチクチク会話をしながら相手の心にこう、ね、うーん」と内野さん。兄弟のコンプレックスは兄のリーだけじゃなくて弟のオースティンの方もあって「複雑な深層心理が会話をしていくうちにもの見えてきて面白い会話劇になっていくんですけどね」とのこと。じい的には兄弟姉妹のこういうのは間接的にしか分からないんだけど、人の心に棲む生々しいという部分で捉えてもいいのかなぁ~と思ってみたり
菅原さん演じるハリウッドのプロデューサーについての話もあり。大吉さんって呼んでいらっしゃるのかな
「大吉さんは本当に素晴らしい役者さんなんで」と内野さん。思わずゴンゾウが頭を過った~~何だか嬉しかったです。「ま、プロデューサー役なんでね、ハリウッドのプロデューサー役っていうのを非常に作家のサム・シェパードさんは典型的なLAのプロデューサーっていう風に書いているので、かなりインチキ野郎という部分もあってですね(笑)まぁそれ以上に私の演じるリーっていうのもインチキ野郎なんですけどね」と……インチキ野郎コンビ???胡散臭さ満載とか
すっごく観たいわ~~こういうの(爆!)
更にサム・シェパード氏の戯曲について話が続き、「(アメリカで何度も上演されてきて)日本人も何度も上演しているような、海を越えても残るし時代を超えても残っているというものの凄さを感じてますね。こう読み込んでいくと非常に深くて、非常にその何ていうのかな、内面性を深く抉っているんだよね。(やっていくうちに)どんどん変わっていく感じですね。まだまだ抉れるというか開墾できるという感じに思いますね」とお稽古の様子やその時の感覚が伝わってくるようなお話も!そして先日のラジオに引き続きまたもや台本が登場
「やたら間っていうのが多くないですか。間って何なのっていう……間ですよね、ポーズっていう、そこだけ会話がストップしている状態。それがやたら多い芝居、つまり何なんだろうな~この間って最初は思ってたんですけど、読んでいくと確実にその、そこに、間に至るためにはこの二人はどんな会話を、どんな状態で会話をしてるんだろうってのを探らざるを得なくて、探っていくと、あ、なるほど、ここでこういう間ができるんだ、ここで気持ちの悪い間ができるんだっていうのが……この間を考察することで、考えることで会話の面白さが分かってくるというのがあるんですね」「(間といっても止まっているわけではなく心は動いているわけで)メカニカルに作られているのはそういうところで、確実に弟と兄貴の間で起こってなきゃいけないってのがあって、だからそう、裏を探って深~く、こう人生を、役の人生を育てていかないと良い間ができないんですよ、ハハハハ、いぃ~間が、そうそう(笑)」と、この前のラジオで出た話からさらに肉付けした内容になっていました。いや~~これは苦しみそうだけどやりがいはありそう
観る方も堪んないだろうな~~思いのやり取りがいっぱい!闘い甲斐がありそうだわ~
オースティン演じる音尾さんとの信頼関係もバッチリ!「舞台に上がったら徹底的にやろう」と言っているとか。あと、チラシの話が出て、ピザを食べ合っている二人、内野さんに至ってはピザからチーズがはみ出しそうな感じでがっついていると上田アナに言われてました
「これはイメージだから(笑)こんな感じ×8倍ぐらいの濃厚さですね、きっと(笑)」だって~~8の根拠は何?と突っ込みたくなるよーな
濃厚は大好物なので期待してますよ♪
「ホントに、兄弟関係って普遍的にあるじゃない、さっき言ったみたいに。憧れだったり嫉妬だったりっていう。そういうものがとても濃厚に描かれているから最終的に極端なシチュエーションになったりするんだけど、うわ、コレってあん時の俺と弟だよね~とか、何かたくさんそうやって思い出せる普遍的な感じがやっぱり大きいですよね。心理戦という意味でよくできているという。だから誰が観ても難しいというものはほとんどないという、ゼロですけど、時々出てくるアメリカの地名っていうのはあるんですけど、それは知らなくても大丈夫です(笑)だいたい、もう俺がこの本をやった時、開いた時にびっくりしたのは、砂漠に住んでいる兄貴のリーは……何だ砂漠って???みたいな。どうやって砂漠に住めるんだよ~みたいな。で、アメリカの演出家が来た時にどうやって砂漠に住めるんですかねぇ?と聞いたら、アメリカ人だって砂漠に住めるなんて信じている奴はいないよって言われて」と、これから観る者に安心させたいのか突っ込ませたいのか分からない感じになっていて……
しかもそんなことを言われてしまった内野さん、何と何とネットでアリゾナ州やテキサス州の砂漠の映像を見てみたとか
そしたら何もなくて気がついたらサボテン…みたいな感じで、住めるわけがない!と思ったそうです
だからそこから帰ってきたと言うリーはインチキ臭い
みたいな
アメリカ人演出家とのお仕事ということで「アメリカのリアリズムの演劇ってこういうアプローチでやるんだ~~なるほどなぁというのが結構ありますね」とおっしゃっていて、普段使っていない引き出しを使うこともあるとか。内野さん、上田アナに今度スコット・エリオット氏とお芝居をやったらどうかと無茶振りしてましたよ~~全然引き出しがないという上田アナでしたが「いえいえ、その人が引き出してくれますから、勝手に」と……ってことは内野さんの未知の引き出しも開いているということ
そういう質問が出て「それは開いてないと困っちゃう…ですね~」と答えていらっしゃいました。ドキドキしてきましたよ~~今まで見たことのない内野さんって
いつも新しいキャラクターとの出会いができる、そういう出会い方をさせてくださる内野さんだけど、それ以上の出会いがあるのかな
タイトルの「TRUE WEST~本物の西部~」という意味について
なぜそういうタイトルなのかも観たら分かると……「まぁアメリカ人にとっての西部というものはありますよね」と意味深な感じ?と思ったら「でもあんまり関係ないんじゃない」って、ちょっとぉ~~
日本人にとっての本物の侍とは?みたいなのに似ていると内野さんがボソッと……でも難しくはない、いたって単純な、面白い、コメディーにもなり得るような作品とのことです。あまり構えないで気軽に、でも深くていい作品だから観て~という感じなのかなぁ
地方公演ありということで大阪の話も……ってABCラジオは大阪でしたね~~忘れてた(笑)そのためのご出演デシタ
「大阪は特別お客さんがめちゃくちゃ盛り上がるっていうイメージがあるんで、大阪のお客さんはアメリカ人が多いんじゃないかという位あの~盛り上がるという記憶がありますから嬉しいですね」とおっしゃっていました。関西のノリとアメリカ人を結びつけるのはどうなのかなぁと思いましたが(苦笑)盛り上がり方が面白い
のは確かかも???
公演&チケット情報のお知らせが入って最後に内野さんからのメッセージ。「あの~~難しくない話で、誰しもこう、兄弟や姉妹がいる方なら、いや、いなくてもお友達とかの関係性みたいなのでも十分に楽しめるような作りになってて、本当にこう、ライブの演劇を観たなっていう気持ちにさせてくれるんじゃないかなって思うんで、ぜひぜひ一緒に楽しみましょう!ドラマシティです!!楽しみにしていてください」ということで放送終了~☆ちょぴっと、、、じいが思っていたことをおっしゃってくださったのが嬉しかったです。ドラマシティには行けませんが(爆!)楽しみにいきますよ~~関西方面の方々はぜひ!