MA3回目、本日がMY楽でございますぅ~~最後は玲奈ちゃんマルグでしめたいと思ったもので
お席はかな~~り前方だったんですけど、思いっきり端っこ
舞台を斜めから観るって感じで見にくい部分もあったんですけど、普段見えないものが見えたり、役者さんを360度見回すって感じで堪能できるので、結構楽しめるかも。
楽間近ということで、舞台は熱気に溢れてました
15日にも観てるので、そんなに日にちは経ってないと思うんですけど、その日と比べて勢いがあったというか……もちろん、演出的に弛みがあったり、もう少し整理してほしいかな?と思うところはあったんですけど、テンポ良く進んでいたので特に第2幕は、革命に対する善と悪が入り乱れてくる辺りがハッキリ分かってよかったと思いました。
ただ、歌というか、舞台の実力というか、ちょいと物足りなさも感じた…か
というのも、一昨日、エリザガラコンで本場の歌を聞いてしまったのでついつい比較してしまうんですよね~~なので、あの祐サマでさえ「こんなものだっけ?」なんて不届きなことを思ってしまい
でも、登場人物の心、セリフの意味を本当に理解できるのはこっちの舞台かな~と思ったり。。。演劇的なミューという面では日本のミュージカルも十分通用すると思うし。(ちゃんと演じられる人!という条件付きですけど~
)
涼風マリー:
今までさんざんなことを言いましたけど、今日は今まで観た中で一番良かったかな。第1幕の世間知らずな王妃も違和感なかったし、第2幕は演技が格段に深くなってたように思いました
王子と引き離されるところ、裁判で近親相姦の疑惑を投げかけられて「命に代えても息子を守り抜きます」と言った時の凛とした姿はハッとさせられました
と、ここで止めときたいんですけど、ゴメンナサイ
今後への期待も含めて言わせてくださいませ~~
特に第2幕がそうなんですけど、母親としての強さ、優しさ、王妃のプライドがちゃんと表現されてるところはいいんです
第1幕とのワガママ王妃とのバランスも取れてると思うので。でも、アントワネットの魅力ってそれだけじゃないと思うんですよ。一人の女性としての魅力があるからこそ当時も、そして時を経ても愛されるわけで……それを表現できるのがフェルセンとの場面
この場面がダメダメでして
ま、お気に入りの役者さんと上手く絡んでくれない人はダメ
という、じいの勝手な思いも含まれてるんですけど、それにしても、もう少し何とかならないものかと。。。フェルセンに手を差し出すところや話し方がすんごく段取り的
ハッキリ言って観ててイライラします。ここで少しでも共感を呼ぶような普通の女性としての振舞いを感じさせてほしいんですよ。その方が、2幕で王妃として生きることを選ぶ覚悟が強調されると思うんですけどね~~第2幕で悲劇部分の振り子だけ振ってもダメ!同じくらい前段階に大きく振らないと。。。
笹本マルグリット:
玲奈ちゃん、やっぱり楽近くの方が歌も演技も深くなってる気がしました。「100万のキャンドル」、じいは笹本マルグの方が好きですわ。ちゃんと曲の表す雰囲気を作ってるんですよね~~悔しい気持ち、負けないという強い気持ちとか
そういう空気を作ってくれると目が離せなくなるんですよ。あと、マダムラパンとの絡みも、いい様にあしらわれたり構われたりする時の表情が面白くて……ちょっとした表情や雰囲気が作り出せるところは笹本マルグの魅力
じいのお気に入りの所以
今日、じいを釘付けにしたのは第2幕、フェルセンとマリーが今生の別れをするシーン……ルイ王子とマリー・テレーズを連れて行くところで二人の様子を振り返って見てるんですよ。その視線にいろんな気持ちが表れてたように感じて……共感、哀れみ、後悔。。。マルグリットの複雑な感情がどっと押し寄せてきて、じいは久々に身震いする演技に遭遇
井上フェルセン:
今日のお席、井上クンの背中を見てることが多かったんですけど、場面によったら結構視線がこっちに向いていて、お姉さんは困ってしまいましたわ
特に第1幕、気球の場面でマリーが下手側に立って、その後ろにフェルセンがいるので「すべてをあなたに」を歌う時の視線がバシバシこっちに来ちゃって
「きゃぁ~~ダメダメ
これ以上困らせないで~~そんなに見つめられても、じいには既にたった一人のお方がいるから無理なのよぉ~」スミマセン
アホ発言でした
ま、MAは懺悔すると、井上フェルセンに癒されに行ってた部分はあるんですけど
ただし!今回はダメ出しさせてくださいな
ツメが甘い
第2幕、王妃の手紙がラブレターじゃないことを知った時の叫び、今日の席からは背中を見る感じになって、それでもちゃんと気持ちは伝わってきたからいいんですけど、その後の「なぜあなたは王妃なのか」をキッチリ歌ってたのは引いちゃいました
ミュージカル特有の突然歌って踊る感覚と同じ。。。歌自体は良かったけれど、急にちゃんと歌われても……ねぇ
最初の部分は歌えなくてもいいと思うんですよ。そのくらい熱演してくれた方がしっくりくると、じいは思うんですけどね~~
石川ルイ:
今日はやられました。泣いちゃいましたよ
2幕で「鍛冶屋になりたい」の歌も今まで一番良かったんですけど、じいの涙腺を刺激したのがその後にマリー&マルグリットが「流れ星のかなた」を歌った時。ルイ王子を抱きしめて、お眠のマリー・テレーズを優しく抱きかかえる時の仕草、表情が優しい父親そのもの……すっごい愛情が感じられてウルウル
ルイ16世って、ホントいい人だったんだなぁ~というのが分かって、その魅力を感じると同時に運命の残酷さを思って切なくなってしまいました。
土居アニエス:
革命を冷静に見つめて、人としての正しい道を説く……今回はそういう役割がちゃんと役の中で表現できていたように思いました
第2幕で「世の中を変えるためには人間を尊重しないとダメ」というセリフ、突き刺さりましたね~~すんごい強いメッセージ
ただ、やっぱりもう少し達観した、聖なる感じを出してもらえるといいかな
第1幕でマルグリットと出会うところ、「必ず幸せになれる」と言うようにマルグリットの肩に手をのせる仕草があるんですけど、バズーカで歌って力強くマルグリットを引き寄せても暑苦しいというか
もっと懐の大きい感じがあったらなぁ~と思ったり。。。
山路ボーマルシェ:
今日も絶好調な狂言回しっぷりで
すんごく自然にキャストに絡んだり場面に入ってたりして、不自然なところは全くなくて……アドリブもちょいと復活
塩ちゃんに「俺の歌の時は早く指揮をするのに、あなたがお気に入りの恋の歌の時なんてゆったり振っちゃって~」と絡んでました
そうそう、今日は下手の端っこだったので、ボーマルシェが舞台を眺めてるシーンではじいのすぐ横の花道にずっといたんですよ。じ~~っと見つめてるのもどうかとは思ったんですけど、すんごい気になってしまって(お前が気にしてどうする?)チラチラ見ちゃいました
これが萌え~~
な人だったら変に思われようとガン見なんですけどね
高嶋オルレアン:
歌も演技もキレがあって良かったです。やっぱりオルレアン=高嶋兄じゃないと、というところまでは思えないところはあるんですけど、存在感はあったし、オルレアンが革命側にくっついて動いている面はよく分かったので、前回よりは違和感はなかったです
山口カリオストロ:
今日のお席、もしかして“祐サマ席”って思うことが
下手側の立ち位置が結構多くて、歌の時も視線がこっちに飛んできて……ファンの方はたまらないんだろうなぁ~なんて思いながら見てました
(ここでふと思ったのがエリザ
下手は閣下席なんですよね~~今日のお席だと溶けること間違いなし
)端っこの席、思わぬものが見えちゃったりするんですよ
ヴァレンヌ逃亡のシーンで小さな馬車を相手にやりたい放題、朗々と歌う祐サマ……じい的には笑いのツボなんですけど(ファンの方、ゴメンナサイ
)この曲が始まった時の祐サマ、袖の方を向いていててノリノリでリズムを取ってる~~
テンポのいい曲なんですけど、すんごく楽しそうで……センター付近に座ってると絶対に見れない貴重な
姿。。。ま、じいの笑いのツボをますます刺激して肩を震わせて笑ってたんですけど
あと、カテコで役者さんたちがオケボに拍手するところで、祐サマがゆっくりとパチパチって手を叩いてたら、塩ちゃんもそれに合わせてゆっくりパチパチ……遊べる人たちですなぁ~~
井上クンに浮気をしてしまったMAですが
さすがに縦断公演を追いかけていく愚行はできないです
でも、凱旋公演では会えないんですよね~~(ヲイヲイ
)凱旋公演は……微妙かな
行くとは思うけど、フェルセンがねぇ~~ちょいと苦手な方なので
ただ、その分オルレアン公に浮気する可能性あり……って、じい、もしかしてマクヒースか?
さてさて、これで今年の観劇は終わり
え~~と、全部で59公演
いろいろありましたけど、無事に観倒すことができました。来年は確実に観劇数は減ると思いますけど(ホントか??)頑張りますよぉぉ~~