前日まで早退or有給にするか迷っていた今日の観劇(行かないという選択肢は…ないです
)でしたが、結局休んで行っちゃいました~~
ふと気づいたんですけど、記念すべき
今年度50公演目の観劇でした
ではでは早速……あ、最初にご注意
ネタバレ大ありなので、まだ知りたくな~いという方は引き返してくださいね。あと、言いたい放題になってますので、“特に”祐サマ&浦井クン命
という方も覚悟が必要かも、です。
今日のお席は3列目通路側という、初見にしてはとんでもない場所でして
ヴァンパイアの皆さん、市村さん、浦井くん、剣持さん……いろ~~んな人がじいの横を通っていかれました。浦井くん&剣持さん、かわゆい~~
祐サマ、何度も舞台でお会いしているのに、こんなに間近なのは今回が初
いや~~何だかんだいってもカッコイイですね
マント姿もお似合いだし。1幕は客席から登場でしたが、祐サマをめちゃめちゃ近くで堪能したい方は下手側がオススメ
浦井クン&剣持さんは上手&下手両方に来てくださるので、どちらでもOK、駒田さんの誘惑~
な視線が欲しい方は上手最前列ですね~~あと、吉野圭吾さんを堪能したい方は上手かな。じいは上手側だったので、吉野さんの怪しい視線を何度かキャッチ~
じい的には喜んでいいものか微妙…だったんですけど(ファンの方、ゴメンナサイ
)
ストーリー展開は、単純明快
最後のオチも予定通りでした。ヴァンパイアの城から逃げ出したアルフレッドとサラが踊るところで、既に「もしかしたら…」って思ってたんですけど、本当にその通りになっちゃいましたわ。実は吸血鬼になってたサラにアルフレッドが噛まれて最後は皆でヴァンパイア~~踊っちゃえ~~ですから。ラスト、祐サマ扮するクロロック伯爵のあっかんべー姿が描かれた大きな垂れ幕がドド~ンと出てくるところ、爽快な(でも、深いのかしら??)笑い~~でした。何と言っても、じいにとっては祐サマの存在自体が“笑いのツボ”なので
←ファンの方に殴られそう
そうそう、垂れ幕って言えば、冒頭で「TANZ DER Vampire」のロゴの垂れ幕が下りてくるんですけど……これは正直勘弁かな。M!の演出とそっくりなんだも~~~ん
あ、でも一応はマジメに考えさせられた部分もあったんですよ。サラがクロロック伯爵に惹かれて城に行った理由やヴァンパイアになることの意味……父親の束縛から抜け出して、大人扱いされて自由に生きたい娘、そんな彼女に忍び寄る“大人の男”の象徴でもあるヴァンパイアな伯爵。ヴァンパイアになるって、一見すると怖くて不幸なことかもしれないけど、伯爵曰く「永遠の命」を与えることであり、人間の生きることの悩みから自由に解き放たれることになる。でも、同時にヴァンパイアにも苦悩はある……生きることって何だろうなぁ~なんて、漠然と、でもふか~~くふか~~く考えさせられる内容ですわ。
以下、キャスト感想。
山口クロロック:
“俺様”っぷりは健在
コウモリの羽を背負って登場された時は、美川憲一とイイ勝負か
なんて
2幕の舞踏会では電光
キラキラ
なセットが登場
伯爵の衣装もラメやレースでキラキラ
はなかったけど結構ゴージャスな模様が入ってて、さながら宝塚の男役状態
これ、ヅカでやったらどうよ?なんて不届きなことを思ってしまいましたわ
不届きと言えば、じいの妄想炸裂。2幕目は黒髪でそうでもなかったんですけど、1幕の伯爵のカツラが銀髪(照明効果のせいなのか
)、後ろ姿は……そうなんですよ
あの役を彷彿させてしまうんですよね~~先週はじいの大本命な
お方の「なんちゃって」なお姿を見ていたので幻影が……
封印するって、卒業するって決めたのに、やっぱり簡単には断ち切れないものですね~~ヴァンパイアの集団が踊ってるところでも思い出しちゃったし、パンフに寄せられている各キャストへのメッセで、あの方が思い出話を書かれてるのを見ると心グサッ
だし。傷は深い……でも頑張れ、ヘタレじい
失礼しました
本題に戻りまっす。祐サマ、朗々と歌い上げるお姿は文句のつけどころはございませんですぅ~~祐サマの歌を聴くたびに思うんですけど、歌で感情を表現できる方なんですよね
秀逸だったのは2幕の「抑えがたい欲望」……ヴァンパイアの悲哀や獰猛さ、残虐性等など、複雑でちょっぴり切ない気持ちを表現されてて、じいは心を奪われてしまいました。ただね~~あの「手
」 さえなければ……あははは~~
あと、某演目でも「躍らせてはいけな~~い」って感想を見たことがあるんですけど、めちゃめちゃ納得しちゃいました。ラストのヴァンパイアたちの饗宴、手拍子……歌だけに専念してくださいませ
市村アブロンシウス(教授):
毎週、「マイボス・マイヒーロー」を見てるんですけど、ニヒルでちょいとお茶目なオジサマのイメージは皆無
愉快でマヌケな教授っぷりを楽しませていただきました
無意味に一生懸命なところが可笑しいんですけど、決して天然というわけではなくて、ちゃんと考えて計算しつくされた真の演技力で笑わせていらっしゃるのは凄い
の一言
ただ、今のじいには物足りなかった部分も……メタマクの“映像的・マンガちっく”なコテコテのお笑いにどっぷり浸かってた(浸かってる?)わけだから仕方ない!許してくださいませ~~
教授の存在感、決して目立つ役ではないけど、実力がある人じゃないと務まらないと思うんですよね~~「人類のため」の早口な歌いっぷり、お見事~~滑舌も文句なしで歌詞もしっかり聞き取れるし、ホント、素晴らしかったです~~歌い終わった後にカテコっぽく客席にお辞儀して煽るところ、GJ
浦井アルフレッド:
ルドルフ以外の役でお会いするのは初めて
ホント、花がある人なんですよね~~浦井クンは
ヴァンパイアに怯える姿は放っておけない感があってカワイイし
ただし!ちょいと毒を吐かせていただくと、もう少し表現力のある歌い方をしてもらえると……存在自体はオーラを放っているのに、それに見合うだけの演技力であったり、歌唱力であったり、そういった“力”が足りないような
まぁ、“力”は今後の努力次第で何とでもなるもの
成長を見守りたいな~~なんて、ママっぽいことを思ってしまいました。あ、最後のサラと抱き合って舞台を転げ回っての濃厚
なキスシーン、じいは別の舞台のシーン(お分かりの方いらっしゃるかな?
)を思い出して、それと比較すると、まぁ、なんて健全なラブシーンかと。。。
剣持サラ:
もう~~言わせてぇぇ~~
「しずかちゃん」かと思いましたよぉぉ~~
ヴァンパイアのお城から逃げ出した後の歌でも「お風呂にも入れるわ~~」なんて
異常にでっかい身体を洗うスポンジ&シャボン玉、じいのツボだったんですよね。シャボン玉、実は別の妄想も頭を過りました
リンスはお湯に溶かして使え~~ってね
とにかく~~お風呂好きなサラちゃん最高
1幕でクロロック伯爵に惹かれる経緯、ちょいと分かりにくかったかな
うるさい父親の監視から自由になって大人の女性になりたいって気持ちは伝わってきたし、アルフレッドのこともまんざらではないっていうのは理解できましたけど、やっぱり伯爵の城に行かないと
っていう気持ちや行動に唐突感があって……2幕は良かったんですよね。伯爵にレディ扱いされて、自由にさせてもらって嬉しい気持ちが溢れてたし、最後にアルフレッドに噛みつくまでのシーン、オンナの情念、怖さを感じてゾクゾクしちゃいました
吉野ヘルベルト:
あのぉぉ~~この3ヶ月間、じいは何度舞台でオトコのお尻に出会ってきたことか……
まさかヴァンパイアでも堪能
できるとは
バラのタトゥーの付いたお尻……多分、「判決を言い渡す」よりも、「バーミヤンへようこそ」よりも、そして「みちのくひとり旅」よりも、とにかく、どのお尻よりもエロティックだったように思いましたわ。本気で目のやり場に困りましたもん
ちょいと、いんや、かなりオカマちゃんなヘルベルト、めちゃめちゃ楽しかったです
ヴァンパイアの舞踏会の場面……クロロック&サラの素敵なダンスを堪能したいのに、舞台上手側でアルフレッドに
してるヘルベルトが可笑しくて目が離せないんですよね~~もう、どっちを見ていいのか迷っちゃいましたわ。
ヴァンパイア、アルフレッド&サラを別の組み合わせで見てみたいところなんですけど、通いつめるにはちょいと迷うところかな。お手頃チケか、掘り出し物があれば考えてみるか…