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自分は読書をする前に、目次を熟読する。
目次を無心で読んでいると、自分の物語が勝手に浮かんでくるので、自分の「仮想の物語」を勝手に作る。
その後で本を読み、自分の仮想の物語と書き手との照合をはかる。
自分のイマジネーションを遥かに超えたものを(それは自分の内的世界を広く深くしてくれたものだ)、自分にとって学びの多かった本と位置付け、ふと目に入る範囲の本棚に配置していく。神棚に奉納するよ . . . 本文を読む
勝海舟が
「智慧の研究は棺の蓋をするときに終わるのだ。」
と言っているのが好きだ。
今この時点で、せっかく運よく死なずに生きているのなら(それ自体で、実はかなりの幸運の持ち主だ)、棺の蓋が閉まるまで、ありとあらゆる角度から可能性を追求していけばいいんだと思う。
■勝海舟「氷川清話」
『主義といい、道といって、必ずこれのみと断定するのは、おれは昔から好まない。
単に道といっても、道には、 . . . 本文を読む