新年あけましておめでとうございます。
(写真は、学生のときに登った、八ヶ岳の赤岳山頂からの朝日です。)
なんだかんだで2010年ですね。
今年は病院の仕事で当直やらでバタバタしてて、お節も食べず初詣も行かず、今に至ります。
というか、医者になってから、正月はいつも病院にいたことに気づきました。
別にworkaholicでもなんでもないんですが、下っ端のときは正月にいるのは当然だったですし、それ以外でもジャンケンで負けたり、担当の患者さんが具合悪くなったりして、まあそんなこんなで正月気分を長らく7年近く味わってません。
ただ、今年4月からは医学系研究科の大学院生になり、医師と学生の2足のワラジになります。外来のアルバイトをしながら、臨床・研究に励むというスタイル。院生になると少しは時間ができるかなぁ。
僕の中で、「忙しい」って言葉は自分を呪縛する力があるので、なるべく使わないようにしているNGワードですが(←「クイズ年の差なんて」より。懐かしいなー。ゆうゆとか出てたなぁ。)、仕事上、時間の束縛が多いのはしょうがないんですよね。別に「忙しい」とは全然感じてませんし。
(→『「忙しさ」について』(2009-08-19))
・・・・・・・
そうは言っても、家に帰ったときはテレビやDVDを見る正月でした。
以前購入して見てなかった『NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX』(2004年放送)は、すばらしく感動した!ありがとうNHK!
地球が46億年に生まれ、そこから人類が登場する今までを、全6巻で映像化しています。CGも本当に美しいし、製作者の熱い思いを感じる素晴らしい番組でした。
2004年にテレビでやってたんでしょうが、当時は研修医でバリバリ働いててテレビ見る時間なかったなー。
『第1集 生命の星 大衝突からの始まり』が一番衝撃だったかも。
40億年前に巨大隕石で海が全部蒸発しちゃって(全海洋蒸発)、太陽のように高熱化した地球の映像とか、原始地球の映像は神秘的で感動的。
その果てに人類が生まれたのって、ほんと偶然だし奇跡です。
=============
(1巻目だけダイジェストを。)
=============
46億年前、原始太陽を取り巻くチリやホコリから、現在の水星~火星の間に20個の小惑星ができた。当時の原始地球は今の地球の10分の1の大きさ。
その20個の小惑星が1000万年かけて衝突・合体を繰り返して、現在の水星、金星、地球、火星になった。
水星は1~2個、金星は8個、地球は10個の合体でできた(火星は一度も衝突してない)。
偶然に一番多く衝突・合体した地球が、水星~火星の中で最大の大きさになった。重力が丁度よくて、水やガスが宇宙空間に逃げず、現在に至る空気や海ができた。火星も当時は海があったけれど、サイズが小さいせいで重力も小さく、水は全部宇宙に逃げてしまった。
地球周りを漂う星の衝突の破片が合体して「月」ができた。
地球に直径500km近くの天体が衝突した。5000kmくらいのクレータができて、高さ10kmの地殻津波が地球を飲み込む。海は一瞬で全てが蒸発した。これを「全海洋蒸発」と言うらしい。地球は6000度近くの火の玉の惑星になった。
海に生息していた原始生命はほぼ完全に絶滅したけれど、地下1000メートル以下の深海にいた生命体は生き延びた。
その原始生命の最果てが、今に至るヒトへとつながる。
=============
例えとして、地球が生まれた時(46億年前)を2009年正月、この今の時間を2010年正月として、地球誕生から今までを365日1年のカレンダーで対応させてみます。
そうすると、人類が登場したのは12月31日23時57分!ほんの3分前!
人生を60年くらいとすると、0.5秒に過ぎない!
まばたきしてる間に人生終わっちゃいます。
ヒトの悩みなんて、ほんとたいしたことないわー。
ヒトの祖先であるホモ・サピエンスは20万年前に生まれたんですが、当時はそれ以外にも20種類近くのヒト科はいたみたいなんですよね。
ただ、今に至るまでに全て絶滅してしまって、ネアンデルタール人が絶滅したのは2万年前で、ある意味、すごく最近な気もします。
他に、『宇宙 未知への大紀行 DVD SPACE BOX』っていうのも途中まで見ましたが、これはまあまあですね。DVDで繰り返して見るって程ではなかったかな。
宇宙関係で言えば、それよりも年明けにNHKでやってた地球ドラマチックスの『プラネットツアーズ ~太陽系の果てまで8兆キロの旅~』の再放送は、映像も素晴らしくて感動した!
そんな感じで、年明けから宇宙とか人類の進化とか、140億年~46億年近く前のことと悶悶と考えてたんで、今年はそういう年になる予感もします。
宇宙の始まり、地球の始まり、生命の始まり、ヒトの始まり、医の始まり・・・、全てのものには始まりがどこかにあって、そこから学ぶっていうのは広い意味での歴史ですね。
歴史の観点で、医学、数学、物理学、宗教学、哲学・・・とかを通して勉強してみるのは意外に面白い。横糸に対する縦糸ですね。
ということで、2010年も色々勉強したい。
3日で本1冊と考えても(そんなに読めないけど)、年間120冊くらいしか読めないし、残りの人生が40年くらいとしても、残りの人生、上限でも4000冊くらいしか読めない!
仕事の専門書もその中に入るとすると、趣味の本は更に少なくなるかなぁ。新年から妄想が膨らみます。
妄想はそれくらいにして、去年と同じように2010年も1日1日を大切にして、出会う人1人1人とちゃんと向きあいながら過ごす年にしたいです。
今年もよろしくお願いします!
いい刺激を、お互いに行ったり来たりさせましょう!
(写真は、学生のときに登った、八ヶ岳の赤岳山頂からの朝日です。)
なんだかんだで2010年ですね。
今年は病院の仕事で当直やらでバタバタしてて、お節も食べず初詣も行かず、今に至ります。
というか、医者になってから、正月はいつも病院にいたことに気づきました。
別にworkaholicでもなんでもないんですが、下っ端のときは正月にいるのは当然だったですし、それ以外でもジャンケンで負けたり、担当の患者さんが具合悪くなったりして、まあそんなこんなで正月気分を長らく7年近く味わってません。
ただ、今年4月からは医学系研究科の大学院生になり、医師と学生の2足のワラジになります。外来のアルバイトをしながら、臨床・研究に励むというスタイル。院生になると少しは時間ができるかなぁ。
僕の中で、「忙しい」って言葉は自分を呪縛する力があるので、なるべく使わないようにしているNGワードですが(←「クイズ年の差なんて」より。懐かしいなー。ゆうゆとか出てたなぁ。)、仕事上、時間の束縛が多いのはしょうがないんですよね。別に「忙しい」とは全然感じてませんし。
(→『「忙しさ」について』(2009-08-19))
・・・・・・・
そうは言っても、家に帰ったときはテレビやDVDを見る正月でした。
以前購入して見てなかった『NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX』(2004年放送)は、すばらしく感動した!ありがとうNHK!
地球が46億年に生まれ、そこから人類が登場する今までを、全6巻で映像化しています。CGも本当に美しいし、製作者の熱い思いを感じる素晴らしい番組でした。
2004年にテレビでやってたんでしょうが、当時は研修医でバリバリ働いててテレビ見る時間なかったなー。
『第1集 生命の星 大衝突からの始まり』が一番衝撃だったかも。
40億年前に巨大隕石で海が全部蒸発しちゃって(全海洋蒸発)、太陽のように高熱化した地球の映像とか、原始地球の映像は神秘的で感動的。
その果てに人類が生まれたのって、ほんと偶然だし奇跡です。
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(1巻目だけダイジェストを。)
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46億年前、原始太陽を取り巻くチリやホコリから、現在の水星~火星の間に20個の小惑星ができた。当時の原始地球は今の地球の10分の1の大きさ。
その20個の小惑星が1000万年かけて衝突・合体を繰り返して、現在の水星、金星、地球、火星になった。
水星は1~2個、金星は8個、地球は10個の合体でできた(火星は一度も衝突してない)。
偶然に一番多く衝突・合体した地球が、水星~火星の中で最大の大きさになった。重力が丁度よくて、水やガスが宇宙空間に逃げず、現在に至る空気や海ができた。火星も当時は海があったけれど、サイズが小さいせいで重力も小さく、水は全部宇宙に逃げてしまった。
地球周りを漂う星の衝突の破片が合体して「月」ができた。
地球に直径500km近くの天体が衝突した。5000kmくらいのクレータができて、高さ10kmの地殻津波が地球を飲み込む。海は一瞬で全てが蒸発した。これを「全海洋蒸発」と言うらしい。地球は6000度近くの火の玉の惑星になった。
海に生息していた原始生命はほぼ完全に絶滅したけれど、地下1000メートル以下の深海にいた生命体は生き延びた。
その原始生命の最果てが、今に至るヒトへとつながる。
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例えとして、地球が生まれた時(46億年前)を2009年正月、この今の時間を2010年正月として、地球誕生から今までを365日1年のカレンダーで対応させてみます。
そうすると、人類が登場したのは12月31日23時57分!ほんの3分前!
人生を60年くらいとすると、0.5秒に過ぎない!
まばたきしてる間に人生終わっちゃいます。
ヒトの悩みなんて、ほんとたいしたことないわー。
ヒトの祖先であるホモ・サピエンスは20万年前に生まれたんですが、当時はそれ以外にも20種類近くのヒト科はいたみたいなんですよね。
ただ、今に至るまでに全て絶滅してしまって、ネアンデルタール人が絶滅したのは2万年前で、ある意味、すごく最近な気もします。
他に、『宇宙 未知への大紀行 DVD SPACE BOX』っていうのも途中まで見ましたが、これはまあまあですね。DVDで繰り返して見るって程ではなかったかな。
宇宙関係で言えば、それよりも年明けにNHKでやってた地球ドラマチックスの『プラネットツアーズ ~太陽系の果てまで8兆キロの旅~』の再放送は、映像も素晴らしくて感動した!
そんな感じで、年明けから宇宙とか人類の進化とか、140億年~46億年近く前のことと悶悶と考えてたんで、今年はそういう年になる予感もします。
宇宙の始まり、地球の始まり、生命の始まり、ヒトの始まり、医の始まり・・・、全てのものには始まりがどこかにあって、そこから学ぶっていうのは広い意味での歴史ですね。
歴史の観点で、医学、数学、物理学、宗教学、哲学・・・とかを通して勉強してみるのは意外に面白い。横糸に対する縦糸ですね。
ということで、2010年も色々勉強したい。
3日で本1冊と考えても(そんなに読めないけど)、年間120冊くらいしか読めないし、残りの人生が40年くらいとしても、残りの人生、上限でも4000冊くらいしか読めない!
仕事の専門書もその中に入るとすると、趣味の本は更に少なくなるかなぁ。新年から妄想が膨らみます。
妄想はそれくらいにして、去年と同じように2010年も1日1日を大切にして、出会う人1人1人とちゃんと向きあいながら過ごす年にしたいです。
今年もよろしくお願いします!
いい刺激を、お互いに行ったり来たりさせましょう!
今年もいろいろ楽しくやりたいですね。
たしかに、本も数えてみると生涯で読める量なんて知れてますね。
正月休みにムーたちをじっくり読み返しました。笑えるうえに、よく考え付くなあ・・・といまさら思わされたり。青い鳥も近々読みたいです。
あの時の雲海とご来光はほんとすごかった。
取り急ぎ、追記までに!
2009年は、一緒に山登りを経験させてもらってうれしかったです。山を登るということがどれほど大変である反面、すばらしい景色や空気、人々と出会えるかを知ることができました。
写真美しい。
今度登るときは、もっと基礎体力を温存して臨みたいですね。また懲りずに登ってください。
そんなこんなの2010年ですが、今年もよろしく!!
あけましておめでとうございます!
ムーたち!
面白いでショー。あの漫画はほんと名作だと思う。漫画の進化度合いはすごい。
文字情報に加え、イメージが映像で表現できるってのが、相乗効果を生めば深みを増すんでしょうな。
八ヶ岳の写真、そうですよー。一緒に登山したときのです。
あのとき、景色素晴らしかったよねー。
>>>>>ShinK様
あけましておめでとうございます!
そういえば、いっしょに登ったよねー。でも、結構具合悪くなってしまってたから、次はベストコンディションで!
あと、日々の体力つくりは欠かせませんね。僕もなるべく動くよう努力しとります。
今年もよろしく!!