伊藤靖朗(いとうやすろう)さんが脚本・演出されている舞台芸術集団 地下空港。
新作音楽劇『赤い竜と土の旅人』が3/3-3/13の間で<すみだパークスタジオ倉>にて開催されています。
先日行きましたが、本当に素晴らしかった!
生声の力というものを痛感した舞台でした。
最初はお客さんと観客との間に被膜があったのですが、ある女優さんの声でその被膜ははじけ、場が一体となったのを、空間の密度や粘性のようなもので感じました。
舞台を構成するのも極めてシンプルです。
極限までシンプル化された道具により、自然や超自然的なものを情感巧みに表現されていた。その工夫は素晴らしかったです。
個人的に、過剰な装飾は余白がなくなるので好みではないのですが、能舞台に通じるシンプルで抽象的な空間には自由を感じました。
役者さんひとりひとりの声質も素晴らしく、最初はまだ空間になじんでなかった役者さんの声も、共に歌うプロセスの中で、互いの身体が共鳴し始め、場全体とも共鳴しだしました。
最後は場全体の大きな力でグイグイ引っ張られる感じ。それがまたとても心地よいものでした。役者さんたちも、何か練習の時とは違うものを引き出されたような、不思議な表情をしていたのが気に入りました。温泉後の湯上りのような。
伊藤靖朗さんの物語世界に引き込まれ、あっという間に終わった感じです。
竜に象徴されるもの、赤と黒のシンボル・・・いろいろとイマジネーションをかきたてられる素晴らしい音楽劇でした。
まだ公演は続いていますので、お時間あう方はぜひ行ってみてください。
芸術や人間の力強さを改めて感じさせてくれる舞台です。
▼新作音楽劇 「赤い竜と土の旅人」公演情報
▼「赤い竜と土の旅人」 クラウドファンディング
●舞台芸術集団 地下空港 HP
新作音楽劇『赤い竜と土の旅人』が3/3-3/13の間で<すみだパークスタジオ倉>にて開催されています。
先日行きましたが、本当に素晴らしかった!
生声の力というものを痛感した舞台でした。
最初はお客さんと観客との間に被膜があったのですが、ある女優さんの声でその被膜ははじけ、場が一体となったのを、空間の密度や粘性のようなもので感じました。
舞台を構成するのも極めてシンプルです。
極限までシンプル化された道具により、自然や超自然的なものを情感巧みに表現されていた。その工夫は素晴らしかったです。
個人的に、過剰な装飾は余白がなくなるので好みではないのですが、能舞台に通じるシンプルで抽象的な空間には自由を感じました。
役者さんひとりひとりの声質も素晴らしく、最初はまだ空間になじんでなかった役者さんの声も、共に歌うプロセスの中で、互いの身体が共鳴し始め、場全体とも共鳴しだしました。
最後は場全体の大きな力でグイグイ引っ張られる感じ。それがまたとても心地よいものでした。役者さんたちも、何か練習の時とは違うものを引き出されたような、不思議な表情をしていたのが気に入りました。温泉後の湯上りのような。
伊藤靖朗さんの物語世界に引き込まれ、あっという間に終わった感じです。
竜に象徴されるもの、赤と黒のシンボル・・・いろいろとイマジネーションをかきたてられる素晴らしい音楽劇でした。
まだ公演は続いていますので、お時間あう方はぜひ行ってみてください。
芸術や人間の力強さを改めて感じさせてくれる舞台です。
▼新作音楽劇 「赤い竜と土の旅人」公演情報
▼「赤い竜と土の旅人」 クラウドファンディング
●舞台芸術集団 地下空港 HP