東京国立博物館の開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」
を見た。
5月18日まで!
お茶文化は栄西がはじめて中国から持ち込んだ(『喫茶養生記』栄西)。
お茶関係のもいろいろ展示あり。
茶道の原形は四頭茶会という空間らしい。
その空間が再現されていて、曼荼羅を夢想した。
参加者がそのマンダラ空間に入ることで、全体性が立ち上がる仕掛けになっているようだ。
◆
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」はやはりすごかった。
その足で、常設展にある尾形光琳の「風神雷神図屏風」も見に行った。
琳派という一つの流れはすごい。
自分で私淑(勝手にこの人を先生にしよう!って決める)して、オリジナルを損なわないようにカバー・コピーしつつ、すこしオリジナルを加えて乗り越えて行くスタイル。
琳派のまねをして、自分も色んな人を勝手に師匠にしている。河合隼雄先生とか、岡本太郎とかは、会ったことないけど、先生。
■
海北友松の「雲龍図」も巨大で圧倒的だった。
この人たちはほんとうにこういう龍を見たんだろうな。
Realityというのは百人百様ちがう。全員が違う内的Realityを生きているから。
自分も、龍脈と言われるようなエネルギーの流れのようなものはよく見かけるけど(確かに龍の形をしている・・)、物質化したものは見たことがない・・・。
これも色々と縁があるんだろうなぁと思う。
無農薬りんごの木村秋則さんはよく龍を見ているみたい。
◆
一番度肝を抜かれたのが、伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」と長澤芦雪の「牧童吹笛図」。
金縛りにあうように、絵の前の空間に吸引された。
対峙していると、絵がいろんなことを語りかけてくるのだが、これは絵から直接伝わっているのか、内的自然を介して内なる何かが共鳴しているのか、その違いはほとんどよくわからない。どちらでもなく、どちらでもあるのかもしれない。
いまでも、目をつぶればその絵は目前にありありと浮かびあがってくる。古代幻想のように。
そういう境界や時間を超えていく力が、芸術や美の世界にはある。
■
東京国立博物館はいつも素晴らしい展示をやっている。有難うございます!
特別展「キトラ古墳壁画」も見たけど、人が多すぎて狭い空間に集中できず・・・。
ただ、保存状態が悪くて、なんだかかなしみの感情が流れてきた。
◆
国立西洋美術館では大きな展示はされてませんが、「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」(4月8日-6月15日)にあるヴィルヘルム・ハンマースホイの絵は本当に素晴らしいので、是非見に行きたいと思っているところです。静謐で素敵な絵なんですよね。
を見た。
5月18日まで!
お茶文化は栄西がはじめて中国から持ち込んだ(『喫茶養生記』栄西)。
お茶関係のもいろいろ展示あり。
茶道の原形は四頭茶会という空間らしい。
その空間が再現されていて、曼荼羅を夢想した。
参加者がそのマンダラ空間に入ることで、全体性が立ち上がる仕掛けになっているようだ。
◆
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」はやはりすごかった。
その足で、常設展にある尾形光琳の「風神雷神図屏風」も見に行った。
琳派という一つの流れはすごい。
自分で私淑(勝手にこの人を先生にしよう!って決める)して、オリジナルを損なわないようにカバー・コピーしつつ、すこしオリジナルを加えて乗り越えて行くスタイル。
琳派のまねをして、自分も色んな人を勝手に師匠にしている。河合隼雄先生とか、岡本太郎とかは、会ったことないけど、先生。
■
海北友松の「雲龍図」も巨大で圧倒的だった。
この人たちはほんとうにこういう龍を見たんだろうな。
Realityというのは百人百様ちがう。全員が違う内的Realityを生きているから。
自分も、龍脈と言われるようなエネルギーの流れのようなものはよく見かけるけど(確かに龍の形をしている・・)、物質化したものは見たことがない・・・。
これも色々と縁があるんだろうなぁと思う。
無農薬りんごの木村秋則さんはよく龍を見ているみたい。
◆
一番度肝を抜かれたのが、伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」と長澤芦雪の「牧童吹笛図」。
金縛りにあうように、絵の前の空間に吸引された。
対峙していると、絵がいろんなことを語りかけてくるのだが、これは絵から直接伝わっているのか、内的自然を介して内なる何かが共鳴しているのか、その違いはほとんどよくわからない。どちらでもなく、どちらでもあるのかもしれない。
いまでも、目をつぶればその絵は目前にありありと浮かびあがってくる。古代幻想のように。
そういう境界や時間を超えていく力が、芸術や美の世界にはある。
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東京国立博物館はいつも素晴らしい展示をやっている。有難うございます!
特別展「キトラ古墳壁画」も見たけど、人が多すぎて狭い空間に集中できず・・・。
ただ、保存状態が悪くて、なんだかかなしみの感情が流れてきた。
◆
国立西洋美術館では大きな展示はされてませんが、「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」(4月8日-6月15日)にあるヴィルヘルム・ハンマースホイの絵は本当に素晴らしいので、是非見に行きたいと思っているところです。静謐で素敵な絵なんですよね。
参加したのですが、そのお寺を建立された
尼僧さんがこんな事を言っていました。
「この山は地形的にお寺に向いているので、
ここにお寺を建てたいなと思っても、
資金がなくて困っていた。
ある時、空に一匹の龍が飛んだのを見て、
龍が<ここにお寺を建てよ>と勧めてくれている
のだと理解して、建立の決意をしたら、
アッと言う間に資金が集まり、この山寺を開山
する事が出来ました」と。
龍って本当にいるのですね(笑)。。
いいお話ですね。
そうみたいですね。龍の伝説は日本あちらこちらで聞くので、日本は相当縁が深いのだと思います。
西洋ではドラゴンとなり、英雄のドラゴン退治の中で出てくるので、扱いが違いますね。
ユングとかだと、ドラゴンを母親の元型の影(Shadow)として見立てたりしますね。西洋の物語でドラゴンはお姫様を幽閉して、水中にいる。英雄がこれを殺してお姫様と結ばれる。男子が母親の支配を打破して自らの選んだ妻と結ばれる、という物語が普遍的にあり、ドラゴンは、母親の元型の影。その影と戦う、という神話として。
東洋では、もっと深い含蓄があるような気がしますね。生命力とかエネルギーとか、そういう超生命体のようなもの。吉兆を運ぶもの、というか。。。 その辺りも面白いところです。
自分も、神社をぶらぶら歩いていると、いつのまにか龍神様系の神社にいることが多いです・・・