観測にまつわる問題

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「台湾省宣蘭県に属する」

2010-10-20 18:11:25 | 政策関連メモ
中国、尖閣沖に監視船3隻再派遣…常駐化狙う?(2010年10月20日14時33分 読売新聞

>管轄する農業省の高官は14日、「釣魚島の海域に行って漁業活動を保護することは国家主権を守ることであり、漁民の合法的権益を保護するものだ」と述べていた。(下線引用者)

注意しなければならないのは、中国の公式見解では尖閣諸島は台湾省に属することになっているので、中国の公式見解に沿って考えてみても、大陸の漁民に合法的権益(漁業権)はないと考えていいということ。民主国家を説得するために漁民を盾にする戦術を採っているとも読める。

日本が何もしなければ、本当に尖閣を泥棒されかねない。石垣市議会が上陸して調査する決議を出した(2010年10月20日12時32分 読売新聞 政治)が、調査ぐらいはした方がいいだろう。尖閣の生態系が崩れているという話もある(例えば、野口健公式ブログ2010年10月8日)。固有種が滅びれば二度と復活しないのだ。今年は生物多様性年でもある。

以下、尖閣が日本である根拠・歴史を簡単に纏めておくと・・・

①尖閣諸島は琉中中間に存在する無人島であったが、1895年(100年以上前)、沖縄県に編入された。勿論、編入以前に誰かが所有していたという事実は無い。

②戦前、古賀家により経営され、有人島となったが、石油埋蔵が確認された1970年あたりまで、中台ともに領有権の主張・正式な抗議は無く、公的文書・地図で日本の領有を認めていた。中国自身、領有権を有しているとの認識は明らかに無かったということでもある。