観測にまつわる問題

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大連立について

2011-04-07 00:31:08 | 政局・政治情勢
自分は長い目で見れば、憲法を改正してねじれ問題を根本解決できるか否かが、日本の国益を大きく左右すると思っている。つまりは、参議院に関して憲法改正ができるなら、大連立賛成だ。

今は自民党と民主党が組めば、憲法を改正できる状況にあり、あまりこの機会は逃して欲しくないというのが正直な気持ち。

みんな、ねじれたらキツイというのは分っていると思うし、ねじれなしというのも中々難しく、仮にそれがあったらあったで暴走が怖いというのも分っていると思う。対策は憲法改正しかないのも事実は事実だ。震災対策も無論重要だが、自分はそこを特に注目している。

具体的には、以前何処かで書いたような気もするが、イギリスの制度を参考に、参議院(上院)に法案拒否権を与えず、法案の店晒し権(法案成立を延期させる権限)を与えるというのがベストと今は思っている。内閣が絶対にやる気であれば、衆議院の結論を最終決定にすることが出来るが、参議院はこれと思う法律を店晒しにすることで、世論の注目を集め、政府与党に再考をせまることができるという内容だ。これなら、参議院に再考の府としてブレーキ役を期待できるし、政府が致命的な機能不全に陥ることも防ぐことが出来るのではないか。勿論、予算は店晒しに出来ないようにするか、出来ても期間を短くするなどの対策をとる。

そして、震災復興がひと段落したら解散することを予めきちんとはっきり(後で揉めないように)約束しておけばいい。政治家は解散の時の政治情勢が気になるものと思うが、どうせ、先のことは分らないのだから、そこはもう腹を括るしかない。どちらが不利になっていても、約束の時期が来れば、ヤセ我慢して解散するしかないということであり、これは任期が近づいてきた時と同じでもある。

やはり政治は大きな決断をしなければならないのではないか?自分は政治がバランスを取り戻すことが肝心要の大きな決断だと思う。震災復興は勿論大事だが、その他細々としたことは、この際、棚上げにしてほしい。