観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

独りエスカレートする中国

2013-03-10 12:42:05 | 日記
中国船、7日連続航行 接続水域に3隻(MSN産経ニュース 2013.3.10 11:17)

>尖閣周辺を中国当局の船が航行するのは7日連続。

やはり中国だけが明らかに独りでエスカレートしている。中国は日本の「国有化」を理由にするが、国有化以前から日本領への侵入を増やしている(象徴的なのが尖閣体当たり事件だ)ので、その理屈は成り立たない。MSN産経は中国の言いなりであるかのように、中国の侵入事件を「尖閣国有化」と題して報じているが、そろそろ目を覚まして欲しい(そうしないと中国にハブられるのかもしれないが、正論を貫くのが産経の役割のはずだ)。要するに尖閣は中国領なので、日本が出て行くまで無茶苦茶するぞということで、やはり典型的なならずものの行動様式という他ない(自分達の思い通りになるまで暴力をふるうということで、テロリストの言い分にソックリという他ない)。日本が竹島や北方領土に対してそうしているように、自国の領土領海であっても、既に占拠されている(アメリカも認めるように日本はずっと尖閣海域を実効支配してきた)ことを重く見て、平和的に要求するのが、現代の知恵・先進国のあり方だ。中国は平和的かつ防御的を自認しているらしいが、全く言行一致していない。

>海監51は無線で尖閣諸島について「古来、中国固有の領土であり、その周辺12カイリは中国の領海だ」と中国語で主張した。

古来と言うが、明の時代には台湾すら支配していない(オランダ領だ)から、文献に名前が出たとしても、それは外国として名前が出たに過ぎない。清の時代にも、尖閣が自国の領土だと、何処にも書いていないどころか、寧ろ台湾の端は明記されており、そこに当然尖閣は含まれていない。明らかに尖閣への進出は日本(古賀家)の進出に始まるのであって、中国が(日本の実効支配下に強引に)進出し始めたのは、近年に始まるというのが端的な事実だ。中国は基本的に明清代、海禁(鎖国)していたのであって、琉球(沖縄)は中継貿易国家として、この海域を頻繁に往来していた(中国側文献でもこれは確認できる)。日本が歴史的にも尖閣が日本領とするには、確たる理由があるのだ。