もはや「オール」名乗れぬ(八重山日報10月24日)
>「沖縄で自民全敗」との観測を覆した。4区の自民前職、西銘恒三郎氏(63)=公明推薦=が、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げる「オール沖縄」の無所属前職、仲里利信氏(80)に競り勝ち、選挙区の議席を奪還した。
>「オール沖縄」は、辺野古移設が県民の総意であると主張する名称だ。しかし、翁長雄志知事が誕生した2014年の知事選以来、辺野古を容認する候補者が初めて国政選挙で勝利した。「オール沖縄」に風穴が開いたのだ。野党は今後「オール」を名乗る資格はなくなるのではないか。「オール沖縄」を称する以上、野党にとっては全選挙区を取ってこその勝利であり、1~3区の候補者が当選したとはいえ、「オール沖縄」は事実上の敗北と言えるだろう。
これまでオールを名乗っていたのも、死に票の辺野古賛成派の方々の意志を踏みにじる全体主義的な発想から来るもので、筆者は容認してきた訳ではないのですが、確かにこれからはオールを名乗るのはより可笑しくなりますよね。明らかに議席を落としている訳ですから、何を持ってオールなのかという話です。これからは自称オール沖縄と呼んで差し上げるのが適切かと思います。
>仲里氏は2014年の前回衆院選で初当選して以来、選挙区の離島にほとんど足を運んでおらず、宮古、八重山の有権者からは縁遠い存在だった。市町村と国政のパイプ役としてしばしば離島を訪れ、汗をかく機会が多かった西銘氏とは対照的で、それが勝敗の差につながった可能性は大きい。
離島を重視して丹念に地元の意見を吸い上げてきた自民党(候補)の努力が実を結んだと言えるかもしれませんね。住民の方々の協力なくして陸自配備は進みませんし、配備できたとして陸自と地元は良好な関係を築いていかなければなりませんから、これからも自民党には地元の意見を良く聞き政策を進めてほしいところです。気をつけてほしいのは政治対立の激化です。政権交代が必要とか何か理由があって、陸自配備がなった後、反対派がまた勝って辺野古のような泥沼になることを懸念します。自民党は勝ったからといって驕ることなく反対派の方々の意見にも耳を傾け、対立が激化しないように配慮してほしいと思います。外交安全保障政策が一々選挙の度にブレるようではどうにもなりません。これは鹿児島ですけど(元琉球でもあった)奄美の政治対立の激化というのは象徴的に知られています(保徳戦争(ウィキペディア))。これは互いの選挙違反の問題ですが、外交安全保障が政争の具になって毎度毎度選挙でやりあうような事態になってほしくありません。沖縄は日本でありそのまま日本であり続けることを互いに確認した上で、無益な政争は収めていく必要があると思います。
>「沖縄で自民全敗」との観測を覆した。4区の自民前職、西銘恒三郎氏(63)=公明推薦=が、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げる「オール沖縄」の無所属前職、仲里利信氏(80)に競り勝ち、選挙区の議席を奪還した。
>「オール沖縄」は、辺野古移設が県民の総意であると主張する名称だ。しかし、翁長雄志知事が誕生した2014年の知事選以来、辺野古を容認する候補者が初めて国政選挙で勝利した。「オール沖縄」に風穴が開いたのだ。野党は今後「オール」を名乗る資格はなくなるのではないか。「オール沖縄」を称する以上、野党にとっては全選挙区を取ってこその勝利であり、1~3区の候補者が当選したとはいえ、「オール沖縄」は事実上の敗北と言えるだろう。
これまでオールを名乗っていたのも、死に票の辺野古賛成派の方々の意志を踏みにじる全体主義的な発想から来るもので、筆者は容認してきた訳ではないのですが、確かにこれからはオールを名乗るのはより可笑しくなりますよね。明らかに議席を落としている訳ですから、何を持ってオールなのかという話です。これからは自称オール沖縄と呼んで差し上げるのが適切かと思います。
>仲里氏は2014年の前回衆院選で初当選して以来、選挙区の離島にほとんど足を運んでおらず、宮古、八重山の有権者からは縁遠い存在だった。市町村と国政のパイプ役としてしばしば離島を訪れ、汗をかく機会が多かった西銘氏とは対照的で、それが勝敗の差につながった可能性は大きい。
離島を重視して丹念に地元の意見を吸い上げてきた自民党(候補)の努力が実を結んだと言えるかもしれませんね。住民の方々の協力なくして陸自配備は進みませんし、配備できたとして陸自と地元は良好な関係を築いていかなければなりませんから、これからも自民党には地元の意見を良く聞き政策を進めてほしいところです。気をつけてほしいのは政治対立の激化です。政権交代が必要とか何か理由があって、陸自配備がなった後、反対派がまた勝って辺野古のような泥沼になることを懸念します。自民党は勝ったからといって驕ることなく反対派の方々の意見にも耳を傾け、対立が激化しないように配慮してほしいと思います。外交安全保障政策が一々選挙の度にブレるようではどうにもなりません。これは鹿児島ですけど(元琉球でもあった)奄美の政治対立の激化というのは象徴的に知られています(保徳戦争(ウィキペディア))。これは互いの選挙違反の問題ですが、外交安全保障が政争の具になって毎度毎度選挙でやりあうような事態になってほしくありません。沖縄は日本でありそのまま日本であり続けることを互いに確認した上で、無益な政争は収めていく必要があると思います。