観測にまつわる問題

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尖閣と政治

2010-10-17 23:38:50 | 政策関連メモ
あれだけの事件が起こっても、きちんと対処しようとしない政治(ビデオはさっさと公開すればいいし、防衛にも正面から向き合わないといけない、領海侵犯・漁船の侵入に対し今後どうするかも考えないといけない)に正直半ば呆れつつある。

言い換えると、この尖閣事案に関し、どう見てもやるべきことをやっていない政府は勿論、保守系野党もそもそも十分な対策をとっていなかった張本人達なので、放っておくと有耶無耶になりかねないのだが、外交安全保障で当たり前のことを言うと、右翼扱いされかねない我が国で、当たり前の意見を言い続けるのも楽ではないということになる(そもそもブログ更新が低頻度になっているというのも、書いていない大きな要因ではあるが)。

何か勝手な事を言って暴動を起こしているし、もはやビデオ公開を渋る理由は全然ないでしょ。「刺激」しようがしまいが、連中は滅茶苦茶やるのであって、連中が滅茶苦茶なのだということをアピールする証拠があるなら、公開する以外の選択肢はないのだと割り切るべきに違いない。こういうことに「やっつけると悪いから」なんて日本的配慮は無用で、そこに無法があるなら、とりあえず晒してしまっていいのだと思う。中国の尖閣の領有権に関する主張に根拠がないこともこの際、晒しておくべきで、神ならぬ人間には答えは本当には分からないが、どっちも正しいなんてことはないことだけは明らかなのであって(どっちも絶対自分に主権があると言っているのだから、どっちも正しいなんてあるわけないというのは、そこら辺の小学生でも分かる理屈だろう)、日本人に勝てる自信があるのなら(事実上そう言っている)、白黒はっきりさせるよう試みて(情報統制で隠される可能性はあるが)、日本人を土地泥棒呼ばわりするかのような中国の寝言が流通しないようにしないと、悪貨が良貨を駆逐しかねないのが国際社会だと知ることになるだろう。

正直言うと、「主権で1ミリたりとも譲らない」(外相)とか言い張るのも、主張としても個人的にどうも好きになれない(それこそ中国のようだ)が、そう言いつつ、ほとんど何も行動しない(できない)言行不一致は、平和と言えば平和になるという見慣れた観念平和主義のバリエーションなのであって(主権があると言い張れば、他所様がそう思ってくれるとでも思っているのだろうか?)、本当にどうしようもないなと思っている次第である。これが民主党政権(及び日本政治)の等身大の実力なのだろうが。

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