僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

久々登場「メイ」

2008-01-27 09:24:50 | 生き物
 うちのマスコット「メイ」登場。

メイは私の妻や娘の「癒し」になっています。・・・が、ちょっと「いやしい」
のが玉に瑕かな? えさ代が莫大で私の小遣いが消えていきます。

ロートレック

2008-01-26 23:56:52 | 食べ物



 フランスの画家ロートレックは、たいへんなグルメで酒も好きでしたが、料理人としての才能もありました。
 釣りや狩猟で材料を調達するところから、調理、テーブルの飾りつけなど、プロ顔負けの腕前を発揮し、酒と料理に関するさまざまな伝説的なエピソードを残しました。
 たとえば、ある舞踏会では、一晩で二千杯ものユニークなカクテルを作って配りました。
 また、ある時には、「カンガルーの肉をごちそうしよう」といって友人たちを招き、羊肉に牛のしっぽをつけ、袋を作って、中にネズミを入れて出した事もありました。
 招待客が酒しか飲めないように、水の器に金魚を泳がせておいたこともあったといいます。
 彼の料理の秘訣は、「正確な調理時間、バターや香辛料の質、細やかな配慮を怠らない事」などであったらしいです。


ヒッポリト星人

2008-01-26 20:34:03 | Weblog




 「ヒッポリト星人」はウルトラマンシリーズのなかで、ウルトラマンタロウと戦った「テンペラー星人」とともに、わたしの記憶に残る最強の敵といっていいでしょう。A(エース)のみならず、ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャックと5兄弟全員ヒッポリト星人にカプセル詰めにされてしまいます。そしてヒッポリトタールでブロンズ像にされてしまうのでした。
 「ウルトラの父」でさえ敗れてしまい、A(エース)に命を吹き込み、死んでしまいます。
 甦ったエースはTACとの連携攻撃の末、メタリウム光線によってヒッポリト星人を粉砕するのです。
 5兄弟と父がそろってさえも簡単に勝つ事ができないヒッポリト星人には、幼い私にとって抗うことができない死神のような恐怖を覚えた記憶があります。
 

大脱走

2008-01-25 22:06:07 | 映画



The Greate Escape 、大脱走は何度観ても飽きない映画です。綿密な偽装と偽造、そして連携見事なトンネル堀り。
わくわくどきどき、スリリングな展開。
スティーブ・マックイーンのバイクでの脱走シーンも思わず応援したくなってしまうところです。
懐かしいでしょう。

2008-01-24 23:56:49 | Weblog
 出久根達郎氏の「本のお口よごしですが」という書物のなかから、森鴎外の「雁」にまつわる話をします。
 AさんとBさんは趣味が古書蒐集で、大学生の時分からつれだって古本やめぐりをしていました。ある店で森鴎外の「雁」の初版を見つけました。二人同時に発見したのです。この本には赤と青色の二種類ありますが、珍しいことにその2冊が書棚に並んでいたのでした。箱つきの極美品で、売値は相場のなんと十分の一。二人が目の色かえて奪い合ったのも無理はありません。親友と言えども譲るわけにはいかなかったのです。
 古本屋の主人がみかねて仲裁しました。二冊とも版元も内容も同じ、表紙の色が違うだけなのだから、1冊ずつ分け合えばよいでしょう。理屈はそうだが、対なればの価値を考えると二人は釈然としません。しかしいつまでも反目していられません。もし手放す事態が生じたら、必ず相手に譲るというきめを交わして、両人はそれぞれを所有することになりました。
 Aさんは親友Bさんの結婚祝いに片方の「雁」を贈りました。一年後Aさんに長男が生まれた時、Bさんはお祝いにやはり赤と青の対を届けました。Bさんにも子どもができた時、Aさんは迷わず両方の「雁」を祝い品に選びました。このいわくつきの本は、二人慶事の進物としてやりとりされているのです。
 Aさんがいいます。「二冊の表紙が紅白だったなら、それこそ祝儀にふさわしかったのに」。Bさんがやり返します。「黒と白でなくてよかったさ。葬儀の幕の色だものな」。そして二人はこれを奪い合った昔をなつかしく思い出すのでした。

 わたしは写真の青色版を持っています。大正四年五月十五日、籾山書店発行です。サテン素材のような表紙で青く輝いています。

山神山人

2008-01-21 23:50:54 | Weblog
 1月13日は聖ウルスラ学院英智高校と卓球の練習試合でした。おととしの秋にも訪れ、はきはきとした生徒さんがたに大変好感を持ちました。
 東北選抜合宿で7位のSさんはとてもスマッシュが上手でうちの生徒にもいい刺激になった事でしょう。
 写真は昼食でごちそうになった「山神山人」の煮卵もりラーメンこってりスープです。麺がこの上もなく細く、スープはこってりとしたとんこつスープで、スープ内に、にんにく味噌が潜み、心地よい舌触りを演出してくれました。

諸国郡郷名著好字令

2008-01-21 22:55:44 | 歴史
 奈良時代の初め713年元明天皇の御世、地名は全て漢字2文字にすべしという「諸国郡郷名著好字令」が下されました。
 今の奈良県は「倭」だったのが「大和」に変更されます。同じように「泉国」が「和泉国」となりsilent letterの「和」という佳字が加えられます。
 今の栃木はもともと「下毛野(しもつけぬ)」と表しましたが、「下毛」では悪印象なので、「下野」と表し「しもつけ」と読みました。
 「近江(おうみ)」は都に近い湖(琵琶湖)という意の「近淡海(ちかつおうみ)」が2文字になった例です。
 他に「牟射志」が「武蔵」に「木」が「紀伊」に「火」が「肥前、肥後」に「島」が「志摩」に「沖」が「隠岐」にと枚挙にいとまがありません。
 わたしの生誕地出羽の国は708年9月28日越後国に設置された「出羽郡」を嚆矢とし712年出和国に昇格し、翌年陸奥国より長井郡(後の置賜郡)と最上郡を譲り受けるのです。「出羽」はもともと2字なのでこの法令には当てはまらず残念です。