この連休に読んだ本を紹介します。
金の坐(くら)の法則
バブルが崩壊し20年にも及ぶ不景気が続いていますし、少子高齢化で医療費や年金の膨張、生産性人口の減少、多額の国家の借金と今後の見通しもさっぱりのように思えます。
しかしながら、歴史は繰り返すという言葉がありますが、今年は伊勢神宮が20年に一度の式年遷宮がありこのタイミングで日本の経済も上昇したり下降したりしているそうです。
この本は、昨年12月の衆議院選挙の前に書いたそうですが、安部総理になって日銀総裁が代わり大胆な施策を打って出て円安になって株価上昇と書いてある通りになってます。
詳しくは、読んでみて下さい。
電力システム改革をどう進めるか
東日本大震災での福島原発事故から計画停電を経て、大規模発電より分散型発電の方が良いのではとか、発送電分離が叫ばれています。
そんな中、今後どのようにして日本の電力システムを改革してけばいいのかを比較的わかりやすく解説しています。
通常の経済取引では、モノ(財)は需要と供給のバランスが一致していないときは在庫の変動で調整します。
それに対して電力は、在庫がもてません。厳密に言えば、バッテリーに蓄える手法はありますが、莫大な電力を蓄えるバッテリーは存在しませんし、それを賄おうと思うと莫大なコストがかかってしまいます。
電源はヘルツという電波(無線)と同じ周波数で流れており、需要と供給を一致させないと停電という事態が発生します。
この受給調整を主たる業務として行うのが給電指令所であり現在は各電力会社が担っています。
電力会社は単純に電力を生産し送っているだけだと思ってましたが、奥が深いですね。
このようなことから、発送電分離を既に実施している欧州などの事例を交え解説しています。
太陽光発電を単に販売するだけではなく、業界全体の流れなどを把握し当社なりに考え今後面白い提案や何か当社で出来ないかと思っております。