三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

代車

2013-05-21 15:11:48 | Weblog

車を車検に出してまして代車が三菱のミラージュです。

この車は燃費が非常によく、昨日徳島往復したのですが、メーターの燃費計測では1リッターあたり20kmです。

今乗っている車は、10年以上前の燃費が悪い車に乗ってますのでこの代車が新鮮に感じ、燃費の数値を眺めながらもっとエコ運転をしようと思ってしまいました。

車検に出した車は、痛みが増えてきたためしばらく帰って来ないので、低燃費運転を楽しみたいと思っております。

さて先日、陸無協四国支部の総会が開催され貴重講演を当協会東北支部長にお願いしました。

東北支部長は、当社のような無線機を取り扱っている会社を経営されており、東日本大震災ではご自身も被災されています。

その時に、何が起こり何をされたのか?

今まで大学の先生の講演はありましたが、実際に経験された民間人でしかも、無線業界の方でしたからこの機会が現実して良かったと思っております。

その講演では、会員の皆様方は耳を澄ませ最後まで真剣に聞いていました。

ちょっとだけ紹介します。

ちなみにお住まいは、仙台市で海から7kmほどの処です。

3月11日(金)14:26地震発生。

本がバタバタ落ち、強い揺れが3分程度続いた。

その結果、足場が無い位物が落ち電気は停電、15:15頃、防災ヘリがアナウンスが聞こえてきた。

津波が来るので避難とのこと。

15:30に会社を閉めて、自宅に帰る。

外はガス漏れで臭く、電柱は折れており停電のため主要交差点は警察の手旗信号で何とか交通渋滞はない。

ネオン煌めく夜の街は暗くひっそりとしていた。

当時の被害情報は、車のテレビとラジオだったので、被災地の方は被害情報を把握しきれていなかった。

県外の方の方が良く知っていたと思われる。

当地は、30年前の三陸大地震の経験もありある程度備えていたが今回は想像を絶していた。

当時のインフラは、電気・都市ガスがストップし、水道だけは生きていた。

ガスがストップしたためカセットコンロと電気を使わない灯油ストーブ・ローソク・ペットボトルの水が役に立った。

前回の教訓から風呂の水を常時溜めておりそれも役立った。

3月14日(月)から会社を開けて行動開始。

停電のため電話が使えず、携帯電話の感度が良いところを見つけて連絡を取り合った。

このような被災直後からその後、無線のリースをしていて常時無線機を相当数確保していたので、自治体や避難場所で無線機の無料貸出を始めたそうです。

自治体や被災地での無線連絡は、近くが繋がったら事足りることから、CR(簡易無線)など:通称インカムが大活躍したそうです。

その無料貸出を通して、無線という社業がこういう時に非常に役立ったという事で、社員も意気に感じてもらえたし地域貢献できたのではないかと思っておられるそうです。

人に役に立った。

という事は、大きな喜びとなります。

我々としても見習うべき点が多い講演会でした。

コメント
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