ワニなつノート

アリスミラーと自立援助ホーム

アリスミラーとホーム


ありんこさんからのコメントが、あまりにタイミングがよくて驚いています。
このブログを開くと、いつもアリスミラーの言葉から始まります。

『子どもの屈辱をわかってやる感覚が、私たちにはまだ備わっていません。
子どもを尊重しその傷ついた心を知るというのは、知的な行為ではありません。
もしそれがそんなものだったら、もうずっと前に世間一般に広まっていたことでしょう。』
(アリスミラー)



「自分に忘れないように」、置いてあるのですが、よく忘れます。
今回のコメントが、『悪性の教育心理』というタイトルなのは、偶然だとは思えません。
原文は、「認知症」のケアについて書かれた本にあるもので、「悪性の社会心理」です。
その中身は、ありんこさんが「気持ち悪く」なるような、「闇教育」のやり方そのものです。
そう、しつけも教育も、老人介護もケアも、そして障害児教育も介助の在り方も、その多くがアリスミラーのいう「闇教育」にすっぽり取り囲まれています。そのつながりを、思い出させてもらいました。改めて、考えてみます(o|o)

今日は、これから児相に出かけます。
ホームの開設までまだ一カ月近くありますが、すでに県内二カ所の児相から、3人の子どもが入所を希望しています。


              ◇


《コメント》から

(ありんこ)
yoさんが以前紹介してくださった「魂の殺人」を買って読み始めていますが、第一章で挫折しかけてます。ずっと古くから教育学の教育技法としてある数々のこうした手法を読んでいるうちに気持ち悪くなってしまって、拒否反応を起こしています。そして私自身も子育ての中で同じようなことを特に上の子供たちにはしていた事に愕然としています。
そして今、娘がぶつかっている壁も上にあるようなことのようです。忙しさや効率化の中で子供の気持ちが置き去りにされるのがどうにもやり切れません。


ありんこさん
「魂の殺人」は、このブログの私のことばのすべての原点のような本です。
おっしゃる通り、第一章で、「挫折」する人は少なくないようです。
字の小さすぎるのも難ですが、やはり「大人」がこんなにも子どもを平気で単純にだましてきたのか、が分かりすぎることを、「受け入れたくない」気持ちが働くのかなと思います。

私はと言えば、子どものころから感じてきた大人への疑問の答えが、全部書いてあると感じたものでした。
このおばさん(アリスミラー)は、私が子ども時代にされたことを、全部見ていたんじゃないかと、そんなふうに感じました。

・・・自分のことを書くと長くなるので、またの機会に。

この本の、本当の面白さは、ずっと先にあります。
「光の教育はあるか?」
私が、あーちゃんを「師匠」と感じるのは、あーちゃんが、「光の子」だと感じているからです。
私にとっては、うちの娘も「光の子」だと思っています。

私の中にある「闇教育の名残」、そうしたものを、あーちゃんや娘は、「受け入れない光」を持ちながら成長していると思うのです。

・・これも話すと長くなります。

ありんこさん、1章、疲れたら、少し飛ばして、「光の教育」と、そして「ヒトラーの子ども時代」を読んでみてください。

ありんこさんが、1章で感じた「愕然とする思い」を、「自分で(を)悲しむ」ことで和解する道がみえてくると思います。

私の個人的な読み方かもしれませんが(>_<)
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