ワニなつノート

《5車線の調整》メモ② 《5車線を整えてくれる人》

 

《5車線を整えてくれる人》

           □

1枚の写真を見るだけで、身体の力がぬけて安全な神経プロフィールに満たされる感覚。

故郷の記憶、5歳までの子ども時代の記憶、そのころに聞いた声や歌のリズム、トーン。

「懐かしさ」だけでなく、自分の身体の「5車線を整えてくれる人」の記憶が私にはある。

 

その人を思い出すだけで、自分には「5車線の調整能力」があることを思い出せる。

「どんなに苦しくてもやり直すことができるよ、大丈夫」と言う声に身体が包まれる感覚。しかも「ゆっくりで大丈夫。あなたに必要なだけ時間をかけていい」「どんなにゆっくりでも、遠回りでも、遅すぎることなんてないんだから」。

その声に守られて生きてきたのだと分かる。

 

          □

※(その人が100歳で亡くなって5年後、こんなふうに言葉にすることで、なお私を守っていてくれるものに何度も気づく。身体の奥に刻まれた安全の記憶。)

 

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「誰かのまなざしを通して人をみること」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事