《ぎゅっとしたらいいのにの物語》③
『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』で思ったこと。
《ぎゅっとできない》のは、どうして?
① クスリをやっているから。
② 刑務所の中だから。
③ 親の資格がないから。
④ 《ぎゅっとしていい》なんて、誰からも聞いたことがないから。
⑤ 《ぎゅっとしていい、つながり方》を知らなかったから。
⑥ 《ぎゅっとしていい、つながり方》を見たことがなかったから。
初めて見る「無条件にぎゅっとするつながり方」を、ズルいと感じること。
それは、「障害があって点数が取れなくても高校で学びたい」という子に向けられる感情と似ている。「定員内不合格」をなくすことをズルいという感覚にそっくりじゃないかな。
《ぎゅっとするつながり方》って何だろう?
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『「ちがい」がある子とその親の物語Ⅰ』で思ったこと。
《ぎゅっとできない》のは、どうして?
① 木から遠くに落ちた子どもだから。
② 生まれる前は予想もしなかった子どもだから。
③ 遠くに落ちた子どもは、ぎゅっとされる資格がない。
④ 遠くに落ちた子どもは、ぎゅっとしてはいけない。
⑤ 《ぎゅっとしていい》なんて、誰からも聞いたことがないから。
⑥ 《ぎゅっとしていい、つながり方》を知らなかったから。
⑦《ぎゅっとしていい、つながり方》を見たことがなかったから。
でも、この本には、《木から遠い子》を、ぎゅっとする親たちの物語があふれている。
《木から遠くに落ちたリンゴ》とは何だろう?
《ぎゅっとするつながり方》って何だろう?
(つづく)
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