新しいじんけんの話(その1)
しばらく、「じんけん」、のことを書こうとおもいます。
どおしてかというと、来月、じんけんの話をしなければいけないからです。
しかも、会ではなく、県の講座です(゜゜)
気分としては、ミッションインポッシブルのトムクルーズの気分。
さっき、過去の講座を見たら、高村さんと米田さんの名前があった。
なんだ、二人が生還してるなら大丈夫かも…。
いや、違う。
あの二人はちゃんとしてる。
◇
何が困るか。
そもそも、ショッカーの本部に乗り込む気分になっている、
この性格が困る。
自分とトムクルーズまたは仮面ライダーが同じだと信じている。
(-。-)y-゜゜゜
そうではなく、じんけんが何か、ほんとうはよくわからないから。
教科書や新聞で、「人権」という漢字は見たことがある。
でも、それが何か理解できたことがない。
私がはじめて腑に落ちた「じんけん」は、森田ゆりさんのことば。
「あんしん」「じしん」「じゆう」
◇
でも、自分が教師として、大人として、いまは援助ホームの一人として、
子どもの「あんしん」をまもるとは、どういうことか。
子どもの「じしん」にかかわるとは、どういうことか。
子どもの「じゆう」に敬意をはらうとは、どういうことか。
具体的な日々の場面で考えると、なんだか分からない気分になる。
◇
「じんけん」とは、何か。
それはもはや容認できない事態だと、じんけん侵害だと、
ふつうの多くの人々の感情がうなずくとき、
それを新たに「じんけん」に含む、ことにする、と
「宣言」すると、それは新たに「じんけん」になる。
…らしい。
「じんけん」は、増えていくものらしい。
つぎつぎと。
あたらしく。
増えていくものらしい。
みんなが共感すると、増えるもの、がじんけん。らしい。
では、「じんけん」とは何か。
◇
「じんけん」とは何か。
「子どものじんけん」とは何かと考えても、よくわからない。
なぜかというと、大人が子どものころには、
じんけんでなかったものが、いっぱいあるから。
なぜかというと、自分が子どものころには、
じんけんでなかったものが、心にはいっぱいあるから。
(つづく)
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