山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

北八ヶ岳、八の字周回 後編 

2022年02月11日 14時25分00秒 | 八ヶ岳
さてさて、よく寝たものである、
ヌクヌクと布団にくるまって実に10時間近く。
窓の外は極寒の-15°。
山小屋はこんな時、ほんとに有難い。
雪中テント泊では、とてもこうはいかない。
荷物の軽量化がいまだに計れない隊長におサル隊員だから、尚更だ。
そう遠くない未来に、物質をミニミニ化出来る
マジック光線が実用化できる日を待つことにしよう 笑









朝食を済ませ、ちゃっちゃっと準備を進める。
今日は土曜日だから、ウィークデーと比べてルート採りの選択肢が増える。
茅野駅から渋の湯を結ぶバス路線が土日だけ走るから
ここから高見石を超え、賽の河原を通って渋の湯へ下るのも良いし、
昨日の逆ルートを辿るのも良い、
或いは麦草峠から五辻を経てピラタススキー場へ戻るか、
雨池へ回って雨池峠からピラタスへ戻るという手もある。






色々考えて、
まだこの時期に歩いたことのない丸山経由で麦草峠へ向かうことにする。
一旦、高見石へ向けて登り上げて、丸山を越えてから麦草峠へ下るコースだ。
更に五辻でも雨池でも、回り込んでからピラタスへ戻れば、
最終的に『8の字周回』の完成だ❗️

朝一からいきなりの深雪の登りは 結構キツイ。
加えて、寒いもんだからバラクラバで鼻まで覆うと
曇り止めを塗ったサングラスでさえ自分の息で曇ってしょうがない‥
しかも陽射しのまだ差し込んでくる前の雪面は、
凹凸が見えづらくて、曇り越しのサングラスだと尚更だ。

おサル隊員は 結構平気な顔をしてドンドン進む‥
このヤロ〜 と、内心思うが、まぁ、お互い様だ、笑


高見石に着いたけど、この辺は風が吹き抜けるので
まだ身体が温まりきっていないので 寒くてしょうがない。
とくに手と足の先端が冷え切ったままだ。
小屋もストーブの煙が上がっていなくて、人の気配がない。
まだスタートして30分余り、
休憩するには早過ぎるし取り敢えず素通りして振り返ると
小屋の主人が屋根の雪下ろしをしていた


ご苦労様です‼︎



丸山は、多分あれだな‼︎

雪が一層多くなってきた‥


丸山到着。なんてことない、ピーク‥
眺望も、ほぼ無い。
ドンドン進む。





樹の間から北側に覗けていたので、あれ、浅間山かなぁ⁈

麦草峠に向けてはここから激下りと地図にあったけど、
雪が深い時は足元にそれほど気を使う必要がないので
案外と楽に下ることができるもの。
サクサクと下る。




昨日、乗り越えてきた茶臼山。



さてさて、雨池へ回っても良いんだけど、
眺望の可能性があるのはやはり西側ルートでしょう。
多少踏み抜く事もあるだろうけど、五辻、オトギリ平方面へ‥



柔らかい雪面を進むならやはりスノーシューなんだろうなぁ、
いつか買いたいなぁ、高いけど


只今の積雪量はこんな感じ


地味に、ずっと登り返して行きます。
今日はあまり、スキー場からこちらに回って来るご同輩に出会いません。
やっぱりオミクロンの影響なのかなぁ











戻って来ました。
雪の感触を取り戻すのに、まあまあな2日間でした。
でも、寒さ対策には 課題をいくつも感じたなぁ


帰りのロープウェイから初めて蓼科山の美しいラインを確認。
さぁ、早く温泉寄って♨️解凍しよう‼️







北八ヶ岳、八の字周回の巻

2022年02月07日 12時49分00秒 | 八ヶ岳
今年のお正月は、ちょっとはのんびり出来るかと思ったんだけど、甘かった‥‥
降って沸いた仕事で年末からあたふた‥


で、どうにか嵐のような2週間余りと その残務整理を終え、
何とか月末の4連休へ突入、
そりゃ行くでしょ、山へ‥


鈍った身体を覚醒させるには、
キリリと冷えた山ん中で絞るのが一番!


というわけで、ここ数年、恒例となっている 冬の北八ヶ岳行。
でも、基本寒いのは苦手なもんで、山小屋が頼り。
もともと八ヶ岳には通年営業の山小屋が多いけど、
その中でも、一つだけ別次元の所があるんだ、いひひ😎



東京から公共交通機関の利用だと、この時間が最速。
それでもスタートが10:30は過ぎちゃう‥‥
冬山 雪山装備だと何かと準備に時間ばかりかかって もたつくのが難点、
まぁ、のんびりと行こか‥‥









麓では晴れていたんだけど、山頂近くの雲がなかなかとれないなぁ‥
日差しが有る無しで、体感温度がかなり違う
まぁしょうがない、サクサクと足を進めて早く身体をあっためよう‥‥


雨池峠から縞枯山へ、いつもの逆コース。
いきなりの急登、ここだけと分かって覚悟はしていたけど、
はぁはぁ、キ、ツ、イ‥‥









南八ヶ岳が見えた!










この後向かう茶臼山


ん? 今日は時間もあるし、展望台、寄ってくか‥




一旦下ってから茶臼山へ登り返し








さぁ、後は基本下るだけ、山小屋の暖かさが早くも恋しい


逆ルートだと、この長い登りにいつも心が折れかかるところ


ここまで来れば‥

おっ、彩雲だ‼︎


麦草ヒュッテ前を通過




この辺りは木も少なく、風が吹き抜けるので、トレースが消えがち。
シュカブラに気を取られてると 急に踏み抜いて脚を取られます 笑


うさ子の足跡でしょう‥   どうやって飛び跳ねてるんだろう⁈


雪って、ほんとに綺麗



白駒荘 到着❗️


寒かった〜、部屋に入って、早く暖まろう。
ここの山小屋は、しかもお風呂が有るんだよ〜‼︎






部屋飲みに続いての夕飯、牛しゃぶでお腹いっぱい


ピカピカの食堂には憧れのペレットタイプの薪ストーブ
満天の星空に包まれて、この夜も更けていきました‥

















還暦男子、赤岳への道(へろへろ下山編)

2019年09月08日 19時11分25秒 | 八ヶ岳

 無事、八ヶ岳主峰、赤岳

還暦登頂をはたした T と我隊です。

 

やったぜ、何とか ガスが上がりきってくる前に登頂できた‼︎  

せっかくなので、しばし眺望をお楽しみ下さい~ って、写真ではなかなか伝えきれないね〜

 

我々を追いかけるように、 野辺山 清里のある東斜面から どんどんガスが上ってきます

  お、今やすっかりおっさんの T ですが、若かりし頃の 美青年の面影が まだあるじゃない (笑)

 

 茅野方面にも 雲海が

 

 山頂の片側にある 「赤岳頂上山荘」から振り返って見た

うっすらとガスがかかった 幻想的な山頂風景‥‥

 

残念ながら 富士山は見えませんでした 

 

 

 まったりと 登頂の余韻にひたる        よく頑張ったね〜

 

 イヒヒ、でも ちょっと下腹に 脂肪がついちゃったんじゃありませんかぁ〜

 

山頂を後に、稜線上にある もう一つの山小屋「赤岳天望荘」まで、少し下ります。

ところで、この下り、こんなに険しかったっけ⁈ 

 

 

 あれ⁈  おかしいなぁ⁈    天望荘が無い⁉︎

 

と 思ったら、霧の中から 姿を現しました

ここに泊まると、ボコッ ボコッ って、星の大きさが怖いくらいに大きく見えて

夜の星空が、そりゃあ綺麗❗️  

五右衛門風呂も有名だし、いつかまた、来てみたいなぁ

✳︎おサル君的には ごはんに ちょっと難があるからと 渋りそうだけどね (笑)

 

 

トレラン屋さん、こんなところまで来ても、元気です

 

帰りの 地蔵尾根へ向けて、更に一段二段と下ります。(奥に見えてるシルエットは天望荘)

 

 下まで来てから振り返ると、意外とキツイ下りだったんだねぇ

 

正面に、これから下る地蔵尾根の取っ掛かりが見えてきました〜   って

この尾根、こんなに岩岩だったっけ ⁈

こりゃ まだしばらくは気が抜けないねぇ

 

 

 特徴あるスポット「地蔵の頭」越しに、行者小屋が見えてます。

ここから 一気の下りなんだねぇ

 

 

 

 怪我や事故のほとんどは、下りに起きます。

写真を撮るのはひかえて、しばらく足下に集中しましょう

 

  

  

 

 

 

樹林帯に入ってからは、あっという間の下りで、気が付いたら行者小屋の赤い屋根が目の前に‥ 

 取り敢えず無事に帰還っす。

 

下りてきた稜線を振り仰ぐと、「地蔵の頭」が くっきりと見えています。

改めて見ると、ここの尾根も なかなかのもんです。

前に地蔵尾根を使った時は 登りだったんで、下りに使ったのは初めて。

登りと下りで、印象はかなり違うもんだね。

 

ガハハハ、ハイ、なめてません、お見それしました、おサル君❗️ 

 

 ははは、こりゃ 本音っぽいね❗️

 

 大トリつとめる隊長は、ボケかましてみました、ははは〜〜

 

 

 達成感からでしょう、いい笑顔してます、T ❗️ 

 

 お世話になった赤岳さまに 皆さま、拍手を👏

よく登ったなぁ〜

 

 ここから美濃戸まで、帰りは南沢を使って戻ります。

が、これが T には相当 キツかったみたい‥‥

 

 

美濃戸山荘までの南沢ルート

本来 下り基調なので、それほどきつくはないはずなんですが、

行者小屋までの下りで体力を消耗しきってしまっていたのか

加えて 軽い脱水症状もあったんじゃないのかな、見る間にペースが落ちて

後ろについて歩く隊長も、気が気でありませんでした。

 

隊長も 脱水症状での脚の攣りで 何度も痛い目にあっているので

無理しないよう フォローしつつ どうにか 美濃戸山荘に戻ってきた時には、

予定していたコースタイムに比べ かなりのタイムロスでした。

T は、取り敢えずの 水分補給にスイカ🍉

おサル君と隊長もソフトクリームを 瞬食ふうぅ〜

何とか息を吹き返しました〜

 

後、40分足らず、美濃戸口の 予定していたバスの便には微妙な時間ですが

最後、チャレンジしてみますか⁉︎

 よ〜い、ドン‼️ 

 

早い 速い、競歩選手のように

駆け出す寸前のスピードで バス停 🚌を目指しましたが

わずか、2,3分 間に合わず、バス停を後にするテールランプを見送ったのでした‥‥

 

 

まぁ、怪我も事故もなく帰還、大成功じゃあないっすか⁉︎ 

ね、T?!おサル君⁈

 

その後、タクシー🚕を呼んで、『縄文の湯』で汗を流し、

茅野駅前の『そば茶屋ちの ベルピア店』さん🏮 になだれ込み

生ビールを乾いた喉に流し込み

予約していた 臨時特急あずさ に飛び乗って、

いやはや、全くもって、 慌ただしく 忙しい旅も

こうして終わったのでした‥‥‥

T 、 還暦記念登山、楽しんでくれたかな~? 

これから 中央本線に乗ってて、八ヶ岳の姿を見るたびに

あぁ、あの頂に登ったんだな~ って、思い起こしてもらえれば

頑張った甲斐もあるってもんです、(山梨だけに…) いひひ

 

 

今回も長文、最後まで ご精読ありがとうございます。

  

まだまだ 溜った この夏の 登山記録、頑張って投稿してまいります!!  はは…


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還暦男子、赤岳への道(登頂編)

2019年09月05日 13時02分07秒 | 八ヶ岳

さて、

大部屋に割り当てられた我々3人、暗くなったら星を眺めに行きたい気持ちもあったのですが

満腹で布団に横になっているうちに爆睡。

             

夜半、窓から差し込む月の明かりが結構眩しいほどの夜でした。

さすがに夜中にゴソゴソ 起き出すのもはばかられ、

結構 早い時間に目が覚めていたものの

明るくなりだすまで ひたすら布団の中で時を待ちます‥‥‥

 

 

 朝ごはん、用意できましたよ〜 

  おサル君に言わせると、山小屋らしい、王道の朝食。

しっかりごはんのお代わりもし、エネルギーチャージもオッケー👌

 

 

ハ~イ    今日も快調よ

 

おっさんず スナップ なんとか なんとか…

T よ、あの頂きを目指すんだぜ‼︎    

 

 

 先ずは、前進基地となる 「行者小屋」を目指します

 

 30分足らずで、行者小屋 到着です。

前方には 阿弥陀岳中岳が、 

横を見上げると  大(小) 同心が、出迎えてくれています。

 

 

要らないものはデポして 身軽になって行こうぜ‼︎ ってことで 荷物をまとめます。

そうそう、ヘルメットも ちゃんと忘れずに、ね!! 

T にもレンタルヘルメットを薦めますが、大丈夫って…  もちろん、何も無きゃ大丈夫なんだけど…

じゃあ その分、隊長がしっかりフォローさせていただきます!!

 

ルートは こう。

文三郎尾根を登って山頂へ直登、地蔵の頭から地蔵尾根を下り、行者小屋へ戻ります。

危ないところは 特になかったと記憶しているけど、

山頂直下の岩場は T にとっては 難所といえば難所。気を引き締めていこうね~

 

 

 中岳のコル経由で行く、という手もあったけど(そっちの方が多少 楽?!)、

こんな絶好の天気、雲が湧き出す前に 早く山頂に行きたいもんね~

 

文三郎尾根の特徴の、階段・梯子地獄!! 

これが案外 地味にきつかったりするんだよね~

 

 

息を切らし、汗を垂らしながら上り詰めれば、あっという間に 標高が上がります。

 

階段や梯子がやっと 終わったとこで 小休止。 T 、だいぶ 汗かいたね~

 

阿弥陀岳、中岳も標高が上がったところで見ると、なかなかの雄姿だよね~

 

見て見て、 山頂が見えてきたよ~ 

稜線に隠れていた、八ヶ岳の一番北に位置する蓼科山のシルエットも見えてきた!!

 

一人先頭で、余裕をかます おサル君。 待った~?

 

へへへ、頑張れ~!!   

  

ほら、T、 見て見て!!  阿弥陀岳とほぼ同じ高さまで もう上ってきてるよ~

修行僧みたいに、行くぜ!!

コマクサ の群生地発見!!  ちょっとだけ 気が紛れるよね~

 

さぁ、いよいよ山頂直下の岩場に突入っす!!

 

 

三点支持、三点支持!!  慌てずに 慎重にね~ 

ちょっと、ガスが上がって来ちゃった。山頂まで、ガスとの競争だね~

これこれっ!!  不思議と頑張ろうって気になる。 

 

核心部分だから、ストックはしまって、両手全身を使って登りましょう!! 

 

余裕のおサル君、手を挙げて待ってくれています!!  あと 少し!!

 

やった~!!  やったぜ~!!  俺はやったぜ~!!

T の顔にも、やっと安堵の笑顔っす!!

イェ~イ!!

へへへっ、T  還暦登頂、コンプリートっす!!      

 

 

 

 

今回も長文、最後まで ご精読ありがとうございます。

  

更新、また さぼっちゃいました、頑張って投稿してまいります!!  はは


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還暦男子、赤岳への道(前編)

2019年08月29日 18時46分37秒 | 八ヶ岳

え~、このブログ、原則 時系列で投稿しておりますが

諸般の事情により 今回は 「還暦男子、赤岳への道」を優先投稿いたします。


我がポン友、T 君が、

8月初め、一足、いや二足早く めでたく還暦を迎えました。

おめっとうさ~ん!!  

他の友人(W)と なにか記念になる 山行イベントを、という事で、企画スタート!!

当初は 「甲斐駒ヶ岳 一本勝負!!」 って プランを考えていたんだけど

Wが都合で脱落、Tの都合が合うのが 8/10、8/11。  ん!?

それって、「山の日」じゃ~ん!?

 

案の定、甲斐駒周辺の山小屋はどこも満杯…  

それなら 同じ中央本線沿線の八ヶ岳、その主峰 赤岳ならどうじゃ~?

相手にとって不足はあるまい?!

 

幸い、赤岳鉱泉に空きもあり、足も何とか確保でき、天気も問題なし、ん??

え?!  台風?!  

え~い、来るな 来るな 来るな~ 逸れろ 逸れろ 逸れろ

前日まで 遥か南洋上空に 念を送り続けたのでした ((笑))

 

山梨だけに その甲斐あって、当日は夏本番 夏空まぶしい朝となりました。

隊長の勘違いで 「あずさ」に危うく乗り遅れそうになるハプニングはありましたが… いひひ

駅ではまだまだ余裕のよっちゃん、の T でしたが…

美濃戸へ向かうバスの向こうには、夏空が広がっています

 

T 、何となく 緊張しだしたかなぁ

 

美濃戸 到着!!  期待に胸がドキドキっす!!

 

先ずは 林道歩きで ウオーミングアップ。

 

案外これが地味に辛かったりもするんだけど、木陰の空気が涼しくて、快調、快調!!

 

 

 

 

1時間ほどで、赤岳山荘、美濃戸山荘と山小屋が並ぶところまでやって来ました。

皆 ここで小休止をとっています。

 

ふと正面を見ると、目指す赤岳山頂の雄姿が…

T には黙っとこ…  先が長すぎるのも 気持ちが折れかねないからね

 

ひゃ~、こりゃ 堪らん!!   

ラーメン食べて、腹ごしらえっす!!  普通においしいっす!!

 

ちょっとペースが掴めてきたって感じでしょうか、ねっ!

 

 

ここから道を 北沢・南沢に分かちます。我隊は今日は北沢へ… 

 

 

 

 

脇を水量豊富な沢が流れる「北沢」は、歩いていても心地いいっす

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよここから 川を渡って、道は山道になります。

だいぶ汗をかいたね~

 

 

 

 

 

北沢を流れる水は 鉄分が多いのか、ちょっと川床が赤っぽくなってます。

あ、考えたら、「赤岳」自体が そうなのかなぁ…

 

沢と木道と、渡渉を繰り返すんで、それほど苦も無く 標高を上げていきます。

 

カラフルなテントが見えてきたら、今日の目的地、赤岳鉱泉っす!! 

 

そのすぐ裏に、まるで屏風のように切り立った奇岩を従え 赤岳鉱泉はあります。

 

明日チャレンジする赤岳山頂が、目の前にド~ン!! クリアーに見えてます。

 

ところで、夏場、水の豊富な赤岳鉱泉には お風呂があるんだよ~

団体さんが来ないうちに、さっと汗を流しちゃおうぜ~

さっぱりした~

 

で、T 、どうだった?  って言っても、まだまだ 今日は序の口だからね~

 

最高に気持ちいいっす!!  涼しいし、堪んないねっ!!

 

お風呂上りには もちろん これっ!!  人気の可愛いビールジョッキ!! 

で、話題の「タラタラしてんじゃね~よ」(ヨッチャン製菓)  おサル君がゲットして持参しました。 

 

この気持ちのよさは、夏山ならではだね~

 

さてさて、待ちに待った夕食でございます。きれいで広々とした食堂!! 

このステーキも、堪りません!!  ここ、山小屋だよっ!?  考えられないよね~ 

大大 大満足!!  大大 大満腹!!  

ゆっくりと、一日が暮れていこうとしています…

 

 

♪ 明日、あの頂に登ります、♪ 多分 登ると思う、♪ 登るんじゃないかな?  ♪ ま ちょと覚悟はしておけ~ 

 

 

 

毎回、長文、最後まで ご精読ありがとうございます。

  

更新、ずいぶんさぼっちゃったんで、さくさく投稿してまいります!!  はは


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雪の北八ツへ、再建 白駒荘は天国だった!! (後編)

2019年02月17日 20時40分38秒 | 八ヶ岳

 さてさて、“天国”での夜が明けます🌉

夜半、白駒池に面した個室の窓からは、

布団に横になったままで 綺麗な星空が望め、

そりゃあもう “夢心地”でした。 

 残念ながら、 朝日は 右奥の林の先から昇るみたいで、

綺麗なグラデーションに 空が染まることはありませんでした。

 

 

 ん⁉︎

 森の住人が 夜半に 訪れていたみたいですね。

 

 さてさて、朝ご飯🥞っす

 

 昨晩の夕飯と違って 派手さはないけれど、

しみじみと暖かくて  美味しいごはんでした。

 

  

昨晩から気になって気になってしょうがない ペレットストーブを前に

管理人のお兄さんと  しばし 談笑。

イタリア製の このストーブ、熱効率も良く、

手入れも簡単、しかもほぼ自動で燃料のチップ補給をしてくれるらしく

いたく 隊長の物欲を刺激するのでした‼︎

 

 この天板の蓋の所に チップを貯めて置くスペースがあって

そこから必要な分だけ 下の燃焼エリアに落っこちるんだって‼️ 凄いね‼️

 

 新装 白駒荘を貸切に楽しんだ一夜は、こうして過ぎたのでした‥‥

  

 まだ、お正月の🎍雰囲気が残る玄関から外に出ると

 雪が少ないとはいえ  さすがに真冬、寒気が肌を刺します。

 

 

 準備を整え、よし、レッツゴー‼️ 

 

 次に来る時には、水面にもう青々と空の色を映しこんでいるんだろうなぁ‥

 

 

 

「苔の森 」に 分け入っていきます。

あの緑濃い 苔だらけの森が、今は凍てついた木と雪だけの世界‥ 

 

 

 森を抜けたところで、これから向かう茶臼山縞枯山が一望できます。

おーい、 おサル君、解ってるのかい⁈

 「ふ〜ん、あそこを登るのかぁ」って

相変わらずの呑気さ(笑)っすね〜〜

 どうせ もう、帰りの温泉と ビール🍻の事でも考えてるんでしょ

 前方には昨年 お世話になった 「麦草ヒュッテ」。

あの時の玄関は、確かにもっと高い位置にあったね〜

雪、少ないんだなぁ

 これから 茶臼山への登りで 汗かきそうだから、

ここで一枚脱ぎますか

 朝日を背に浴びながら、

徐々に高度を上げ、樹林の切れたところで 辺りを見渡します。 

風も無く、穏やか

 ちょっと休憩。

あと少し登れば、多分ピーク。確か茶臼山の肩ぐらいには 今 いるはずだから‥ 

 「 隊長、まだぁ〜⁈ 」     あと少しだよ、ガンバレ!

  

 中央アルプス⁈  いや、南アルプス⁈ 

いえいえ、乗鞍岳(北アルプス)じゃない⁈

 

 茶臼山のピークは 樹林に囲まれ、全く眺望は ありません。

そそくさと通過、一旦下って 再度 縞枯山へ登り返します。

 写真撮ってから、全く同じ場所で  前にも同じアングルで写真撮ったのを思い出した(^^;;

 

 

 はい、縞枯山到着っす‼️

ここの山もピークらしいピークがないんだよね〜〜

展望を得ようと思うと

足元の見えない雪の吹き溜まりへ踏み込まないといけないので、

ちょっと危険。

無理せず、50m位戻って、南八ヶ岳方面をパチリ📸。

 

 

ところで ここである事実がはっきりしました。

11時40分のロープウェイ🚡下駅発のバス🚌、

白駒荘を朝 出発した時点では、とても間に合うコースタイムではなかったので

それに乗るのは諦めていたんだけど

縞枯山に着いた時点で10時50分、‥‥‥‥‥‥  えっ⁉︎

間に合うよ‼️ うん‼️

ここの下りは 勾配がキツイんだけど

積雪期は足元を気にせず 滑り落ちるように下れるんで

多分 10分もかからずに下りきれるはず、

そうしたら 後は ほぼ平らなルートを ロープウェイ駅まで

やっぱり ほぼほぼ10分くらい、

アイゼン外したり なんやらやってても

ロープウェイに乗っている時間も10分足らずだから

うん、絶対 間に合うよ‼️  行こう‼️ 急ごう‼️

 

 

上で試算した通り、縞枯山を8分足らずで駆け下りる事が出来、

( もしかしたら 今季のワールドレコードだったんじゃない⁈    笑)

「 縞枯山荘」を横目に  ロープウェイ駅へ急ぎます。

  

 

 

 

 縞枯山、下から見上げると 大した標高差に見えないので

あんなに急な勾配があるようには見えないけど、

こっち側から登るのは覚悟して登らないといけない山です。

 

 

 ロープウェイ駅、とうちゃこ〜

思惑ドンズバ、余裕っす‼️  

これなら 途中下車して 温泉♨️に立ち寄っても、楽勝っす‼️

 

 北横岳も 青空の下、くっきり姿を見せてくれています。

“お約束”の 一枚を  パチリ📸

 

 

 

 風こそ今日は無いけど、気温は 真冬だもん、

ハクイキシロイドン【  “白い息”を排出する怪獣  】だって、

そりゃあ現れるでしょう  (笑)

 

 

 

 ( 去年の秋に テレビ放映してた 佐々木蔵之介と黒木瞳のドラマ“黄昏流星群”で、ここ、スイス🇨🇭マッターホルンのロープウェイ🚡っていう設定で ロケに使われてた‼︎ )

あ、中で手を振ってるのは 黒木瞳さんでは ありませんよ、念のため(^^;; 

 

 

 

 もちろん、サインを求められているわけでもありません、念のため  (^^;;

( 単純に 切符を🎫もぎられてるだけです、イヒヒ )

 

 

 え⁉︎   今日はプライベートなんで、サインは、ちょっと〜〜

 

 

 蓼科山さんも、綺麗にお化粧していました〜 

 

 


ご精読ありがとうございます。

  

次回 烈風吹きすさぶ赤城山編へ続きます。


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雪の北八ツへ、再建 白駒荘は天国だった!! (前編)

2019年02月08日 18時01分03秒 | 八ヶ岳

さて、年末年始のバタバタも、やっとこさ落ち付きました。

というのも、娘のBFのイタリア人の、 一か月に及ぶ 我が家への❝居候❞も終わり、ちょっと ほっ…

あれ? 言ってませんでしたっけ?! 

 

世間一般が そろそろお正月休みを終えようと言う6日、7日、

我隊は逆に やっとのお休みです…  

ゆっくり、 雪の北八ヶ岳へでも行って来るか…

しかし、行きの「あずさ」の車窓からは、

例年より かなり少ない雪しか かぶっていない甲斐駒が…

雪、大丈夫かなぁ? 

多けりゃ多いで心配だし、少なきゃ少ないで 折角の雪山なんだし… と

まったく 人間、欲にはキリがありませんねぇ…

 

案の定、雪、少ない…

前日までの案では

『北八ヶ岳ロープウェー』で入山し、翌日 渋御殿湯へ下りようという計画だったんだけど

渋御殿湯と茅野駅を結ぶ バス便が、え⁉︎

調べたら 平日便が無くなってた!!       前からそうだったっけ⁈ 

仕方ない、急遽、逆ルートで…

( 前以て分かって 良かった〜  )

 

  おサル君、だんだん雪山用のカッコも 様になってきたんでないかい⁉︎

 

 

 

 誰の手になる作品でしょう⁈  

なかなか ペーソスがあって いい感じっす

 

 こらこらっ!  やめなさいって‼︎

 

 

 バスで一緒だったお姉さんは、

我隊がトイレとか済ましたり準備しているうちに、さっさと行ってしまいました。

なんでも 『しらびそ小屋』に泊まると言っていたので、

恐らく 『黒百合ヒュッテ』経由、中山峠越えのルートでしょう‥

『高見石小屋』経由の我々とは、すぐ道を分かつので

何れにせよ静かな山行になりそうです‥

 朝のうちに出ていた お日様も、薄雲に隠れてしまいましたー 

 

 雪が少ないので、凍った沢も 氷面が露出してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このルートで唯一 心配されるのが

雪が多いと、踏み抜き地獄 に陥る“賽の河原”だけど

このぶんだと心配することもないかなぁ‥

 

 

 

 “賽の河原” 突入、ですが、ほんと  雪が少ない。

 お地蔵様も、ここまで顔を出してくれているのは、冬場は珍しいんじゃないかなぁ‥

 

 振り返ると、それでも ぼんやりと南アルプスの山並みが見えます。

 

 

 

 

 

“賽の河原”を抜け、樹林帯へ折れて しばらく進めば もう高見石小屋も間近。

 雪も 歩きだしと比べれば  だいぶ増えてきました。

 

 着いた‼︎

ここ、『揚げパン』が 名物なんだよなぁ〜

逡巡したけど、

もうここを下れば 、本日のお宿 白駒荘』もすぐそこ、

中途半端だし、今回は諦めよう‥ 

 

 

 

 

  とうちゃこ〜 

ついこの間、紅葉キャンプ🍁 で来て まだ間もないけど、

雪があると やっぱり雰囲気が違うねぇ

 

 

 

 

 

 

 白駒池全面結氷し、その上には真っ白な雪が‥

 

 積雪期は、歩いてしか来れない白駒池だから、

はるばるやって来る甲斐があるってもんでゲス‼︎

( 麓のスキー場から、雪上車でそばまでやって来るツアーも、あるにはあるようですが‥ )

  

 とりあえず、受付して 荷物を下ろさせてもらってから、

氷上へ上がってみましょう。

と、ほぼ同じタイミングで 白駒荘へ到着した スノボのお兄さんが一人。

ん⁈   お客さん?  宿の人?

あっという間にスノボを外し ブーツも 脱いで、

食堂に上がり込んで 宿のお兄さんと親しげに話し込んでいます。

やっぱ 宿の人なんだ‥

 身軽になって改めて氷上へ‥

全面結氷しているとはわかっていても、どれだけ固く張った氷かは 上からは窺い知れず、

最初はおっかなびっくり 氷の感触を 足触りで探ります‥

どうやら大丈夫とわかれば、ここは おサル君の独壇場。

跳ぶ、跳ねる、叩く、地たんだ踏む、蹴飛ばす、

なんでも やり放題      

 いったいしかし、どれくらいの厚さの氷が張ってるんだろ⁈

 

 

それでも まだ 安心しきっていない隊長が

へっぴり腰で追いかけていくと、

一人ではしゃぎ疲れたのか、やっと戻って来ました。 

さぁ、戻るか‥

 

玄関まで戻ると、さっきのお兄さんが 入れ替わりに出て来て

また スノボを履き始めます。

⁇  ⁇  

結局、お兄さん、しょっちゅう ここいら辺へ遊びに来ている常連さんのようでした。

「今日は、貸切みたいだねー」

へ⁈    そうなの⁈

 なんと 再建間もない白駒荘を、我隊、貸切っす‼︎

 

最新式の『ペレットストーブ』、薪ストーブも もちろん良いんだけど、

これ、いいなぁ〜、憧れます‼︎ 

 

 再建された白駒荘も、食堂は 床暖房!!

夕食前に、一杯 飲み始めようっと

 だんだん外も薄暗くなってきましたが、

ここの食堂にいる限りは まったく別世界。ぬくぬくと、天国っす!!

 

 

 

 どうです?!  とても山小屋で供される夕食とは思えないっしょ?!

美味しくって、ぺろりと完食っす!! 

おサル君と二人だけでは、持て余すほどの広々として 清潔な食堂!! 

 

 

さて、白駒荘。

二階もゆったりと余裕あるつくり。

基本 間取りなんかは 焼ける前と ほぼほぼ一緒。

左側に池に面した個室が並び、右側が山側で 一段上がった先が相部屋の大部屋。

二人しか宿泊者はいないので、暖房効率を考えれば 当然 個室なんだけど

予約を個室で してしまったんで、考えたら個室料金がもったいなかったなぁ。

( 今更、普通料金にしてください、なんて、格好悪くて言えないし…

 

  

 ここは、1階の洗面所。繰り返して言いますが、ここ、山小屋っすよ!! 

 

 そして、そして、何と!!  これが一番の驚きなんだけど

白駒荘には お風呂があって、しかも、しかも 冬でも入れるんです!! 

男女別に一つづつ、しかも たっぷりとした大きさの湯船です!! 

( 上と下の写真は、夜のうちに写真撮っておくの忘れたんで、翌朝のものですゲスが…)

 二人には十分すぎる広さの、白駒池に面した個室。

いやはや、北八ツ 白駒荘は、まさに天国みたいな山小屋でした!! 

 

 



ご精読ありがとうございます。

相変わらずの 拙い文でスタートした 2019年、今年もよろしくです。  

次回 後編へ続きます。


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二足遅れ⁉︎ 雨の白駒池で◯◯の一夜、後編

2018年11月16日 02時02分25秒 | 八ヶ岳
前回、白駒池での恐怖『実』体験を綴ったところ、
「盛り過ぎじゃあないの⁈」
「 ほんとに二回も⁈」「嘘くさ」
「 寝ぼけてたにしては まあまあ リアルに書けてたんじゃない⁈」
などと、
とっても好意的なコメントを多数 頂戴しました、ハイ。
この場をお借りして御礼申し上げます💢💢💢
チクショ〜〜‼︎



一連の夜中の“事件”のおかげで、
妙に朝から 変な気分‥‥‥
テンションが高いのか、低いのかわからない
タチの悪い気分っす



おまけに キャンプサイトがある◯◯荘で
今日の行動用にポカリスエットを買おうと 山小屋の中に声を掛けると
(努めて丁寧に声をかけさせていただいたのにも関わらず、ええ)
出て来たおっさん、思いっきり不機嫌な態度だし
感じ悪い〜
(ネットでの評判は 悪くないのに‥‥)





お兄ちゃんによると、前の日に応対していた若いお兄ちゃんも
同じくらいの感じ悪さだったとか‥
あほー、 もっとテン泊の客を大事にしろ~
満月の夜ばかりじゃないぞ、コンニャロメ!
あ、いけね、
また 昨晩のこと思い出しちまうじゃん



しかし、濡れたテントってのは こうも重いもんなんだねぇ〜
ブツブツ独りごちながらも テントを撤収して、
さあ、行くべか🏃





白駒池の畔りに出ると
池の真反対辺りかと思っていた 白駒荘が すぐそこに見えます。
え⁉︎ こんなに近かったんだ!
(昨日は それさえも確認しないまま テン泊設営に没頭してしまったんで‥‥)







今年の元旦の未明に 失火で全焼してしまった白駒荘ですが
僅か9ヶ月足らずで再建でき
ついこの間から営業を再開したばかりだとか‥
ホント、良かったね〜〜



焼けてしまう前に2度ほど泊まったけど
失火場所らしい新館は 床暖房に
最新式薪ストーブの
とても快適ないい感じの山小屋だっただけに
どんな感じに再建されたのか 気になるところ。













ちょこっと覗いてみると、
これまた とてもいい感じ‼️
ピカピカで、暖かそうで( 再建時にも、また床暖房にしたみたい )、
中にいる人たちも みんな ニコニコと寛いでいて
これからもまた ご厄介になる事が多くなりそう‼️
噂では、冬でもお風呂に入れるようになったらしいし‥‥


趣のある本館は 幸い類焼を逃れたらしい

おっと、そうそう、
今度の山行、そもそも何のために来たんだっけ⁉︎
評判の、白駒池の紅葉🍁を 確かめに来たんじゃん‼︎
あははー









改めて池のほとりを眺めると、
散り残った僅かな紅葉🍁も 昨晩の暴風で散ってしまったか
残っていても
色がだいぶ くすんでしまっていて、
残念、10日は 遅かったかなぁ〜



何しろ、まじ 最盛期には この眺めだからねぇ〜


ネットから拾ったんだけどこの色付き具合、
加工し過ぎじゃないかなぁ と 思うほど鮮やか。


しばし
撮影会っす。


パチリ、本日渾身の一枚がこれっ!!



さてさて、お兄ちゃんと、今日進む先を相談です。
と、言っても
①高見石経由で渋御殿湯へ下りるか
②経由先はともかく最終的には北八ヶ岳ロープウェイ駅へ戻るか、の基本 二択っす。



で、結論。⇨ ②です。
どうも天気は これ以上持ち直しそうもないので
眺望に期待して茶臼山〜縞枯山の ピークをつないで歩くことはせず
山裾をのんびりと行くことに🏃





最近 話題となった 北八ヶ岳 苔の森を抜け


( 真冬には確か入口を 雪で一階分掘り下げていたよね!! )
麦草ヒュッテを横目に













勾配は地味なんだけど、
基本上りで 案外と辛い森の中の小道を進み、
ロープウェイ駅を目指します。
      


ガスガス

ここは雪の時の方が、
上りも下りも ずっと楽だね〜〜





とうちゃこ〜



ロープウェイから見たら
はるか下の標高の方に紅葉の🍁ピークは移りつつありました。


余談ですが、ここ、今放送中のドラマ「黄昏流星群」の中で、スイスのマッターホルンそばのスキー場として使われていました、アハハ











一足(いや、二足)遅かった、『八ヶ岳 紅葉を訪ねて』の旅は、
こうして終わりましたとさ。






あ、帰り道
“立ち寄り湯”で、奥蓼科温泉♨️『滝の湯』
寄って行きました。
露天風呂から眺めた 紅葉が、
今回の山行で一番綺麗に色づいていました、
タハハ






お兄ちゃん、ありがとうございました~
また どこかご一緒しましょう



ご精読ありがとうございます。
次回、日光編に続きます。

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二足遅れ⁉︎ 雨の白駒池で恐怖の一夜、特別編

2018年11月07日 05時33分26秒 | 八ヶ岳

山行前夜の寝不足と、
テン泊荷物を背負って下から登ってきた事での疲れ、
加えて お兄ちゃんとの一年ぶりのテン泊で
ついついお酒が進んでしまったのも相まって、
外は結構な本降りになってきたにも関わらず
シェラフに潜り込むと
たちまちのうちに眠りに落ちた 隊長なのでした‥‥‥



どれくらい寝たんだろう、
気がつくと 雨が止んでいました。
確か 7時前には横になっていたはずだから
この熟睡感だと 11時過ぎぐらいかなぁ‥

雨こそ止んだみたいだけど、
さすがに星までは出ていないんだろうなぁ‥
気になるから ちょこっと外に顔を出してみるか?

でも ヌクヌクと温かいシェラフから 今 抜け出すのは
ちょっと躊躇するなぁ‥‥
なんて、真っ暗な中でぼんやり考えている時でした‥‥



ひたッ‥‥‥、ひたッ‥‥‥‥、ひたッ‥‥‥‥、

ん⁈ なんの音だ⁈

ザッ‥‥‥、スザッ‥ポキ‥‥‥‥‥、スザッ‥‥‥‥

どうも 下の池の方からテントに近づいて来る
誰かの足音のようです。
時折 落ちている小枝を 踏み折る音も混じります。
その足音のテンポは 明らかに二足歩行なので、
🦌鹿とかの 動物では無い事、
しかも その気配からは
足音を忍ばせて歩いているのが伺われます。



こんな真夜中に いったい誰だろう⁈

ザッ‥ ポキ‥‥‥‥‥‥、ザッ‥‥‥‥、ザッ‥‥‥‥

隣のテントの “お兄ちゃん”かなぁ⁉︎
俺よりちょっと早く目が覚めて
青苔荘のトイレか、それとも 星を見に
空の開けた池のほとり辺りまで 行ってきたのかなぁ⁈

スザッ‥‥‥‥、ヒタッ‥‥‥‥、スザッ‥ポキ‥‥‥‥‥‥‥

足音は すぐに 我々のテントの傍らまでやって来ました。
と、今度は テントの周りを うらうらと‥‥



ん⁈
なんですぐテントに入らないんだろう

しかも、二つ並んだテントの内、
隊長の方のテントの周りだけを
ウロウロと 歩きまわります‥‥

“お兄ちゃん”、いったい何してるんだ⁈



その時 さっきから感じていた ある違和感に気付きました。
そう、灯など一つとて無い漆黒の森の中で
その“何者か”は さっきから
何の灯も点けずに歩いているんです‼︎



山の中でキャンプをした経験がある人ならわかるはず、
どんなに弱々しいヘッドランプでも
点けてさえいれば、この漆黒の闇の中、
直接 照らされなくても 薄いテント越しに光点が動くのは
容易にわかるのに‥‥‥

ここの幕営地は、周りを山と森に囲われているんで
たとえ月が出ていても 山と深い枝葉に遮られて
ほとんど 夜目は効きません、
本当に真っ暗な森なんです。



なので、夜目の効く動物ならともかく、
ここを
懐中電灯や ヘッドランプ無しで “人様”が歩くのは 絶対に無理。
おまけに
テントの周りには、
テントを張って固定させる為の 細引きドローコードが 何本も張られていて
そんな事十分に承知している自分でさえ 寝る前に足を引っ掛けたほど‥‥‥

今 テントの周りをうろつく“何者”かは
一度も暗闇の中でドローコードに足を引っ掛けたり、足をとられる事なく、
先程と同じペースで歩き回っています‥‥

いったい こいつは何者なんだ⁉︎
もしや、テント場荒らし⛺️か⁈


さすがに薄気味悪く感じ出した 隊長、
モゾモゾとテントの中で動いたり、わざと物音を立てたりと
そいつに 目が覚めている事を さり気なく気取らせようとしますが
“何者か”は 全く動じません‥‥

気味悪さが 更に強まります。
と、
次の刹那、
そいつは テント越しに
横たわって寝ている自分の顔を覗き込んでくるではありませんか‼️
( 気配で 解ります‼️ )
ギョェーーーッ‼️


もし そいつが何かの動物なら、
息づかいや その獣臭さで、
自ずと正体が知れるはずですが
「奴」は こちらの詮索になど一切 構わず
ほとんど 覆いかぶさるように覗き込んできます‼︎

直感が訴えます!
やばい‼️
「奴」は テントの中にいる 俺が
怯え、硬直しているのを、明らかに知っていやがる‼️



真夜中の テント場で⛺️
月も星も見えない真っ暗な中を、
灯もヘッデンも点けずに
わざわざ キャンプ場の外れに張った 他人のテントまでやって来て
テントの中で寝ている人の顔を
外から覆いかぶさるように覗き込む 、人⁈
人なのか⁈
ほんとに、人なのか⁉︎
ソレって ‥‥‥



ギョエ〜〜〜〜〜ッ



プルルルルるるるるるる、
プルルルルるるるるるる、
プルルルルるるるるるる、

まさにその時、
毎日、就寝前に歯を磨いて寝るのを忘れがちな隊長が
自ら12時ジャストに鳴るようにセットしていた
携帯のアラームが鳴ったんです‼️


静まりきった真夜中のテント場です。
マズイ、大顰蹙ものです!
手探りでテントの中を バタバタとあちこちと探り
ようやく消し止めますが、
そんな騒動の最中に どこかホッとしている自分‥‥‥

そう、正体不明の奴に見すくめられ
蛇に飲み込まれる前の 🐸カエルの様に 凍りついていた自分を
アラーム音がこっちの世界に連れ戻してくれたから‥‥‥





張り詰めていた緊張感に包まれていた このテント周りの空気が
どこがどうとは言えないんだけど
今の騒ぎで どこか弛んだ気がします‥‥


ん⁈

しーっ‥‥‥‥

耳に引っかかるかの様な ザラザラとしたあの足音は
もう 聞こえなくなっていました‥‥‥

行った⁈


行った‥‥‥

しばし 放心‥‥‥

一体全体 あれは何だったんだろう‥‥‥

暗いテントの中で
少し冷静に戻り、一つ一つ その正体について 論理的検証を行ってみます

ん⁈ 睡魔がやって来ました‥‥‥‥




いつしか、 ゴウゴウと
山の稜線で風が吹き荒れる音を夢枕の中で聞きながら
深い眠りに落ちていきました‥‥‥、




           





次に⌚️腕時計を見たのが、四時。

吹き荒れていた風もおさまっています。

静寂の中で、真っ暗なテントの中を凝視します。

寝入る前の、あの恐怖は まだリアルです。

やだなぁ、
夢だったんじゃない、ん?
そうだよ、多分寝ぼけてたんだ…



と、

ヒタッ‥‥‥‥、ヒタッ‥‥‥‥、スザッ‥ポキ‥‥‥‥‥‥‥

え⁉︎

シザッ‥‥‥‥、ザッ‥‥‥‥、ザザッ‥ポキ‥‥‥‥‥‥‥

また⁉︎

ザザッ‥‥‥‥、ヒタ‥‥‥‥、ザザッ‥ポキ‥‥‥‥‥‥‥



来たーっ!!


今度こそ その正体を見極めてやろうと
気持ちはだけは はやるのに 体がついて行かず
テントのチャックを開けてまで と 逡巡する内に
10分ほどの間は 歩き回っていたでしょうか、
やがて そいつは
また 闇の中へ、去っていきました‥‥‥‥





そのまま まんじりともせずに
テントの中で 横になったまま 朝を待ちます。
空が白んで来た頃、また小雨が降り出しましたが
直ぐに弱まり、
隣のテントで “お兄ちゃん”が動き出したのが解りました。

ガバッと起き上がり、
テントから顔を出して、おはようの挨拶ももどかしく尋ねます
「 お兄ちゃん、夜中に、テントから外に出た?」
「へ⁈ うううん、出てないよ」
「じゃあ、何か、足音、聞かなかった⁈ 」
「夜中にアラームが鳴ったでしょ、それまでは熟睡してたから、聞いてないよ」
あ、でも、明け方前に、誰かが テントの周りを歩いていたよね⁈
え⁈ あれって、隊長じゃなかったの⁈ 」

やっぱり、隊長の幻聴じゃなかった‥‥‥




そう、夜の森の中には
やっぱり いるんです。
僕らには普段 見えていなくても。
心にポッカリと 穴が開いた瞬間を狙って
奴らは そこかしこから、忍び寄って来るんです。
そんな時、
決して闇に眼を凝らしては、いけません‼️
闇の中の 何かと目が合った瞬間
あなたは 奴らの世界に引き込まれてしまうのです。
あいつは あなたを同じ世界に引き込もうと
今宵も 森の中をさまよっているはずです‥‥‥‥


信じるか信じないかは、あなた次第‥‥‥‥‥



イッヒッヒッひッひっひっひっひ〜





ご精読ありがとうございます。
後編に続きます。

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二足遅れ⁉︎ 雨の白駒池で恐怖の一夜、前編

2018年10月19日 17時12分32秒 | 八ヶ岳
今シーズンの紅葉🍁報告第二弾を目論み、
行ってきたのは、八ヶ岳は 白駒池

折角 シーズン真っ只中のこの時期なのに
おサル君には あっさり振られ
( ワイハ〜👋 アロハ〜)‥‥‥ 😭
加えて狙う先は ことごとく雨予報☔️

二日目に晴れればいいや、なんて甘い甘い、
夜半に どこも稜線は風が吹き荒れそうで
明け方 雪☃️マークまで 出てくる始末‥‥

唯一 晴れの見込めた錦繍の安達太良山は、
頼みの綱の くろがね小屋に
これまた あっさりと、
「11、12日⁈」「 ごめんねぇ〜、満員。キャンセル待ち状態」


※こんな絶景の紅葉が見れたはずのに…  残念


しょうがない、
ピーク や、稜線散歩は諦め、
まったりと 紅葉🍁のみ 堪能できればいいか、と
白羽の矢が立ったのが 白駒池って訳。

折良く、“お兄ちゃん”( 3度目の登場です! )から
「どこか 一緒に行かない⁈」 とのお誘い。
おっさん もとい
ナイスダンディ(ププッ)二人の道行きと 相成りましたでございます‥‥

直前に仕入れた情報によると、
白駒池、紅葉の最盛期は過ぎたものの なんとか楽しめそう‥

※最盛期は こんな感じで、この世のものとは思えない色に!!


天気もこの辺りだけ ポッカリと曇りマーク
この際だからテント背負って、行ってくっか⁉︎
※軽く、テント背負って… なんて 思ったことを この後激しく後悔


※小海線利用の場合、新幹線経由で行ったほうが便利なんだよね





今回の 入り口は、「みどり池入口」。
🚄上野から新幹線で佐久平まで、
そこから小海線を乗り継ぎ「小海」、更にバスと、
とっても乗り継ぎの良い「入り」です。


バス待ち時点では 少し薄日も射すし、
なんか、いい感じ



終点(稲子湯)一つ前の「みどり池入口」には
帰りの便を待っていた おじさんが一人いるだけで
こっちから登って行く人は 平日なので誰もいなさそう。
あ、でも
車は 5、6台 停まっていたから
もっと早い時間に 皆 入ったんだね〜





ノンビリと、
シラビソ小屋や 本沢温泉経由で峠を目指すつもりで
少し 会話していると
お兄ちゃん的には違っていたみたいで、
ならば、お初のルート
『 シャクナゲ尾根』を どうせなら行きましょう‼️

           



ところがこのルート、いきなりの急登で、
後でGPSログを見てみたら
白駒池のある標高まで、ほぼ登り一辺倒‼️





3.6キロの距離の間に標高を600m上げたって計算?!
おかしいなぁ~、こう書くとあまりキツい感じしないなぁ〜


でも、あとあと 雨に降られた事を考えると、
とにかく これはこれで良かったかも⁈







80 + 20 = 100

ん⁈
何の計算って⁈
体重80キロの人間が 20キロのザックを担ぐ 計算式っす‼️



0.1トン もの 肉の塊が
山道を登る訳だから、そりゃ バテるわなぁ〜〜
↑ ↑ ↑ 見てください、この背中の荷物の大きさ!!



このコースを歩く人は 余り多くないとみえて、
あの雨風台風から しばらく経つにも関わらず
登山道には時折 倒れたままの大木や 太い枝が まだそのまま横たわり
進むにつれ、さながら 障害物競走の態に‥‥‥

圧巻は、かなりな急勾配のトラバースが
幅5メートルほど 大崩落していた辺りで、
先行したお兄ちゃんが 更に崩れそうだからと
大きく上巻きするように 指示してくれました。
さすが 学生時代に 山岳部で鍛えられただけの事はあるなぁ、と
感心しきりの隊長
0.1トンの重みに、まだ安定していない土砂や倒木が もし耐えられなかったら
あっけなく あっち行きです
助かりました、お兄ちゃん‼︎















紅葉は 今 振り返るとこの辺りが一番きれいだったかも…
それなのに、急登とザックの重さで 既にヘロヘロで、
お兄ちゃんに遅れてはならじと、
写真を撮る余裕もなく…




北八ヶ岳らしい 苔の森になってきました



「にう」「ニュウ」「乳」問題は、相変わらず解決されていないようです(笑)


木道が現れれば、もうすぐのはず


そんなこんなで、
標高を上げた後は だらだらと進み、
ようやく もう少しで 白駒池かなぁ というところまで来ると
ポツリ ポツリと、雨粒が落ち始めました。
こりゃいかん
本降りになる前に テント張らなくっちゃねぇ





『青苔荘』という山小屋の脇に
白駒池 の幕営地はあります。
受付もそこそこに、ザックを下ろすと、
スピード命のテント張り⛺️
なんとか張り終えた途端、雨足は更に強まり、
「取り敢えず 一旦 テントに撤収ね〜っ!」
並べて張った テントに逃げ込みます。


白駒池の紅葉を見に来たはずなのに、
雨で身動きできず
テントの中で、
ザックの中身を拡げて 暮らしやすく配置し直したりしている内に、
昨夜来の寝不足からか
いつしか横になり、テントをたたく雨音を聞きながらの うたた寝に‥‥‥

はっ‼︎
気付くと 一時間ほど、眠りに落ちていたようです。
雨音は 聞こえるか聞こえない程度に‥‥



腕時計を見ると5時
おっと、うかうかしてると真っ暗になっちゃいます。
お兄ちゃんも ガサゴソと 動き出してます。
「ちょうど 雨も止んだし 飲み始めますか~? 」
紅葉のことなど 飛んじゃってます、ハハ


飲むといっても、テン泊荷物の用意で一杯一杯だった隊長、
白ワインこそ一本 ザックに入れてきましたが
ツマミの一つもない状態、

片やお兄ちゃん、
赤ワインはもとより、缶ツマ数種類にカッパえびセン、
生ソーセージと 抜かりがありません。
いつも食材を おサル隊員任せにしてきたツケが
こんな時に露呈です…  反省







ここは 素直にお兄ちゃんにご馳走になります。
マッシュルームの水煮をアヒージョにしたツマミなんて
悶絶するくらい 最高に美味しかった!!
その代わりといっては何ですが
夜食、朝食用にと買い込んできた フリーズドライは
高菜ご飯、ペンネ、チャーハン、トン汁、みそ汁 などなど
豊富なラインナップを用意してきたので
お兄ちゃんに トン汁とタコスライスをお湯を沸かして進呈、
( こんなんじゃ全然割に合わないだろうけど、ごめんなさい )





お腹も満ちて、
結局 ワインも二人で2本も飲んだ訳で
とっても いい気分っす!!
これで 満天の星でも出ていたら最高!!

と、
止んでいた雨が
二人の宴会が終わるのを待ちかねていたかのように
再び落ちてきて
片付けもそこそこに それぞれのテントの中へ…

シェラフに体を潜り込ませると
もう 動きたくありません、動けません
「まだ ウイスキーがあるけど、飲む? 」
テント越しに お兄ちゃんに声を掛けられたものの
眠りに落ちる前に 遠慮しとくと答えるのが精いっぱい
北八ヶ岳の深い森の片隅で
深い 深い 眠りに落ちていくのでした ……





この後、あんな経験をするとは 露とも思わずに…





ご精読、感謝です。
“恐怖”の特別編に続きます!


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