山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

槍穂 展望の山、再び‼️ 蝶ヶ岳(上巻)

2017年10月31日 02時33分25秒 | 北アルプス
10月初旬の三連休と言えば、
山をやる人間にとって 実にそわそわと落ち着かない時です。
そう、関東近辺の 頂が、
いっせいに 紅葉(黄葉)の見頃を迎えるからです。


(イメージ)

紅葉って、意外と真っ盛りの期間は短くて、
あっちの山もいいなぁ、おっ、こっちもいいじゃん、
でも あそこもいいらしいぞ、などと目移りしていると
直ぐその盛りを過ぎてしまいます。

いつか、それなら全部、気の済むだけ回ってやれ〜
と 時間や休みを気にせず、
ザックとカメラを引っさげて
日本国内を右左に 、好きなだけ歩き回るのが、
目下の私めの、ささやかなリタイア後の夢でございます、はい‥

それに 悲しいかな 動かせる体は一つだけ、
休みと 天気の塩梅を秤にかけて、
泣く泣く行く場所を絞り込むのが 現実でございます、はい‥



で、絞り込んだ先が………  蝶ヶ岳‼︎
他にも もちろん候補はあったんでございますが、
①懐具合
②アクセス
③足元の不安(⁈)……… 訳は 今はまだ内緒
などの理由から、
ここにした訳でございます。

とは言え、
紅葉 真っ盛りの三連休でございます。
場所によっては
布団一枚に、おっさん三人‼︎
なんていう悲劇
充分あり得ますです、はい‥
ならば、しょうがない、奥の手を出すか
と、文字通り部屋の奥(のて)から取りだしてきたのが「ざ テント⛺️」

実は、これが苦行の始まりでございました‥






珍しく今回は、
天気の心配は一切しなくていいくらいに、ドぴーかん‼️
相棒は、と言うと
おサル君でなくて、久々登場の “お兄ちゃん”

え⁈ おサル君は どうしたって⁈
おサルは 生意気にも(失礼) 今、ワイハ の空の下でげす‼︎

余談 なんでも秋田県のある地方では
驚いた時に「 わいは‼️」という 感嘆詞を口にするらしいですが
今、これ読みながら「わいは‼︎」と呟いていた あなた!
あなた、秋田県人でしょ⁉︎





今回、お兄ちゃんに、いいことを教えてもらいました。
東京から松本方面に来るのに
普通 どうしても「あずさ」利用を前提に考えてしまいますが、
いかんせん 時間がかかるのが難点です。
ところが、新幹線で長野に出て、そこから松本方面へ
電車にしろバスにしろ向かえば、
その時間の短縮が可能だということを。

今回、松本の乗り継ぎで 小一時間程 無駄にしながらも、
豊科駅に着いたのは、中央線経由より20分近く早い時間でした。

お金はあるけど時間がない人には おすすめです。
え⁈ 時間もないけどお金もない人⁈ ⇦ 俺かい⁉︎
ん〜っ、
残念っ‼️ 🙏ち〜ん⁉️



「三俣」まで、タクること20分少々、
さあ、いよいよスタートっす‼︎


登山届けは、ここで出します。
「東京からかい?」
「電車で東京からだと、この時間が精一杯だねぇ」
「どっちに下りるの?」
「気をつけてね〜」
登山口のおじさんとの、なんでもないような会話ですが
不思議と心が和みます。


何日か、雨が続いていたので 少し 足元が湿りがちですが
気持ちの良い森の中に足を踏み入れていきます。


この辺りでも色ずき始めた黄葉が、
陽の光に照らされて とても綺麗‼︎



それにしても、でっかいザック。70リッターは あるんでないかい。
どうしてもテン泊だと、荷物がかさみます。








出た❗️ 熊🐻❗️
と、一瞬身構えたのは、先にその腰ミノに目がいったから。
森の狩人さんかしら⁈
一発で、記憶に残るインパクトです。

で、改めて辺りを見渡すと、
これだ、これ‼️



数多くの 山ブロガー達の話題を集めてきた
“ゴジラの木”に 初めての ご対面っす‼️ イシシ
それにしても、よくできてるなぁ
自然にできた造形に、脱帽っす!





時折、登山道の木の枝先に顔を覗かせる あの稜線は
常念? それとも 前常念?
何れにしても まだまだ、登らなくちゃね〜



“豆打ち平” あたりから、
だんだんボデーブロウのように、
テン泊荷物を背負った体が 鉛のように重く感じられ出します‥







後ろが開けている場所まで やっと登ってきたぞ〜
安曇野の街が見下ろせます







もう、この時点で、ヘロヘロ
テント荷物を背負っての急登は、やっぱりこたえます‥

それに、お兄ちゃんには黙っていたんですが
持病の聴神経腫瘍が悪化していて、
どうも「前庭」っていうところがいかれているらしく、
梯子が連続 したところや
急斜面で スムーズに足が運びません 😭

騙し騙し、ここまで来たけど‥‥‥‥

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ついに、カミングアウト‼️


ん! 気合いだ気合い!





やった〜‼︎ とうちゃこ〜‼︎
眺望 確認する前に、まずはテント設営っす‼︎
良い場所、空いてないかな〜?

設営済んだら済んだで 、もうダメ、
一休みさせてけろ〜 けろけろ〜

脚がつりかかっているのを 騙し騙し、
テントの中に、ひっくり返ります‥ ‥ ‥ 





30分程、ボーっとひっくり返っている間に、
すっかり曇ってしまいました。

ん⁈
ジュ〜ッ、ジュ〜って、何やら香ばしい匂い‥‥
テントから顔を覗かすと、お兄ちゃんがソーセージを炒めて います。
「そろそろ、やらない⁉︎ 」
やります やります、やりま〜す



暮れかけた、蝶ヶ岳のキャンプ場で
ささやかな、晩餐の開始です。
お兄ちゃん、つまみを色々持って来てくれてました 😁
ありがとうございます〜😊
どうも いつもおサル君に 食料関係は任せっぱなしなので
こういう時に気が回っていない事を痛感、
反省っす‼︎ 


食べ、飲み終わると、
いつの間にか、
深い闇が、キャンプ場を包んでいました‥

月が上るまでの間
ランタンに浮かび上がる 色とりどりのテントに
目を楽しませる 隊長なのでありました‥ 




後編に続きます。


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