山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

梅雨真っ只中、尾瀬縦断!! 後編

2020年07月20日 23時39分57秒 | 山ブログ

さて、尾瀬沼の北側、燧ケ岳の麓を池畔に沿って沼尻へ…

これも尾瀬に来るようになってからの定番ルートです。

途中で燧ケ岳への登山ルート( 長英新道 )と道を分け進みます。

晴れていれば、

深い木立の樹影越しに キラキラと陽射しを反射させる尾瀬沼の美しさが格別なのですが

残念ながら今日はそこまで太陽が顔を覗かせていません。

でも、梅雨ど真ん中のこの時期に、

ここまで天気が回復し、曇りでも薄日が時折射すような明るさなら

御の字 ってものです。

カエルの声も 一際 賑やかです。

 

 

何年か前に 訪れた直後に火災で全焼してしまった沼尻の休憩所です。

再建され、前回来たときには イマドキの白いパラソルなんかが目を引きましたが

今シーズンは コロナ禍で営業していませんでした。

中学生くらいの女の子と小学校4年くらいの男の子、両親という4人連れ家族が

反対側からやって来て、

リュックから大きな真っ黒くろすけなおにぎり弁当を取り出し食べ始めました。

男の子は 乗り気でなかったのに 無理くり一緒に尾瀬に連れて来られたっていう態が明らかで

隊長、ちょっと離れている事をいい事に、アテレコ

家族の会話を その光景に被せて遊ばせてもらいます。

男の子「もう、やってらんね~よ、疲れたし、まじ卍 くそ暑いし!!」

お父さん「でも こんな大自然の中を歩くのも 良太、たまにはいいもんだろ?!」

女の子「ちょっと、良太、それ、私が食べるって言ってた方のおにぎりじゃん、

    お母さん、良太が私の 食べた~!!」

お母さん「良ちゃん、そんなに大きいの食べられるの?  まったく普段はご飯なんて見向きもしないのに…」

男の子「ねぇねぇ、コーラの自販機とか、マジ どこかに無いの?」

お父さん「まゆ~、見てごらん、あの上に雲がかかってる山が燧ケ岳で、お父さんが中学の林間学校で…」

女の子「お母さん、虫!! 虫!! あ~っ!! お父さんの頭に止まった、叩いて、ぶっ叩いて!! 早く!! 早く!!」

… いひひ、いくらでも妄想していられる(笑)

 

 

さて、気を取り直して参りましょう。

沼尻から先、山小屋の集中する「見晴」まで、

わずかですがアップダウンの連続する峠越えになります。

実は 今回、ここで我隊は一番苦しむことになります。

え?!  何で?!   こんなところで?!

 

もともと尾瀬には、環境保護を目的に、いたるところ「木道」が張り巡らされています。

そこを外れて歩く事の無いように、という事なんですが、

樹林帯の中の、常に乾く事の無い場所の木道って、もともと滑りやすいんです。

それが今年は、これまでのところ コロナ禍で入山者も少なく、天候的にもカラッと晴れる事が少なかった為

ヌルヌル ヌメヌメと、

いや もう、滑るの滑らないのって!! (←強い肯定。つまり滅茶苦茶滑るんです!!)

峠越えとなるので、当然 木道にも勾配が生じ、より 滑りに拍車をかけます。

「見晴」に抜けるまで、実に おサル隊員が 大滑り3回隊長はなんと、4回!!

もう、コミックマンガで描かれるみたいな見事なスッテンコロリン!!

小滑りなんて、数えだしたらキリがない程。

ザ、滑り地獄!! In OZE!!

もし怪我なんぞしたら、笑うに笑えないし、ほんと、疲れました…

※これに懲りて、

すれ違ったオジサマ達がシューズに嵌めていた、木道用滑り止めを教わり、後日 モンベルにて購入。¥2,800也

 

 

 

ちょっと油断すると、すぐツルっ、とくるんで、変にへっぴり腰で歩いて

見晴まで来る頃には 疲れ切ってしまいましたが、

営業していた桧枝岐小屋で、ラーメンを食べるとみるみる内に回復、

これが地味に美味しいんです、ホント

 

 

 

 

今回泊まる予定の山小屋は 『温泉小屋』

見晴からは、御池方面へ 更に30分ほど奥まった場所にあります。

広々と視界の拡がる尾瀬ヶ原を 気持ちよく歩いていると

ギャーッ!! 36q@ed)4s4d@)4w@r!!

青大将、日向ぼっこに登場っす!! 

奴等、木道の下を住処にしている事が多いんで、

能天気に歩いているとえらい目に遭います。

四方八方、見渡しても 人の姿が見えない尾瀬ヶ原の真ん中で

その叫び声も空に吸い込まれていきました…

ちょっとオサレな 今時パラソルを前庭に並べた 「温泉小屋」が見えてきました。

朝五時過ぎから歩き通しだったんで、ここで荷を解いてもよかったんだけど

明日の天気の保証もないんで、ザックだけ預けて、さくっと 三条の滝まで行って来ちゃいましょう

 

三条の滝は、初尾瀬の時、雨の時に行った時以来、

おぼろげな記憶しか残っていません。

大迫力!!

なんでも、滝としての水量は日本一なんだとか…

はたして、やはり、さくっ、と行って帰って来れるところではありませんでした…

でも、無理しても行くだけの価値はあったね

ザックを置いて行ったのは大正解!!  

一日 フルに歩き通した一日は、こうして終了

戻ってお風呂に入り、ビールでのどを潤す至福の時

このスパイシーなカレー、なかなかのものでした

夜の帳の訪れと同時に 瞼も落ち、朝まで爆睡っす…

                    

 

 

 

明け方、窓をたたく雨音に目が覚めます。

雨具の用意はもちろんしてきたけど、さすがにこの雨じゃあ出るのを躊躇います。

準備が出来た頃、小降りになったりのを見極めて、さぁ スタート

降ったり止んだり、また雨脚が強くなったり、

尾瀬ヶ原を南北に縦断しながら、

こんな天気も尾瀬らしくていいなと余裕の余っちゃんですが

本音を言えば やはり良い天気に越した事はなく

至仏山登山は 潔く諦め、早めに下界に戻る事にします

 

 

↑↑↑ あの、蓋を開けるなよ、開けるなよ、と言われれば言われるほど

開けたくなる現象のことを言うようです(嘘)

 

「逆さ燧ケ岳」も 今日は残念ながら…    けたがちうひ

 

下界に戻るのに、何故か「山の鼻」から

鳩待峠までは上らなくっちゃいけない という

いつもながら変な感覚…

でもそこは 逃げ足の速い我隊っすから、

思っていたより脚が早く運べ、予定していた一本前の連絡バスに乗車できます

ラッキー!!

よし! この調子で 戸倉で温泉に入ってさっぱりして、と思ったら

なんと コロナ禍で、いつもの温泉がアウト!!

しかも 食事できそうなところも 一切見当たらず、

まさかの 汗だくのまま空腹で東京直帰の悲劇発生か!?

今回の山旅に訪れた、一番のピンチっす!!

 

待て待て、ここで諦めたら、熟練 山や の名折れやないかい、って事で

ネゴシエーション発動!!

何々、15分待つと、上毛高原駅・沼田駅行の路線バスが来るんで

それに乗車して「鎌田」まで?!

鎌田には、日帰り温泉と食事できそうなお店も何軒かあるみたい

しかも「鎌田」からは 新宿バスタ行きの関越交通高速バスも発着って、

凄い、スーパーミラクル大逆転っす!!

ヒントをくれた、戸倉の関越交通バス窓口のおばさん、ありがとう!!

無事 汗臭くなく、空腹に苦しむこともなく 東京まで帰京できました!!

リハビリ登山第二弾、梅雨真っ只中の尾瀬編、

これにて閉幕でございます。

 


梅雨真っ只中、尾瀬縦断 前編

2020年07月13日 17時45分05秒 | 山ブログ

どの山も 今年ばかりは様子が違うねぇ‥

毎年 GW明けにはあちこちで山開きが続き、

夏山に向けて山小屋も営業を続々とスタートするっていうのに

今年は6月末になっても いっこうにアクセス情報も

山小屋情報も 釈然としないって言うか

できればハッキリしたくない、ってな雰囲気を

山小屋側でも 地域でも醸し出してるようで‥

勿論、皆さん、本音は営業したいのは やまやまなんだろうけど‥‥

そう、言わずもがな、新型コロナウイルスのせい‥

 

万が一 感染者が そうと知らずに登ってきてしまったら、とか

万が一 山小屋がクラスターになってしまったら、とか

山小屋で感染者が出た時に

おいそれとお医者さんにかかることもできないし、

そもそも 高齢者が多く、医療施設が潤沢と言う訳でない、

山が存在している地域に菌を持ち込む事になってしまったら、とか

もう考え出したら   キリがない訳で‥

山小屋の関係者の方の、逡巡する気持ちもわかるし、

受け入れる地域の方の立場もわかるし、

山に行きたい、っていう一方的な想いだけではどうしようもない問題が

そこには で〜ん、って横たわっています‥‥‥

 

そんな中、東京アラートも解除され、

少しだけ 都道府県をまたぐ人の動きが大目に見られるようになったのを機に

リハビリ第二弾、行ってきました。

梅雨真っ只中とあって、

天気が多少 すぐれなくても楽しめる所といえば、ここ、

尾瀬でしょ、やっぱり‼︎ 

とはいえ、

山小屋も半分以上が 今シーズンは営業を断念、ってなニュースも

漏れ伝わっていたんで リサーチは念入りに‥‥

 

アクセスは さほど苦労なく確保出来、

宿も むしろ入山者が少ないからか スムーズに予約でき

よし、レッツゴー‼️ 

 

例によって夜バスで大清水

 

1時間ほど待てば、一ノ瀬までの乗り合いシャトルタクシーがでるので

用意をしながら、白々と夜が明けていくのを愉しみます。

一ノ瀬まで歩くと一時間少々、車だと15分足らず、

結局は時間短縮となるので 利用しない手はないでしょ

渓流釣りに来た3人組のおじさん、夫婦2組に単独のおじいさん、

それに我隊で出発です!

天気は今日一日はなんとか保ちそうな明るさです。

せせらぎに沿って 徐々に高度を上げて、三平峠まで来れば

あとは木道歩きで少し下れば 樹林越しに尾瀬沼が見えて来るはず

ギンリョウソウ!!  おサル君、覚えましょう!!

 

見えた!

二年ぶりの尾瀬です‼︎

 

 

ところで、この木道歩き 、なかなかの曲者‼️

今回 終始、この木道歩きで苦しむ事になるとは‥‥‥

 

太陽こそ顔をのぞかせませんが、

やっぱり綺麗だなぁ、尾瀬沼!

コバイケソウ!!  覚えましょう!!

この時期、大清水から尾瀬に入るのは

ちょうどこの時期に見頃を迎えるニッコウキスゲに会いたいから‥‥

コメツガの新芽

 

これって、焼肉、上カルビに巻いて 食べてしまいたいね~!?

 

沼山峠に向かう大江湿原には

ニッコウキスゲの大群落が 年によっては現れるんだって‥

初めて尾瀬に来た時、中群落に出くわした時があったけど、

あの時は綺麗だったなぁ

長蔵小屋出くわしたところで、ちょっと一休み。

ここで手袋を紛失する事件発生。

カッパに化かされたかのような不可解な無くし方、それともボケ始めか⁈

 

自分的には 尾瀬ヶ原より 尾瀬沼周辺の風景の方が

好きな風景かもしれないなぁ

 

カエルの🐸合唱が賑やかです。

アヤメも あちこちに…

ニッコウキスゲを求めて、少し大江湿原を会津側へ踏み込んでみますが、

今年はまだこれからか、もう盛りを過ぎてしまったか‥‥

代わりにワタスゲがいっぱいです

レンゲツツジ?! も ちらほらと…

人が少ないので、いいアングルで写真も撮り放題かと思いきや

案外と、これは、と思う所では

人がかぶるかぶる (笑)

 尾瀬沼~大江湿原の 天国のような道を愉しみます

 

 

後編へ 続きます…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


秘湯、奥鬼怒へ!! 後編

2019年11月16日 11時22分57秒 | 山ブログ

さて、山行の続き…

今回は案外と苦労せずに、『鬼怒沼』到着です〜

往復5時間って、こんな感じなんだっけ⁈

最低3時間以上の登りが続くものと思っていたので、ちょっと拍子抜けです

 

 

高層湿原も、思っていたほど広くはなくて、

青空が広がっていればまた違う印象だったんだろうけど、

あれ?、あれっ⁇  って感じ

 

 それでも 草紅葉は進んでいて、秋も本番の趣っす

 

 

 

 木道歩きは、油断すると足を踏み外すから、それなりに気を使います

 

 

 

ここが 高層湿原の一番端っこ。標識にタッチして、折り返します。 

 

ところで、ここの標識にあった大清水って、

尾瀬に繋がる あの大清水?! 

ここからは まだまだ5時間以上もかかるらしい

 

 

 

登って 来る途中、すれ違った人は 何組かいたけれど、

時間的に考えると、多分 我が隊が登りの最終組

湿原を往復する間には 誰にも会わず、静まり返った沼の上を

時折 風がさざ波を起こしながら 吹き抜けていきます。

 

さてと、あったかい温泉と ご飯が待っている宿へ、急ごう‼️ 

  

 

 いや〜っ、帰り、早かった‼️

なんと2時間のコースタイムのところを、

1時間ちょいで 駆け下りて来ました‼️ 

おかげで、まだ明るいうちに、加仁湯の玄関に到着です〜

 

 

先ずは内湯で汗を流してサッパリして、 

 

 

あはは、お約束の鹿の頭の剥製 🦌 、

これ、うちの実家のリビングの暖炉の横の壁にも掛かってたっけ、

(↑  真っ赤な嘘です、  暖炉さえ、ありゃしない)

 

 いかにも、な、山奥のいで湯の趣。

更に、そこに違和感なく融けこむ おサル君  😃

 

 

 こうして 夜も更けていったのでした …

 

            

 

さて、朝です。

加仁湯 の 名物 露天風呂の、ちょっと白濁したお湯

 ここの特徴は、な、なんと、知る人ぞ知る

 混浴なんです‼️ 

安心してください、はいてますよ〜       ← いえ、これも、嘘です  

※良い子は 湯の中にタオルを巻いて入ってはいけません

 

 

 この露天風呂も、

 このお風呂も、

♩ みんな、みんな、♩ 裸な~んだ、友だちなんダァ〜♪ ♩ 

 

✳︎早朝の、人のいなさそうな時間を狙ったので、良かったのか、(いや、残念だったのか) よく判りませんが、

少なくとも おサル君の真っ赤なお尻が 他の人に目撃されることはありませんでした (笑)

やれやれ 

 

 足湯にまで 朝食後 更に入って、湯三昧っす!!

 

 

どすこい、お相撲部屋さんたちも夏合宿に来るそうです!! 

 

 

 沢沿いに下ること 10分、

今度 現れたのは 『八丁の湯』、   到着です。

 

 

 おおっ、「日本秘湯を守る会」の提灯じゃないっすか!!

 と なれば、素通りって訳にはまいりません、ね?!

ここも、実は混浴!!

で、隊長、油断して 男性用脱衣所から「まっぱ」で 露天風呂に出た途端

ギョギョギョ‼️ 若い女性が湯舟に浸かっているじゃあ ありませんか!!!

4d\rt@qq@Zqyw@9tZq…!!

 

  後ろ姿だけ視界の隅に置いて、奥の露天に逃げるように行ってしまった事が、

今 思い返すと 返す返す残念で仕方ありません。(笑)

 

 

 とっても雰囲気の良い、温泉だったんで、

今度来るときは ぜひ 泊りで来てみたいもんです

温泉に浸かりすぎて ふやけた体に もう一度ねじを巻きなおして、

女夫渕温泉バス停へ、レッツゴー!! 

 

 

 

 沢沿いを渉る風は、確かに秋だねえ

 

 戻ってきました。     ゲートをくぐれば 直ぐバス停です。

 

 

これが噂の 秘湯、奥鬼怒四湯 の、ラインナップ‼️

 

 

結局、雨にあたることは一切無かったなぁ〜、

天気予報が良い方に外れて、 まぁ、良い旅となりました。

( ところが、バスに乗った途端、本降りに‥😵、、、で、駅に着いてバスを降りたら止みました )

⁇、??⁇ ⁇  狐に化かされた気分

 

 

 帰りの車窓から見えた、暮れ行く残照…

 

温泉、秘湯、秘境の高層湿原、満喫の旅でした…

 

 

 

 

 

 


秘湯、奥鬼怒へ‼️、前編

2019年11月01日 12時43分26秒 | 山ブログ

夏も過ぎ、秋も足早に去りつつある昨日今日ですが、

相変わらず 投稿が追っつかない隊長です‥

 

陽射しには 既に 盛夏の勢いは無く、

いつの間にか秋めいた、とある九月の終わりに

奥鬼怒を訪ねました‥

 

スタートとなる『女夫渕温泉』までは、以前、真冬に 辿ったのと同じルート。

当然のように鬼怒川温泉駅からの足は日光市営バス、の予定でしたが、

奥鬼怒から お客を乗せて下りて来たタクシー🚕の戻りの車に

ラッキーにも割安で乗せてもらえることになりました、イヒヒ🤞

 

タクシーの運ちゃん、我が隊の山登り用のいで立ちに、

女夫渕温泉を目指す人に間違い無いと確信したようで、

それで声を掛けてくれたみたい、ハハッ

 

天気予報は微妙で、

その日の午後には降り出す、というところと

今日いっぱいは保つんじゃないか、というところがあって

やっぱり現地に行ってみないとわからんわい

山一つ隔てただけで違うって事もあるからね〜〜

 

 

女夫渕温泉、着いたど〜〜

なんか、行けちゃいそうじゃん⁈

そうとなれば、今日の内に 鬼怒沼まで行って来ちまおう!  

 

鬼怒沼まで、何でも 宿から往復5時間はかかるらしいから

女夫渕温泉から宿までのアプローチ(徒歩1時間半)は 時間が勿体無い

ここは素直に宿の送迎バスに身を委ねよう

 

本日のお宿、加仁湯(かにゆ)到着っす!

ん。。。⁉︎   

あの人が 雪崩から命からがら生還したと 噂の美人女将かなぁ⁈

案内された部屋は、旅館としては いたって普通。

でも、山小屋と思えば、とっても豪華。

まぁどっちでも、寝るだけだから関係ないか

 

荷物を部屋に八割方置いて、鬼怒沼ハイクへ、さあ、行くぜ🏃🏃‍♀️‼️

 

 

先ずは、日光澤温泉♨️を目指します。

ここ、奥鬼怒四秘湯の中で、一番奥に位置しています。

って事は 一番山に近いって事で

玄関先にワンちゃんが2匹いるのは、きっとクマどんの見張り番なんだろね

 

 

ここから山道になって

二人とも黙々と進んで行きます

 

紅葉にはまだ早く、

かと言って 特段 眺望に恵まれているというわけでもなく、

ただ、山深い地に点在する池塘の湿原を見てみたい、との今回の旅

尾瀬より600mも高い場所にある高層湿原の上に どんな空が広がっているんだろう‥ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、今これを打ち込んでいる最中、

親しくしていた作家さんの訃報が飛び込んで来た‥  

 

しばし 絶句 

 

僕よりまだ少し若い、ガラスコラージュ作家、Uさん、

まだ逝ってしまうには 早すぎるだろう

夏に見舞った時には、快方に向かいだしていて、

本人も旦那さんも

秋には退院して自宅療養になれそうだと 元気に話していたのに‥  

 

1月に 突然発症して、9ヶ月あまりの闘病、

彼女の無念と、

献身的に看病されていた旦那さまの悲しみを思うと

やりきれない‥‥  

 

せめて、安らかな 逝き方であったことを、願う

 

Yさん、

急いであっちに行くことないよ、

思い残す事は 数えきれないだろうし、

暫く あっちこっち 軽くなった身体で 遊んで行くといい

懐かしい場所を訪ねて、懐かしい人に 挨拶をして、

穏やかな気持ちになれてから

ゆっくり行けばいい

 

旦那さんのそばには

時々 顔をだして、

そばに来たことを、

花や 天気や 猫ちゃんを通して伝えてあげられるといいね

ほんと、優しい旦那さんだもの‥

 

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


初見参、信仰の山 白山‼️編 <後編>

2018年09月21日 04時46分49秒 | 山ブログ
前夜、日没ショーをたっぷり楽しみ
7時半過ぎには眠りについた我隊
( というか、隊長です‥‥)

⭐︎因みに おサル君は その時点で
とっくにくたばってました、ププッ

なので案の定 隊長、
12時前には目が覚め、
それからは
うとうと、ハッ!うとうと、ハッ!の繰り返し


3時過ぎになり
気の早い人が ごそごそ モゾモゾしだしたので、
もう 迷惑でもなかろうと トイレ🚽に立ち、
そのついでに星を眺めに 山荘の外に出てみると‥

【イメージ】

満点💯、
もとい、満天の星っす‼️

息を呑み、しばし佇んでいると、
星が三つ、四つ スーッと流れます。
ムフフ、これだから、山の上に泊まるのはやめられないね〜

山頂方面を望むと、
ご来光を山頂で迎えようと、早くも歩き出した人の
ヘッデンの光が チラチラ、チラチラと
頂に続いています‥‥



この時間からじゃ
まだ早過ぎやしないか⁈

風はなく、
冷え込みも 思ったほどでないし、
周りに夜空を見上げるご同輩も無く、
なら、おサル君にもこの星空を見せてあげようと
寝床に戻りそっと声をかけますが、
ん?ン?んっ⁇ と、いっこうに起き出す気配を見せません

しゃあない、
明け方の冷え込みに備えて 少し厚着気味に身支度を整え、
一人 再びそーっと部屋を抜け出します。




山荘の玄関に行ってみると
「◯班、出発します」、「◯班、まだ一人来ていません」
だのと
ツアーの人達で 既に大賑わい。

山頂まで登っても それ程 ここと標高は変わらないから
我隊は 楽して、日の出を 山荘で迎えるつもりっす‼︎

でも どうせなら
静かに、清々しく迎えたいので
賑わう山頂側を離れ、弥陀ヶ原側の展望スポットへ
足を向けます。





東側には 山影もなく、地平まで空が抜けているものの
ちょうど朝日が昇りそうなところが 微妙に御前峰の山裾にかかりそう‥
まぁ、多分、大丈夫

人は誰も居らず、静かです。
ん、
前方に、ハイマツから岩が突き出ている場所があって
そこに 同じような狙いなのか、数人のシルエットが見えます‼️




ここから100mも離れてないんだけど
と〜ってもナイスなポジションっす、そこ‼️
え⁈
いえいえ、眺望にナイス、なんでなくて
被写体として、ベリーベリーナイス‼️ なんです。ぷぷ



ね⁉︎
凄くいいっしょ⁈





さながら助演男優賞、ってとこでしょうか



やがて待ってたご来光でございます




















別山方面、日本海方面、どちらも始め雲海が広がっていましたが
陽が上がって行く間に だんだんと晴れだして
今日も天気は上々のようです、
ラッキー🤞


さぁ、朝食をとって、出かけるべ


夏の間だけの白山室堂郵便局も、いよいよ明日まで



歯を磨いていたら、何やら聞き覚えのある音楽が…
♪ラジオ体操 第一~~~ ♪♪♪


さてさて、出発です。


別当出合へ、今日は途中から『観光新道』を行くつもりです。
基本、下りなんで、
サクサク サクサクと進みます。











『黒ボコ岩』までは あっという間、
調子いいもんで 尚もその先をどんどん進んで行くと
かなり下りてきたところで おサル君が振り返り、
「隊長~? ところで何処で分岐するんだっけ」、と⁇⁇





へ⁇

そうでした、
黒ボコ岩が、その分岐だったんだ‼︎

あちゃー🤷‍♂️、やっちまいました


今から予定のルートを辿るだけの為に登り返す元気は無く、
しょうがない、
次回 きた時に そっちのルートを辿る事にしましょう




と、いう事で
粛々と足を進める隊長と おサル君なのでした‥‥‥













スタート地点の吊り橋が見えてきました。
ちょっとあっけない位の下りだったけど、
まぁ 満足満足。








天気も良く、
今日も沢山の老若男女とすれ違いました。
すれ違いに聞こえる言葉は 関西弁がほとんどで、
関東以西の地域で
白山登山がいかに人気があるかが
良くわかりました。





とうちゃこ〜〜



⁉️
あそこにいるのは 『数取 一( カズトリハジメ )さん』‼️
また、帰りのバス、
よろしくお願いしま〜〜す


金沢まで戻る 『白山登山バス』の 復路便には
まだ かなり時間があるなぁ〜〜
数取さんに聞いたら、
市ノ瀬からでも 同じ切符で乗れるという事なので
一旦 ピストンバス🚌で 別当出合から 市ノ瀬へと下ります。




へっ?! 誰?!

あわよくば、何か食べ物にありつけるかなぁ
との 思惑だったんだけど
着いてみたら その思惑は空振り。
その代わり『 永井旅館 』で、
温泉に♨️入れるというではありませんか、
これはこれで、ラッキー🤞



お、
しかも ここ、『日本秘湯を守る会』の会員温泉っす‼️





ダブル ラッキー‼️



ぬるめの湯と
程よい温度のお湯と
交互に楽しんで いい感じ
ヒグラシの鳴き声も聞こえる‥‥



サッパリして、
玄関でビール🍺🍻
涼しい風が吹き抜けて、
間違いない、ここ天国っす‼️(笑)



やがて来た「白山登山バス」の復路便に乗り込み
心地よいバスの揺れに身を委ねているうちに
あっという間に夢の国に連れていかれたのは
言うまでもありません
z z z z z z


金沢駅まで戻ってまいりました。



下界に下りてきたなら、
楽しみは‥‥‥
ヘヘヘッ
食いもんしょっ‼️

さて、何食べよっ?!

ここ、金沢は 美味しいところに溢れてる、はず‥‥


ところがこの日は日曜。
美味しい店の集まる「香林坊」って、
調べたら、日曜 休みが ほとんど、なんだねぇ


しょうがない、
おサル君と二人、鼻をきかせて👃歩き回りましょう。

とりあえず、近江町市場まで行って
そこからのスタート。

まぁ、当然 市場界隈も ほぼひっそり…
しかし 食いしん坊二人、めげない めげない





町並みの 雰囲気の良さそうなところをたどって行くと
おっ、感じの良さげなトラットリアと 和食の店を発見‼️
営業していればいいなぁ〜と
外に出ていたメニューを覗き込んでいたら
買い出しに行っていたらしき トラットリアの方のお店の方が戻って来て
「夕方 5時から営業してますよー」と‥
まずは 候補の店❶『EVANS』決定〜

ぶらぶらと、浅野川方面へ

隊長、昔から浅野川の、女性的な感じの流れが好きで、
確か このまま川沿いに歩けば 主計町東茶屋街へと続くはず‥


⁉️
あの煙突!

間違いない、銭湯♨️発見‼️

よし、整いました!! (ねずっちか!!)
もうしばらく ぶらぶら散歩を続けてから、
帰りがけに 銭湯に入って、
そのあと さっきのトラットリアに寄って食事‼️








※我が懐かしの青春の一ページ『うめのはし』


※ジモティーの銭湯マニアから、「ここ最高にいいっすよっ!!」って奨められた銭湯『桑名湯』


イヒヒ、
こういう行き当たりばったりの旅は、
こんな感じで 全く行動が自由なのが最高だねぇ‥







いかにも 地元のグルメの御用達って感じの、とっても美味しいお店でした!!
我が隊の 鼻も、まだまだ衰えていませんなぁ~~ イヒヒ
金沢の夜は更けていったのでした~~


【番外 おまけ】

折角 金沢まで来たんだからと、翌日は五箇山まで遠征っす!!
初めて来たんだけど、どこか懐かしい
日本の原風景の一つっすね!!



















夏のメーンイベント、
これにて終了っす







ご精読、感謝です。
さて次は、秋山だね。どこ行こ?!


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初見参、信仰の山 白山‼️編 <前編>

2018年09月09日 20時02分25秒 | 山ブログ
さてさて
毎回、行く先に頭を悩ませていますが
恐らくこれが今年の夏山のメーンイベント
と なると、さて どこ行こうかいな?

え〜、雲ノ平? いやいや、表銀座縦走?
と、悩ましさも ひとしおです。

そもそも、今回予定した日程、
お盆直後の日程って、果たしていいのか悪いのか?
小屋も 道も、山だって混むんじゃない⁈
天気も、
遥か海上には また 二つ三つ、
台風がこちらの隙をうかがっているし‥‥

まるで 台風💨野郎とのチキンレース‼︎
先に動いた方が負けで、
こちらが先に、どこか行き先を決めた途端
“野郎”は 大きくカーブしてこっちに近づいてくるに違いなく‥‥
( なんて、
被害妄想もいいところなんだけどね )

4日間もの休みなんだから、
有意義に使いたい。
ごもっとも。ええ、その通り。

でも、
もう決めなあかん、タイムリミットやぁー

そう覚悟を決めた瞬間、

『 白山 』って どうや⁈
わしの頭の中の神様が囁いたのでした⁉︎

そや‼️
その手があったなぁ〜‼️



関東人からは
北アルプスよりも、南アルプスよりも、
そう、中央アルプスよりも遠い山、
日本のモンブラン、白山‼️


距離は案外遠くないのだけど、
精神的に、何故だかここ、とても遠いんだよ‼️

ならば 尚更、行かんでかっ‼️  



調べると、
朝一で 金沢から 『白山登山バス』なるものが出ているみたい
ってことは、
夜行バスで金沢に向かえば、
楽勝で行けるんでない⁉︎


隊長、ここからは早い早い。
3列シートの夜行バスがいい⁈ うんうん、オッケー👌
登山バスが、金沢駅東口 7時発⁈
うんうん、オッケー👌
登山口スタートが9時半くらい⁈
うんうん、オッケー👌
白山室堂の山荘泊まり⁈
うんうん、オッケー👌

瞬く間に旅程が組まれていきます。
そう、ちょっとでも隙を見せると
台風の野郎が💨 向かってくるからね
イヒヒ😈







バスタ新宿 22時発
金沢到着 5時20分、
ええ、思いっきり夜行バスです
この前の鳥海山行あたりから、
すっかり慣れちゃいました。





ほぼ時間通りに、バス🚌は金沢到着。
駅、立派になったね〜

先ずは 駅のコンビニで 朝食と昼食用のオニギリをゲット。
あれば 大好きな「鱒の寿司」を、と思ったんだけど
さすがにこの時間では無理か。
余分な着替えをコインロッカーに放り込んだら
準備完了‼︎



『白山登山バス』
快晴の期待される日曜日とあって、
出発間際には そこそこの行列。



ところがバスの車掌さん( おサル君 早速“数取 一さん” 〈カズトリハジメさん〉と命名 ププッ)、
ベテランに見えますが お世辞にも手際が良いとは言えず
自分なりの段取りと、何しろ 人数チェックが命、みたいな方。
乗車してから下車するまで 少なくても6回は
念入りにカウントされました、ハハ。
で、出発、到着とも、 15分遅れ。
まぁ、気にしない気にしない





おおっ‼️
山雑誌や山番組で
今まで幾度となく目にしてきた『別当出合』の風景だ‼️
やっとここまで来たんだなぁ
今ここに 自分がいるのが なんか不思議‥‥











吊り橋を渡ってスタートです。
北岳への登り口スタートの 広河原に、とても良く似ているね









足元の傍らの沢では、砂防工事が続いていて、
それもあってか このルートの名前は『砂防新道』
✳︎後で知ったんだけど
日本の砂防技術は 世界的なものなんだとか‥‥
急峻な地形がもたらす恵みと防災とを
どうコントロールするかが大切なんだね







初めて歩くところは
地形や勾配、全体的なメリハリが分からないので
( 地図から それくらい読み解けってか⁈ )
極力一定のペースで歩くことを意識しているんだけど
前後に人がいたり、
団体さんとのすれ違いが多かったりすると
どうしてもペースが乱れがち









湧き水の『延命水』で喉を潤します。
隊長の後ろを来ていた親子も 飲もうと足を止めます。
と、小学校4,5年生位の男の子、
湧き水で濡れた岩に足を滑らし、一瞬 ヒヤリ。
「 長生きしよ思うて延命水飲んで、却って命 縮まったわ〜」ぷぷ
やはり関西人、タダでは転ばんなぁ〜〜


歩き出しから 前後を、
幟を背負って歩いているグループがいましたが
改めてよく見てみると、
そのグループの中には
何やら米俵みたいな物を背負っている人も



聞いてみたら、地元のJAの方達で、
オリジナル米『比咩(ひめ)の米(まい)』の 新米奉納の登山なんだとか‼️
やっぱり 信仰の山なんだねー

それにしても あの米俵、
確か一俵 60キロはあったんじゃなかったかな〜
って、 おサル君一人半を背負ってるてことじゃん‼️
凄い‼️










程なく 登りルートの目安「黒ボコ岩」に たどり着きました。
先程から前後していた 子どもさん連れのグループが賑やかです。







もうそろそろ 登りは緩くなるはずなんだけどなぁ、
「南竜ケ馬場」への分岐を過ぎてから ガスってきてしまい
どうも眺望がききません。



ハイマツを 分け行こうとした時、
すっと ガスが流れていきます。
出た‼️



目の前のガスが晴れると
ごくごく緩やかな勾配の 笹原が広がり、
その先には 霊峰 白山のたおやかな山容が一望に‥‥










その笹原、
『弥陀ヶ原』という名称で
立山にも同じ名前のところ なかったっけな ⁈

見上げる頂の ピークのすぐ脇に
建物らしき物が見えています。
「 あれが 今日泊まる 白山雷鳥荘だね⁈ 」と おサル君。
そうかなぁ〜
あんなに頂上近くまで登るんだっけかなぁ、
半信半疑ながら、
歩く先に建物らしきものは一切見えないし、
半ば 信じ始めた途端
低い 灌木の間から、赤い屋根の山荘がいきなり姿を現しました。





微妙に窪んだ地形に沿うように建てられているため
直ぐそばまで来ないと分からないんだね〜〜

ビジターセンターも併設した山荘で、
建物を挟んだ山頂側には 「白山神社⛩室堂」もあって
奉納米は ここに奉られるのだろうね。
すると 山頂近くに見えたあれは
さらに奥の、『白山奥宮』かい?



まだ陽は高いから
取り敢えず 受付をして
ザックやら 何やら 寝床に置いて
身軽になって 山頂アタックやね〜〜









おサル君のグレゴリー『BALTORO』60リッターは
内側に 取り出せるサブバッグが装備されてるんだよね。
いいなぁ、あれ、かっちょえ〜わ



身軽になった割に、何故か身体はそのアドバンテージを感じられず、
結構 山頂までアップアップで登ります。




着いたど〜〜‼️『御前峰』‼️

日本海のスカイラインも、
恐らく北アルプスや中央アルプスの山々も、
ここ北陸の山々も
ぜーんぶ 見通せるぜっ‼️







もう一つのピーク、『剣ヶ峰』へは、
崩落の危険がある為、現在は登れません
たまたま最新号の「PEAKS」の特集で取り上げていた火口湖
白山ブルーに彩られた池も
雪渓をたずさえてよく見えます。



やったぜー はるばるよく来たぜー白山‼️
何気に、百名山中、これで 50座目 登頂っす。


















最初は 池を巡って帰るつもりでしたが、
無性にお腹が減ってきた(喉が渇いた)
よしっ、じゃあ 山荘へ下りよっと!!






山荘まで戻ってきたなら、先ずはこれっしょ!

この山荘、700人は余裕で泊まれる規模らしいけど
( 因みにこの日は500人ぐらいの宿泊だったらしい )
それ程 ぎゅうぎゅう詰めって感じでもなく、
夕食もスムーズに食べられました、はい。
しかも、一番の回で済ませられたので、
外に出ても まだまだ 明るいっす。





そうこうしているうちに、だんだん暮れてきました…
さあ、これからが 山小屋泊の醍醐味
日没ショー っす‼️










弥陀ヶ原側に突き出た岩も 染まってます。

プロみたいに撮ろうとすると、こんな感じ?!
























素晴らしい、日没ショーでした。
うん うん、満足満足。

明日も、晴れるといいなっ!!






ご精読、感謝です。
後編に続きます!


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緑 溢れて‥ 筑波山編

2018年06月16日 11時22分29秒 | 山ブログ
そう言えば、
雪溶け山行から始まった今シーズン、
まだ 泊まりでの山行が有りませんが、
日帰り山行も そんなに捨てたもんではありません。
( そもそも、捨ててないし‥‥アハハ )



で、
先週末(※注 5/20)も、
余りにも翌日の天気が良さげなんで、
急遽 近場での 山行を思い付き、決行でげす。


もっとも 相棒のおサル君が、
前夜に 同窓会、ってことなんで
朝は遅目のスタートにして!」
& 「アルコール デトックス的な山が いい‼︎ 」
ってな リクエストに、
はいはい っとお応えしまして 考えたのが‥‥‥
高尾山?
いや、そりゃ あんた、あまりにもベタでしょ!
ん⁈
そうだ、
筑波山‼️



まだ 山を始める前に( 悠に10年以上は前に )
なんちゃってハイキングで一度訪れていた山が、筑波山。
もっとも登りだけケーブルカー利用の、
思えば 楽ちん山行で ございました。


山の神様 不真面目でゴメンナサイ。
今度はちゃんと しっかり 登って、下るからね〜



この時期にしては肌寒いくらいの
澄んだ空気、空の下、
登山口である筑波山神社⛩から スタートです。














名物『 ガマの油売り』口上披露のおじさん
“さぁーさぁーお立ち会い、ご用とお急ぎでない方はぁ
ゆっくりと聞いておいで、‥‥‥”


ププッ、
こんな朝っぱらから
ご用とお急ぎでない方は、って‥‥‥
ご用でもなきゃ 筑波山くんだりまで来やしません、っつーの‼️

さすがに 辺りは がら〜ん
目が合うと おじさん、
( 今からはじめるからさぁ、聞いてってよ〜〜、ね、ね⁉︎)
と 訴えかけてきます。



プププッ、
聞いてってあげたいのは 筑波山(山二つ)だけど
「ゴメン、帰りに寄るからさぁ〜〜」、と ピューッ‼︎  
楽しみは 後に残しとかないと、ねっ‼️




緑濃い森の中を
ケーブルカーに沿うようなルートで
確実に進んで行きます。








有名な百人一首
「つくばねの 峰より落つる男女川(みなのかわ)
恋ぞ積もりて渕となりぬる」
と 歌われたのが、
筑波山中のここって事だけど、
そんなに 歌に詠まれるほどロマンチックだった場所には
残念ながら思えません



まぁ、
平安の昔の“つくば市広報部長”さんだか誰かが、
イメージ作りのお上手な 宣伝マンだったのかもねぇ‥
その息のかかった B の忖度から
話は始まります…



と ある日の、百人一首編集会議。

編集長A「 都も もう いささか謳い、謳われ飽きたでござるなぁ‥」
B「 時に編集長、実はT市より、強烈な売り込みが有りまして‥‥」
編集長A 「 T市というと、あれか、首相と竹馬の友の‥‥」
B 「はっ、これは いわゆる首相案件に 該当‥‥‥」
編集長A 「こらっ、みなまで申すな!」「 うん、そうだ、これからは関東、東北の時代じゃ、
Discover East ‼︎ で ござるな。時にB、どこか相応しいところを、知らぬか⁈」
B 「僭越ながら、T市にある筑波山などは‥‥⁈ 」
編集長A「 よし、そこ、今度の 百人一首 Discover East!キャンペーン地に 決定‼︎ 」

ってな やり取りが ありました。いえ、 多分あったんでしょ、きっと。
B の袖の下に 何かが渡ったかどうかは もう藪の中ですが‥‥





ぶっとい杉やらブナ、樫の木が
至るところに有ります。







一時間半程で、 ケーブルカーでも来れる御幸ケ原 に 到着。
上には茶店が幾つもあるし
ケーブルカーも ロープウェイも 使えるもんで、そりゃ大賑わい。
ただし、男体山山頂へは、
まだ もうちょっと 登らなくちゃなりませぬ。
「隊長〜〜、もうダメ、お腹減ったよ〜〜」

おサル君の事情は この際 無視して
先に山頂へ行って来ちゃいましょう









イヒヒ



山頂は、と言うと
ケーブルカーに乗ったり ロープウェイを使うなりして
どうにか山頂近くまで来れたんだから
折角なら冥土の土産に山頂まで、っていう
 足元の覚束ないおじいちゃんや  おばあちゃんまでもが 尚 山頂までと
欲張って上がって来るもんだから
ここは天国か、ってくらいにもう 老若男女で渋滞



これからは、アクセスの良すぎる人気の山は
ある程度 覚悟しとかないとね〜〜



前にも間違いなく来たはずなんだけど
全く記憶に残ってない 山頂から
しばし眺望を楽しみます


さあっ、
茶店で豚汁頼んで、お昼にしよっと




小腹を満たし、
今度は 女体山山頂へ‥

ところが こちらが、先程に輪をかけての 大渋滞



大岩が露出している山頂は
さっきの山頂より より山の頂らしい趣に満ちています。







初めて来た時、
大岩の上で お尻がキューッとなったのを
覚えてたけど
その時から少しは成長したのかなぁ
今回は 大丈夫🙆‍♂️ イヒヒ

一方、
相変わらず 平気の平左で
大岩の突端近くに立つ おサル君、
あなたは 立派‼️
ププッ、
心臓に黒々とした毛が生えてるのが 見える気がします









ヤッホホホホホホホホ











大岩の ところどころ連なる白雲橋コースを
ささっと下り、
筑波山神社まで戻って来ました。



さて、
じゃあ、例のあれ、聞いていきましょうかねぇ











おっちゃん!!
ちゃんと最後まで 楽しませてもらいましたよ~~

あ、温泉、温泉!!
筑波山神社のすぐ下には、
旅館がたくさん集まっていて、
その内の幾つかは日帰り温泉もやっているんだけど
時間的に唯一 立ち寄り湯が可能だった『青木屋』さんに寄って
展望風呂も満喫っす!!



う~ん、満足満足!!
なかなか いいじゃん、筑波山!!
また、紅葉時期に(ただし 平日に)来ようっと!!



今回もご精読、感謝です。
さーて、次は、どこ行こう?


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再びの奥日光、スノーシュー編

2018年03月30日 14時03分14秒 | 山ブログ
今年は冬が厳しかったし、
桜の便りもいつもの年よりは遅れるんだろうなぁ、
などと ノンビリ構えていたら、
あれよあれよと言う間に、
東京で開花宣言、(げげっ)
マジ卍⁈


それでなくても最近は 投稿が遅れ気味。
季節感が全くずれた投稿にならないように、
そして 本格的な春が来てしまう前に
奥日光スノーシュー編、
急ぎ報告させていただきましょう。




ところで “奥日光”
休みの日の 早朝天気予報には欠かせない場所っす⁈
それと言うのも首都圏は 関東甲信越の最北に位置し、
行楽地の中で常に季節感 先取りの場所だから。

でも、
やれ紅葉だ、初霜だ、初氷だ、初雪だ、と、
だいたい騒ぐのは、常に寒さに向かう時ばかり。


なので、
冬の真っ盛り以降は、
あまり人々の口の端に乗る機会も少なくなる。

今どれくらい雪あるんだろう、とか
まだどれくらい寒いんだろう、とか
案外 肝心な事がわからない


まぁ、
東京でもこんだけ寒いんだから、
雪遊びするくらいは 雪、あるでしょ!
ええい、ままよ、かまわんから、行ってまえ〜‼︎



今回は
温泉メイン、スノーシュー、おまけ。
山⁈
登んない、登んない。
楽に、楽に。イヒヒ😈

( 実は、ここ数日、久しぶりに腰が重くて、
以前の 腰痛に苦しんだ日々を思い起こさせるような予兆みたいなのがあって、
それで 自重気味なんです。)



例によって、「東武鉄道株主優待」なるものを ゲット。
どこまで乗っても  チ~ン、 800円也。
素敵❣️
どうせなら東武鉄道さん、
北海道くらいまで延伸して欲しいもんですねぇ(笑)



更に更に
この時期限定、奥日光に宿泊の人のみ
東武日光駅から奥日光までの区間を乗り降り自由、
二日間有効で 通常価格の半額❣️
と言う、
夢のようなバスチケットまでゲット❣️
おサル君、でかした❣️


意気揚揚と奥日光へ向け旅立った我が隊であります。



ちょうど 昨晩から朝にかけて、
また 新雪が舞った日光を
バスは 徐々に高度を稼いでいきます。
春節時期にもかかわらず、
中国からの観光客は それほど目に付きません。
( と言うか、バス、ほぼ貸切でした )



本当は
気になってるところがあるんです。

ここ、「庵滝」を目指す為に
終点より手前の「赤沼」で降りて、小田代ヶ原を突っ切って、
「庵滝」で氷瀑を楽しんで
奥日光湯本温泉へ宿を取る、
と言うのが ルート設定上 無駄のないところなのですが、
いかんせん、我が隊、二人ともスノーシューを持ち合わせていません。
( ウェアにしても ギアにしても、
普段から山用品にお金をかけるのを厭わない我々ですが、
何故か ことスノーシューだけは、
高い! 高すぎる‼︎ 身分不相応‼️
と、勿体無い感が強くて、
未だ手に入れることなく 今日に至ります。)








な訳で、 やむなく、まっつぐ湯本温泉までやって来た次第。
時計を見ると まだ10時半。
ププッ、
なんだ、バスがほぼ貸切状態だったのも もっともです。


さて、隊長の案は、こう。
宿に先に行き、必要のない荷物だけ預かっておいてもらって
宿かどこかでスノーシューをレンタルして
湯本のさらに奥の、
「蓼ノ湖」(たでのうみ) とか、
「切込湖」「差込湖」というところまで
往復 スノーシューハイクを楽しもう、っていう魂胆。


あんこよりは、うぐいす(あん)が よろし     もとい
“案ずるより 産みが易し”     と申しますが
はたしてスノーシューは
ビジターセンターですぐ借りる事が出来たし、
先に荷物を預かってもらおうという思惑も まんま うまくいき、
さぁ、レッツゴー ‼️



‥と 調子良くいくかに見えたんですが
足下を見ると あららっ‼︎ 雪がない‼︎

頻繁に動き回る除雪車が
余りにも働き者過ぎ‼︎
何しろ コンクリ舗装の面が むき出しになっちゃってるんです。

仕方ない、
スノーシューを履いたまま
ガリガリ ガリガリと 一歩ごとに嫌な音を立てつつ
とりあえずは蓼ノ湖方面に向かいます。





湯本源泉の先が
どうやら登り口みたいです。
“湯本”は 当然、あったかいんだから〜
雪は溶けちゃってます、あはは🤣

やっと
スノーシューラウンドらしくなって来ました。






もっとも、レンタルのスノーシューですから、
余り過度な期待をしてはいけません。
高機能のスノーシューに備えられている
斜面を登る時、
踵を持ち上げておける「リフレクター」なんて、
当然ながら付いていません。

余りコースの状況を見極めずに スタートしてしまいましたが、
今日のコース、
案外とアップダウンが有るようです。

進路と“金精道路”がクロスしているところが峠で、
そこを過ぎると、
なんのことはない、すぐに下り。
こうした上り下りが
だんだんと 応えてくるんだよね〜





お!
ここが もしかして‥⁈
『湖』と呼ぶには だいぶ大げさな池が『蓼ノ湖』
読み方に至っては もっと大げさな「タデノウミ






ビジターセンターの人が言うには
スノーシューでの
推奨コースは ここまでの往復で、
この先の切込湖、刈込湖へは
山岳コースとなるし
管理管轄外なので スノーシューは貸せないって(← ケチ、いけず)

ならイイっすよ、勿論、 “自己責任” で結構‼︎

いくらなんでも、
こんなに短かいんじゃあ 消化不良、だよね〜
そだね〜



そんな訳で
また しばらくの間、登りが続きます。




吹き溜まり、
時折 すごい雪に 沈み込みます



木橋がまるで、ジャンプ台
最初は へっびりで恐る恐る下りますが、
雪が多いから あまり気にせずとも大丈夫!!







お!!









およそ小一時間ほどで、到着~
きりこみ君、かりあげ君、
そこは ただ ただ ひっそりと 静まり返っているのでした…





雪の中で舞う、おサル君
え~、ごめんなさい
それ、何かの儀式ですか?!

じゃあ、そろそろ戻ろっか









峠から 向こうの山の中腹に白く見えてるの
奥日光スキー場のゲレンデかしらん?!



何事もなく
湯本温泉街に戻ってこれました。
ここ、その名も ズバリ、“温泉寺”
夜には灯篭に灯りが灯るようだけど
起きてられるかな~


まだまだ 陽が明るいから、
スノーシューは返して、折角なんで『湯滝』まで行ってきちゃおうか~




温泉が流れ込んでるからかな、
凍結はめったな事じゃしないんだろうね~





真冬とはいえ、
陽射しにはちょっとだけ力強さを感じる一日でした~




ザックに忍ばせていった スパークリング
美味しく頂戴いたしました、とさ  イヒヒ


翌朝
お酒と温泉でふやけた体の隊長とおサル君
厚着をして帰路につきます。
時折、風に雪が混ざり吹き付けます。
近づいたようでいて
まだまだ 春は遠いようだね~


せっかく ここまで来たんだから…









そう、『華厳の滝』
まだまだ しっかりと凍りついていました~

で、日光と言えば…











そう、『東照宮』っす。
素通りしては、家康公に叱られちゃいます。


隣の『二荒山神社』
ここの社殿の軒下で野宿させていただいた
中学時代の冒険譚は、隊長の若き日の良き思い出です。



日光観光、しっかり楽しんだ帰り
荒川にかかる鉄橋を渡りながら
ふと眺めた車窓からは きれいな夕日が望めるのでした…





今回もご精読、感謝です。
次回、残雪の鍋割山編に続きます。


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🎵天城〜越〜え〜🎵 de 蜂🐝と鉢合わせ編

2017年08月12日 00時08分36秒 | 山ブログ
幸か不幸か(少なくとも 不幸では、無いわなぁ‥)
実は、生まれてこのかた、まだ蜂🐝に刺されたことの無い( 無かった )
隊長でがす。


何を 前振りしているかと言いますと、
とっくにお判りでしょうが、
刺されてしまったんでガス、
ついに、金髪豚野郎に 
  シマシマ 蜂 🐝 野郎に‼︎


犯人を もとい 犯虫を 記憶を元にモンタージュしてみたんでげすが
そのものビンゴの画像は見つかりませんでした…
この屈強な蜂の画像の 6掛けくらいをイメージしていただくと 近いかも…


その顛末記でがす…


7月の終わり
この時期なら まず 梅雨明けはしているだろうと
連休を取っておいたんでげすが、
確かに梅雨は明けたものの
❝梅雨明け10日❞の からっとした夏空にはならず
どの山域をみても、
小雨交じりの パッとしない天気ばかり…


それでもぎりぎりまで粘ってみようと
行く前日まで、
北・南・中央アルプス方面に八ケ岳、
尾瀬に東北、信州各地と
あらゆる山域の天気を検索する 隊長でした…


結果、
唯一 晴れマークの出ていたのは、
『伊豆』天城山…



♪ ぽん、ぽぽぽぽぽぽ~ん、♪ (鼓の音)


♪ 隠しきれない 移り香が~ ♪
(妄想 全開っす!!)


ん!? 天城山?!
何気に『百名山』じゃないっすか!!


まぁ、この際だ、行ってまぇ~


今まで何度か、山行計画の俎上にはのったことがあるんだけど
隊長的に いまいち 気乗りせず、
計画自体 流れるか
或いは 他の山域に変更になるか、と
縁がなかった山、天城山。

いよいよ、機は熟した?!

♪ あなたと~ 越えたい~ 天城~ 越~え~ ♪



東京駅6時33分発こだま(始発)
なんだか山に行くのに 新幹線で西へって
初めての変な感覚

これに乗って行けば、
伊東駅で、登山口につながる バスに乗れるって寸法っす!!




夏の空、陽射しの元、
天城高原へ向かうバスですが、
時折 深い霧に包まれます…

今思えば、これが今回の山行を暗示していたのかも…



よしっ、いくべ~





今日のルートは、こう。
万二郎岳、万三郎岳(天城山は この二つの山を総称して言うようです)を繋いで
八丁池を経由して 天城峠までの縦走という
標高は大したことがないけれど、なかなかのロングコース。



先は長いべ~
さくさく 行くど~







歩き出しは 陽射しもあって 気持ちのいい樹林の中を行きます。
が、やがて ガスが…



まず、万二郎岳 とうちゃこ~
陽射しは隠れたけど、暑い、蒸すな~
汗が止まらない~


(^^;)汗に 小虫が寄ってきて うざい事 この上ない


眺望も、残念ながら まったく nothing!!
雲が無かったら、海まで見えるのかしらん?!














とりあえず、万三郎岳、とうちゃこ~


この、montbellのアロハ、
モンベルにしては とてもイケてる、と思って買ったんだけど、
やはりコットン素材は 山で どうなんだろ?
汗を 吸うだけ吸ってべたべたになるし、
もちろん 歩いてる限り、乾く気配はなし

やっぱり街用かなぁ…  虫もいつもより多く近寄って来るし…


前半に、標高の高い所は通過してしまうから
後半は 距離こそ長いけど、楽なはず…  だった






標識は良く整備されているんで、
まず迷う心配はないねぇ





スタートした時から、山全体でヒグラシと夏蝉が 鳴き競ってます。
ヒグラシの鳴き声って いいよねぇ…
なんだかとっても涼やかで 癒されます



周りの木をよく見てみると、
ヒグラシだか 夏蝉の抜け殻がびっしりと なっています(笑)





わーっ!! 沢蟹?!


から揚げにして食べたら 美味しいかもっ!!
いかん いかん、また おサル君に毒されてるっ!! (笑)









また、ガスってきて、やな雰囲気だなーって、思ったその時です!!
右脹脛にチクッ!! 痛っ!!

何かと思って見ると、次から次に、蜂野郎が
右足に群がってきます。

わーっ!! 蜂だっ!!

追っ払おうとすると、今度は左腕に…!!

こりゃまずい、退散、逃走、逃げるにしかず!! ぴゅーっ!!

どうにか 追って来ないとわかるところまで、
時間にして15分以上も離れたかなぁ…

おサル君に見てもらって、刺されたと思しき所を点検すると
タイツの上に、2,3か所 、
左腕にも1か所 針が残っていました。
刺された箇所は、蜂だけに 八か所(多分)
肌の露出している左腕だけ、ポイゾンリムーバーを使って毒を抜いてみたけど
果たして有効なのか、どうか…

とりあえず、刺されたところは痛むけど
呼吸は正常、目眩の気配もなし、動悸も正常みたい、なので ちょっと安心。
「アナフラキシーショック」は 二回目からの症状らしいから
生まれて初めて刺された今回は、とりあえずは大丈夫なのか?!

しかし、こんな山の中、
何か これからあったとしても どうすることも出来ないので、
エスケープルートとして
天城峠まで行くのは諦めて、八丁池から 一番近いところ、バス停へ向かうことに…
バスも このシーズン、運行していると
ホームページにでていたし…



八丁池まで、どうにか やって来ました。
おじさまおばさまグループが一組いて、なにか盛り上がっています。


ん?! 聞くと、鹿のファミリーが池の畔にいるらしい…


おーっ、ホントだ、いるいるっ!!


ひと時、蜂に刺された痛みも忘れ 見とれる 隊長でした。

さて、ここから一番近い バス停でも
まだあと一時間は歩かなくてはなりません。
体調は これ以上悪くなりそうはないから 多分 大丈夫。
まぁ、ぼちぼち行こか…


‥‥‥‥‥で、到着したバス停。
念のため時刻表見ると、確かに運行しているはずだけど、
一方で 運休しているとみえる表記もあって、
マジか?! ここまで来ておいて 今更だけど、確率は五分五分っていうところ?!


普段から太いから よくわからないけど、
よ~く 観察してみると、刺された右脚、やっぱり微妙に腫れているみたい…

朝のバスから 前後して一緒だった女子二人連れが 間もなく下りて来て
じゃあ やっぱり、間違いなくバスが来るんだと 一安心したのも束の間
時間になってもバスは結局 現れず終い、
諦めて 更に1時間、天城峠近くの国道沿いのバス停まで
四人とも 歩かざるを得ない羽目になりました…

まったく、バス会社め!!
あの宣伝は、いったい何だったんだ!!
バカたれ~!!  東海バスめ~!!



下界に通じるゲートまで、やっと下りてきました。
お医者さん、もうやってないだろうし、
諦めて今日はこのまま、修善寺温泉に投宿して、
傷を癒すことにしよう。



【おまけ/修善寺・三島編】


で、修善寺温泉まで やって来ました。
これが、有名な、 『独鈷の湯』かぁ~


さて、何か 美味しいもの、食べに行こ~っと


✳︎実は その夜、投宿した宿で、もう一つの戦いが‥
総じて料金の高い、修善寺温泉にあって、
コスパ重視で選んだ 民宿に近い旅館、
あてがわれた部屋は 清潔だったんだけど、
寝ようと思ったら 布団に 小虫、
退治してやれやれと思いきや、ん⁉︎
ややっ! ここにもいるじゃん!
げげっ、あそこにも!

結局、小虫を潰す為だけに
ティッシュボックスのティッシュを使い切る羽目に‥
なんて夜だ〜!





翌朝、蝉の声に目を覚まします。

朝から 真夏の日差しっす!!
古刹、修善寺に まずお参りして、
傷の平癒を祈ります。








折角ですから、『独鈷の湯』(今は足湯だけになってるみたい…) 入ってこ~
蜂の野郎に刺されたところ、一晩 湿布で冷やしました。
まだ、ちょっと痛痒いけれど、
幸い大事には至らなかったようで、一安心。
新たな❝鉄人伝説❞が、また 生まれてしまった?! ハハッ


おサル君の美脚、特別公開っす!!

そうそう、もう一つ、記録しておかないと‥‥‥
蜂野郎には 刺される事なく、無傷なおサル君でしたが、
翌朝、異変を感じて よく見てみると、
山の中でだったか、はたまた下りてきてからか、
まさか、宿の 小虫事件の最中か
耳と 顎、左頬にかけて
アブ野郎に いつの間にか刺されていたみたい‥‥‥
ぷっくりと 腫れて、
隊長の右脚より よっぽど酷い有り様‥‥
全く、なんてこった‼️ 厄払いしないと いけないねぇ‥‥


気をとりなおし‥‥

やっぱり、温泉街は、これっしょ!!


高級旅館で知られる『修善寺 あさば』
池に浮かぶ能舞台で有名だよねー
ん⁉︎ あの暖簾!! 菅原匠先生の暖簾じゃん!! さすが‼️









外湯の『筥湯』
オープンを待って、一番湯で楽しんじゃいました!!
気持ちの良い温泉でした~



さて、お腹が減ったな~


ん!? どうせ三島経由で帰るなら…
そうだっ!! うなぎっ!!



狙った、三島の一番人気の店『桜家』
探し当てて 店の前まで行くと、黒山の人、人、人‥‥‥
なんと3時間待ち!!
残念だけど 諦めて、その代わりに 近くの『すみの坊 本町店』
うな丼、¥3,240也!!
美味~い!!

何故、三島のウナギが美味しいかっていうと…
ミネラル豊富な、富士山からの湧水が 市内至る所に湧き出ているから…

ならば、その湧き出る現場を見ようってことで
やって来ました『柿田川湧水源』





何百年も経って、天然の土壌でろ過された
澄み切ったミネラル豊富な水が湧き出る様に 感動!!

ん~、いろいろあったけど、いい旅であった!!


そろそろ、アルプス系の山に、がっつりと登りたくなってきたな~
次回こそ、そんな山行記録に!!
乞うご期待なり!!




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Kotosino houfu ( 今年の抱負 )

2016年01月17日 17時15分54秒 | 山ブログ
年初めであります。
とりあえず、溜まった 山行記録の予定稿も、
無理くり前回までに アップし終えたので、
お正月らしく 今年一年の抱負( らしきもの )を
書いておきましょうかねぇ~

あ、無論、仕事のことは、ここでは無しに。
ここは、私の、極々プライベートな、
趣味の世界。


いつかは 踏破したい山、ルート
って言うと…
ジャン‼







そう、もう おわかりでしょう、
屋久島です‼
( でも、東京からは、ここ、ほんとに遠い… )
島に辿り着くまでで、丸一日は覚悟せなあかんし、
足を確保したら もう あとは運頼み。
好天気を狙って行くってのは、まぁ、無理…
年間降水日が ただでさえ多いからねぇ。


気を取り直して、次‼

表銀座ルートでの 槍ヶ岳
( 一昨年は 燕岳~常念岳の、なんちゃって表銀座でしたから… )







やっぱり、ここは外せないっしょ、
達成感、半端ないだろうなぁ~
ここみたいに、考えただけでも 心躍るっ場所って、そうそうないよねっ!!

お次は、ちょっと観光気分も否めませんが…
● 九州の山 か、四国の山
( 例えば 由布岳、九重連山とか、石鎚山、剣山 )







九州は 登る前か 後の 温泉( 湯布院温泉や黒川温泉、法華院温泉 )も楽しそうだし、
四国は 帰りの寄り道( 道後温泉や松山 )にもそそられるしなぁ~ 
イヒヒ


ぐっと硬派で参りますと、ここっ‼
● 南アルプス 白峰三山 ( 北岳~間ノ岳~農鳥岳 ) 。
北岳は単独で既に登ったし、
リニア新幹線の工事が本格的に始まると、しばらくは騒々しくなりそうだからね…





とにかく 南アルプスは、山塊が 大っきいからねぇ…
登り甲斐、歩き甲斐があるぞ~


ハンサムな山って言えば、ここっ‼
蝶ヶ岳‼
( ここから 上高地越しに見る穂高・槍ヶ岳のパノラマ、堪らないねぇ~ )
超クールっす‼





穂高を ただ眺めるだけに登る山、ってのも
味があるっしょ!?
ここの山小屋も いいらしいしね!!


雲ノ平
( 本州 “最後の秘境”なんだとか… )
山を深く分け入って到達する、山好きの人のパラダイス…

そう言えば、
噂の“物の怪の声”を聞いてみたいもんだねぇ~



「 お~い、  お~い、  お~いっ 






不帰ノ嶮 、とか 八峰キレット
( 勿論、難易度高いからねぇ~ )


ドキドキ   ちょっと怖いかな  ドキドキ
ドキドキ  俺 高所恐怖症だし ドキドキ











写真見てるだけで
お尻がムズムズ キューッ



白山
( 北陸新幹線できたし… ) 帰りに富山辺りに寄り道するのも良いなっ‼





白エビ 美味しいだろうな、
海のもの 美味しいだろうな
イヒヒ



鳥海山 ( 東北地方から 唯一 ノミネートです!)



鳥よ!
海よ!
鳥海山よ!!


妙高山・火打山、雨飾山
( この中では比較的 行きやすい筈なんだけど、
今まで なぜか縁が無かったね~ )






ここは、行くなら やっぱり 秋かなぁ…



って、きりがないなぁ~
順番はともかく、この中で 南アルプス白峰三山 を踏破できれば
日本の高峰の第1位~ 第5位までと、
ベスト30までの半分を登った事になるんだよねぇ…

まぁ、そんなのはオマケだけど、
不思議と 一度でも登ったことがある山って
映像や画像を見るだけで、
そこが決して山頂じゃなくても ほぼ見分けが付くようになるんだよね~
不思議~

この冬、もう少し雪が降ったら、
雪の 木曽駒ヶ岳や、赤岳にも ぜひ行ってみたいなぁ~
吹雪かれるのは嫌だから、
天気の絶対にいい時か、春の残雪期だね

って、ちっとも 抱負になってないじゃん、
(^_^;)

地図がちゃんと読めるようになる事、
GPSをもっと 使いこなす事、
あと、もっとカメラが 上手くなりたいなぁ…





ありゃりゃ?!
結局、これが目的だねっ!!
イヒヒ





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