3日である。
何が、って、与えられた山旅の日数。
夏 本番、夏 ど真ん中、
行くなら今❗️
行くっきゃないっしょ、北アルプス‼️
でも、 「毎日アルペン号」なんて、
今更 取れるわけも無く、
最速で あの山域に近づくには…
そうだっ❗️ 北陸新幹線「かがやき」って手があった‼️
長野へ朝一番の 「かがやき」で、
そこから高速バスで白馬へ入れば、
10時前には スタートできるじゃん‼️
寝坊して、珍しく朝ごはんを食べる時間無く出てきた隊長、
スタート前に、おサル君を促し 先ずは腹ごしらえ。
信州じゃけん、やっぱり蕎麦はうまいのう‼️
…って、なんか、方言が変…
ゴンドラと ロープウェイのチケットを購入します。
ザックの重さが15キロを越えると追加料金でげす。
いくらテン泊荷物があると言ったって、
そんなの、超えるわけありません。
聞かれて、自信を持って言いきります。
「ええ、15キロ以内です❗️」
トイレ済ますついでに、念のため、
ええ、もちろん念の為、
そっと 脇にあった 体重計にザックを乗せて見ました。
ん?! 20キロ?!
いえ、たぶん、気分が高揚していたのでしょう
もちろん、見間違いに違いありません。
そういやぁ、見間違いやすそうな、体重計だったもんねぇ、ええ…
栂爺(つがじい)の、なんだか疑り深そうな眼差しにも
「余裕のよっちゃん」で、ぶちぎって 搭乗でげす 。
え⁈ おサル君のザックは
何キロだったのって?
そうだよねー 気になるよね~
基本、テントは隊長が全て背負ってるので
自分のマットと シェラフの分だけしか増えてません。
なのに
「 余計な荷物が沢山増える、だからテン泊はいやだ」
「重過ぎて 死んでしまう」だのと、
うるさいったらありゃしない!
文句言う前に、他の荷物の軽量化を
考えた方が 早いんじゃないの~⁉︎
( 結局15キロジャストだったようでがす )
えっちらおっちら…
栂池湿原入口から、
いよいよ 登りスタートでげす。
湿原をトレッキングする人で 相変わらずの 賑わいの中、
はてさて、どんな山行になることやら…
楽しみだけど、
ちょっとだけ 不安でげす
蒸し暑くて、汗が とめども無く流れます。
肩に食い込むザック、
いったいこの先 どうなることでしょう…
学生君達も 負けじ劣らずの大荷物!
おっ! 青空っ、戻ってきたんでないの!?
おっ!!
今日のルート中 唯一通過する予定の雪渓が 見えてきた!!
よく見ると、その脇を登っていく人の列も見えてるじゃん!!
はいはいっ、ごめんなすって、
通しておくんなまし…
日本の登山 黎明期からの人気コースとあって
シニア世代の方が特に多い気がします。
ここで道を分けます。
右に行けば、蓮華温泉方面。
なんか 素敵な名前の池だね~。
我隊は左、白馬大池を目指します。
今夜の幕営地。
誰だよ、初日は白馬大池まで上がるだけでいいから楽だよ、
なんて言ってたのは…
俺か…
いよいよ、雪渓突入っす
アイゼン、付けるほどでもなさそうですが
なるべく岩場を通って 楽 しましょ
雪渓をわたる風が ひゃっこくて気持ちいいがな~
と、この雪渓の入り口で 携帯の落とし物を発見。
電源も入っているところを見ると
まだ落として間もないんだろうけど
落とし主を探すのは まぁ、偶然でも重ならない限り 無理だろうなぁ…
山小屋に届けてあげるにしても、
登りで落としたのか 下りで落としたのか分からないし…
いろいろ考えて、自分たちが下山した時に
下で警察に届けてあげるのが良かろうと判断。
だって山小屋に届けたところで、
持ち主がわからなきゃ、結局それを持って下りて届ける訳で
そうなりゃ まだまだ日数がかかるのは必至だし
自分らは 少なくとも明後日には下界に下りるんだから
ベストじゃなくても それが ベター じゃないかと…
すれ違った下りの人に託すのも考えたけど
面倒くさく思われてもいやだし、ね。
迷ったけど、電源も切っておいてあげました。
気付いた本人が 電話してくる可能性も考えたけど
圏外だと電池も消耗するし、下界で届けた後
バッテリーアウトじゃ、ますます探し辛くなるだろうと思って…
思ったんだけど、今の時代
山でこんなケースに遭遇することも 多いんじゃないかなぁ
そんな時に、どう対処したらいいか
ある程度 ルールがあれば
探す方も 探し方が考えられるし 助かるんじゃないかしらん…
(後日談)
下山した翌日、落とした方からお礼の電話が!!
良かった、良かった!!
電車の中で受けたので、長く話せなかったけど
下山中に落とされたんだとか。
お礼を、と 言われましたが、固辞。
いきなりの電話で 慌ててたので
また どこかの山でお会いしましょう、
なんて、間抜けな受け応え。
顔も、何処の誰かさえも知らないのに… (笑)
ま、ほんとに良かった。
この岩々のところを登り詰めれば
白馬乗鞍岳。
そうすりゃ、ゴールは近いぜっ!!
到着ーっ!!
もう、このあたりから 頭の中にビールがちらつきだします。
おおーっ!! 見えてきたっ!!
白馬大池っ!!
小屋と、テン場が見えますっ!!
にかっ!!
おサル君の満面の笑みを お見せできないのが残念でげす。
それは それは美しい、天国のような場所です…
ムフフッ、ビール ビール
既に 人口密度、高っ!!
驚異的なスピードで、テント設営完了!!
まずは ビール!!
プハーッ!!
1時間経過。やっと落ち着きました。
明るいうちに、じゃあ夕飯の支度にとりかかりますか…
ん?! ファーッ!!
って、違う違う、キャディさんじゃねぇよ!!
一畳一間の、我が家。
いつの間にか 雲やガスは消え失せ、ピーカンの夕暮れ
大池の畔の このテン場、
最高に気持ちの良い場所です…
一日が暮れていきます…
いろいろあった一日でした…
東の空には、
すごい色に染められた入道雲が…
その下の方では、ピカピカと雷光も見えます…
安曇野の街は、今頃 激しい夕立に包まれていることでしょう…
テン泊の魅力は、
この まったりとした時間の流れと
大地と空との一体感…
自分のちっぽけさと、その自分を包み込んでくれている大自然…
おサル君、どうだい?!
頑張ってテント背負ってきて、良かったろう?
(因みに背負ってきたのは私です)
いいもんだろぅ、日本…
日出ずる国の美しさを、もっと見せようじゃないか…
(その2、その3に続きます…)
ついでに、こちらも よろしくお願いします…
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何が、って、与えられた山旅の日数。
夏 本番、夏 ど真ん中、
行くなら今❗️
行くっきゃないっしょ、北アルプス‼️
でも、 「毎日アルペン号」なんて、
今更 取れるわけも無く、
最速で あの山域に近づくには…
そうだっ❗️ 北陸新幹線「かがやき」って手があった‼️
長野へ朝一番の 「かがやき」で、
そこから高速バスで白馬へ入れば、
10時前には スタートできるじゃん‼️
寝坊して、珍しく朝ごはんを食べる時間無く出てきた隊長、
スタート前に、おサル君を促し 先ずは腹ごしらえ。
信州じゃけん、やっぱり蕎麦はうまいのう‼️
…って、なんか、方言が変…
ゴンドラと ロープウェイのチケットを購入します。
ザックの重さが15キロを越えると追加料金でげす。
いくらテン泊荷物があると言ったって、
そんなの、超えるわけありません。
聞かれて、自信を持って言いきります。
「ええ、15キロ以内です❗️」
トイレ済ますついでに、念のため、
ええ、もちろん念の為、
そっと 脇にあった 体重計にザックを乗せて見ました。
ん?! 20キロ?!
いえ、たぶん、気分が高揚していたのでしょう
もちろん、見間違いに違いありません。
そういやぁ、見間違いやすそうな、体重計だったもんねぇ、ええ…
栂爺(つがじい)の、なんだか疑り深そうな眼差しにも
「余裕のよっちゃん」で、ぶちぎって 搭乗でげす 。
え⁈ おサル君のザックは
何キロだったのって?
そうだよねー 気になるよね~
基本、テントは隊長が全て背負ってるので
自分のマットと シェラフの分だけしか増えてません。
なのに
「 余計な荷物が沢山増える、だからテン泊はいやだ」
「重過ぎて 死んでしまう」だのと、
うるさいったらありゃしない!
文句言う前に、他の荷物の軽量化を
考えた方が 早いんじゃないの~⁉︎
( 結局15キロジャストだったようでがす )
えっちらおっちら…
栂池湿原入口から、
いよいよ 登りスタートでげす。
湿原をトレッキングする人で 相変わらずの 賑わいの中、
はてさて、どんな山行になることやら…
楽しみだけど、
ちょっとだけ 不安でげす
蒸し暑くて、汗が とめども無く流れます。
肩に食い込むザック、
いったいこの先 どうなることでしょう…
学生君達も 負けじ劣らずの大荷物!
おっ! 青空っ、戻ってきたんでないの!?
おっ!!
今日のルート中 唯一通過する予定の雪渓が 見えてきた!!
よく見ると、その脇を登っていく人の列も見えてるじゃん!!
はいはいっ、ごめんなすって、
通しておくんなまし…
日本の登山 黎明期からの人気コースとあって
シニア世代の方が特に多い気がします。
ここで道を分けます。
右に行けば、蓮華温泉方面。
なんか 素敵な名前の池だね~。
我隊は左、白馬大池を目指します。
今夜の幕営地。
誰だよ、初日は白馬大池まで上がるだけでいいから楽だよ、
なんて言ってたのは…
俺か…
いよいよ、雪渓突入っす
アイゼン、付けるほどでもなさそうですが
なるべく岩場を通って 楽 しましょ
雪渓をわたる風が ひゃっこくて気持ちいいがな~
と、この雪渓の入り口で 携帯の落とし物を発見。
電源も入っているところを見ると
まだ落として間もないんだろうけど
落とし主を探すのは まぁ、偶然でも重ならない限り 無理だろうなぁ…
山小屋に届けてあげるにしても、
登りで落としたのか 下りで落としたのか分からないし…
いろいろ考えて、自分たちが下山した時に
下で警察に届けてあげるのが良かろうと判断。
だって山小屋に届けたところで、
持ち主がわからなきゃ、結局それを持って下りて届ける訳で
そうなりゃ まだまだ日数がかかるのは必至だし
自分らは 少なくとも明後日には下界に下りるんだから
ベストじゃなくても それが ベター じゃないかと…
すれ違った下りの人に託すのも考えたけど
面倒くさく思われてもいやだし、ね。
迷ったけど、電源も切っておいてあげました。
気付いた本人が 電話してくる可能性も考えたけど
圏外だと電池も消耗するし、下界で届けた後
バッテリーアウトじゃ、ますます探し辛くなるだろうと思って…
思ったんだけど、今の時代
山でこんなケースに遭遇することも 多いんじゃないかなぁ
そんな時に、どう対処したらいいか
ある程度 ルールがあれば
探す方も 探し方が考えられるし 助かるんじゃないかしらん…
(後日談)
下山した翌日、落とした方からお礼の電話が!!
良かった、良かった!!
電車の中で受けたので、長く話せなかったけど
下山中に落とされたんだとか。
お礼を、と 言われましたが、固辞。
いきなりの電話で 慌ててたので
また どこかの山でお会いしましょう、
なんて、間抜けな受け応え。
顔も、何処の誰かさえも知らないのに… (笑)
ま、ほんとに良かった。
この岩々のところを登り詰めれば
白馬乗鞍岳。
そうすりゃ、ゴールは近いぜっ!!
到着ーっ!!
もう、このあたりから 頭の中にビールがちらつきだします。
おおーっ!! 見えてきたっ!!
白馬大池っ!!
小屋と、テン場が見えますっ!!
にかっ!!
おサル君の満面の笑みを お見せできないのが残念でげす。
それは それは美しい、天国のような場所です…
ムフフッ、ビール ビール
既に 人口密度、高っ!!
驚異的なスピードで、テント設営完了!!
まずは ビール!!
プハーッ!!
1時間経過。やっと落ち着きました。
明るいうちに、じゃあ夕飯の支度にとりかかりますか…
ん?! ファーッ!!
って、違う違う、キャディさんじゃねぇよ!!
一畳一間の、我が家。
いつの間にか 雲やガスは消え失せ、ピーカンの夕暮れ
大池の畔の このテン場、
最高に気持ちの良い場所です…
一日が暮れていきます…
いろいろあった一日でした…
東の空には、
すごい色に染められた入道雲が…
その下の方では、ピカピカと雷光も見えます…
安曇野の街は、今頃 激しい夕立に包まれていることでしょう…
テン泊の魅力は、
この まったりとした時間の流れと
大地と空との一体感…
自分のちっぽけさと、その自分を包み込んでくれている大自然…
おサル君、どうだい?!
頑張ってテント背負ってきて、良かったろう?
(因みに背負ってきたのは私です)
いいもんだろぅ、日本…
日出ずる国の美しさを、もっと見せようじゃないか…
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