暖冬だねぇ、ほんと。

おかげで

雪山には、未だ まとまった積雪がないし、
この時期 行くべき低山も、
だらだらと、

色のとっくに褪せた紅葉を
まだ その枝から 完全に落としきれずにいます。
さて、翻ってわたくし、多忙な年末 故、
山行も 日帰り限定、
さて どこ行きましょ⁈
お疲れ気味の隊長、朝はゆっくりが ええなぁ~
「ダンナ、それなら いいとこ、ありまっせ!」
じゃん‼
「奥多摩 むかし道」!!
調べていたら、こんな名前で 整備された ハイキングロードがありました。
奥多摩駅から奥多摩湖までの、
昔の街道筋を結びます。
いつものザックを 軽いショルダーバッグに変え、
足元も 登山靴から 軽いトレッキングシューズに履き替えて
ゆっくり 家を出ました。
( とは言え、接続の良い ホリデー快速の
一番遅い便には乗りました

)
のっけから、百何段の、きっつい登り‼
あれぇ⁈ ゆる~い、ハイキングコースだったんじゃあ…⁈
はぁはぁ、ぜぇぜぇ
基本、舗装された道を 歩くんですが
時折、山道も織り交ざります
この街道筋を、昔は トロッコ電車が 崖にへばりつく様に走っていたらしい
田舎に行くと よくある無人販売所。
冬至も近いし、おサル君 ゆず 二袋 200円を お買い上げ。
干し柿作りに 勤しむ おじさん、
今年は 一年ぶりに大豊作なんだとか…
ひなびた、

人里離れた山間に、昔ながらの日常が
まだ ひっそりと息づいていました…
(

隊長)

だから、吊り橋は、苦手なんだって、
揺らすなよ、マジで、怒るぞ、ほんと、

最後は、奥多摩湖が 望める場所まで 登り詰め、
その後 小河内ダムバス停まで下ったら このコースも
終了です。
確かに 登山までのカッコを するほどの事もないけど、
距離だけは歩いたねぇ…
バスで奥多摩駅 すぐ手前まで戻り、
さてさて、汗を流しましょう。
「もえぎの湯」は 恐らく激混みでしょうから、と
この日 選んだのが、ここ
三河屋さん の、
「麻葉の湯」。
皇太子 ヒロサマも 立ち寄られた事が有るみたいです。
とても気持ちの良い、いいお湯でした‼
さっぱりしたところで、ここから
『女酒場放浪記』⁈
奥多摩駅 駅前の「柳小路」の迷宮に 足を踏み入れ、
「居酒屋 しんちゃん」へ…
開店直後の仕込み中を 襲い、失礼いたしました、おかみさん‼

とっても 美味しかったですよ‼
さて、しこたま飲んだ その帰り、奥多摩駅で電車を待ちながら
足裏の横に違和感を感じて
ふと足元を見ると、
何年ぶりかに履いたトレッキングシューズの
ソールが 横から剥がれかかっているではないですか‼
あれ~っ‼
いわゆる
ウレタンの経年劣化 ってやつっすか⁈
歩いている最中でなくて、 ほんと良かった(ほっ)
そういやぁ、たまに山道で、
見事に剥がれ落ちた 誰かの 草履の様な“ソール”を
見かけたことがあります。
全く考えられへんで、アホやな~って、
その度に笑っていましたが…
以後、自重しますです、はいっ
その後の帰り道を、
最悪の事態を回避するべく、
重い
下痢症状患者の様に、
そろりそろりと
歩く隊長なのでした(笑)








そんな事のあった 二週間後、
いよいよ 年も押し迫ってまいりました。
天気さえ良ければ、
もう一回ぐらい、行っちゃっても良いかなぁ~⁈
数えてみたら、今年の
山行回数、22回。
その23回目で いよいよオーラスかなぁ。
せっかくだから、と、TとWにも声を掛けると、
それぞれ 一人は朝一番に、一人は 夕方に 用事があるけど、と…
う~む、この条件で行く先を考えるとなると、なかなかに難題だなぁ…
しばし
黙考。

閃きました‼
名づけて
「裏高尾 トワイライト ハイク」‼
朝は いつもに比べたらビックリする位 ゆっくりと出て行って、
日没に合わせて山頂へ。
そこで日没ショーを楽しみつつ、
街の灯が灯り出すのを見ながら下山開始、
奴らに 暗闇の山歩きまで 体験させちまおう、というプラン。
しかも日暮が早い今なら、早い時間に戻ってこれるし、
条件は完璧に満たしてるじゃん⁈
ね⁈ 完璧じゃない⁈
(
自画自賛 ) どう⁈ いいと思わない? なにより、 楽しそうでない⁈
っていうか、自分が一番楽しみになってきちゃった‼
高尾の駅で 皆が落ち合ったのが 11時半。
バスの時間が合わないけれど、4人なら タクってしまっても
大差ないよね、ヘヘッ
小仏バス停の先から、先ずは
「景信山」
歩き慣れた道だし、天気もいいし、楽勝っす
この日はちょうど、

トレランの大会

が
同じルート上で開催中でした。
みんな、早い早い、韋駄天のごとくいきなり現れ、
あっという間に下っていきます。
なんでも、一般の登山客にぶつかったりしたら
失格なんだとか…
そう聞くと、こっちも気を使うもので、
すれ違いには慎重になりました
小一時間ほどで、景信山 到着。
さて、どこで お昼にするかは、大事な問題です( ^ ^ )/□。
それを コントロールするのは 本来

隊長、の 筈なんですが、
こと 食いもんの事に関しましては、
まぁ、

おサル君に 任せましょう(笑)
どうやら、ここで食べる事にしたみたいです
今日は、ほんと いい天気。
都心や、埼玉方面が 一望です。
で、今日の献立は
、「煮込みうどん」
このシチュエーションで、美味しくないわけがないのですが、
なかなかに、いや、ほんと、これが、
なんとも
美味いっ‼
冷えた身体も あったまって、元気モリモリだがねぇ~、
忘年登山で賑わう山頂を後に、さぁ 行くぜ~

黙々と歩き、休憩

再び、歩いて、休憩
傾きだした 冬の陽射しが、翳り出すのが早い早い

、
タイムスケジュール的には 予定通りなんだけど、
こりゃ日没に マジで 間に合うかな と、
内心、

隊長が心配しだした頃、
やっと 見慣れた お馬さんの 頭が見えました
みんな同じように感じていたのかな?!
ザックを下ろし、ひとしきり撮影をし、
コーヒーをいれている内に あっという間に
陽が山間に落ちていきます。
さぁ、
『日没ショー』の始まりです!!
上手くいけば、富士山近くに陽が落ちる
『ダイヤモンド富士』が、
ここ
陣馬山でも見れるかと期待していたのですが…
今頃 高尾山山頂では
それを狙ったカメラマンが いっぱい 三脚を立てていることでしょう
えーっと、決して「五郎丸ポーズ」をとっているわけでは ありません。
シルエットだけ、富士が顔を出してくれました
街の灯りも 灯りだします…
さぁ、では 楽しみにしてきた
「
ナイトハイク」にも
頃合いの時間となったようです。
用意してきた ヘッデンを TとWにも渡し
準備OK
半月だけど 月明りもあるにはあるので、
決して「真っ暗」って 訳ではないけど、
夜の山の 底知れぬ暗さは 十分 体験できました…
舗装された林道につながる
「和田峠」まで
30分ほどの山道を ヘッドライトの明かりだけで歩くという
非日常体験

すっごく楽しかった!!
でも さすがに、陣馬山登山口まで山道を下るもう一つのルートを
( こちらは 全くの山道を1時間くらい )
ナイトハイク 初経験の4人で下るという無茶は
できませんでした。
いつか、もう少し経験を積んだら
再チャレンジしてみたいもんです!!
陣馬高原下バス停で バスに乗り
高尾駅に着いたのが7時前
計画通り、すべてうまくいったぜ!!




夜に用事のあったTと別れ、駅前の「魚勝」で打ち上げ!!
忘年登山、めでたしめでたし
皆様も、来年も よい年に、よい山行に恵まれますように!!
( 年内アップが間に合わず、年越しアップになってしまいましたが…

)
最後まで おつきあいいただきありがとうございます。
ついでに、こちらも よろしくお願いします…
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