山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

初夏の丹沢主脈縦走編 1 檜洞丸~蛭ケ岳

2014年05月31日 01時52分13秒 | 丹沢
薫風の五月、天気予報バッチリの週末、ぽっかり何の予定も無い連休…
これだけ条件が揃ったんだもの、
行かないわけにいかない でしょ (って、どっちなんじゃい⁉︎ )



問題は、場所っす

 隊長、山登りにおいては マゾ的性格が強まる傾向…
 おサル隊員、無頓着… 場所については人任せ…
なので今回も 一人で頭を悩ませます…

と いっても 今日は金曜日
あれこれ 悩んでいる時間は ありません。
え~い、パパよ、   ( ん⁈ ままよ⁈…)

目をつぶって、地図に指を突き立てます

蛭ケ岳( Hirugatake )



え⁈    蛭⁉︎ 
ひ、蛭って、 もしかして、や、山ヒルのことっ⁈
ブルブルッ 無理、自分、無理ですからっ!!
おサル誘う以前に、自分が 無理すから…

え~っ、ヒルガタケ、ヒルガタケ、っと…
さっそく、ググってみると…
なになにっ… 「蛭ケ岳」の蛭とは、そもそも山ヒルとは何ら関係なく… 云々
そうかっ、関係無いんだね!! 

でも、あれっ!?
検索した文を読み上げる視線の端に、なんかこんな記述が…
ん⁈ 気のせい、気のせい…

「近年 増加した鹿を媒介し、丹沢を中心に その活動地域・時期を広げ…」

無理やり頭の中から、「ヒル」の存在を追い出す隊長です…



さて、ルートは、というと、西丹沢自然教室から登り始め、
檜洞丸(ひのきぼらまる)~蛭ヶ岳~丹沢山~塔の岳を経て大倉へと下りる、
丹沢山系の主脈コース!!

いつもより一時間も早く東京を出て
登山口となる「西丹沢自然教室」に向かうバスの発着駅
新松田へ

好天の土曜とあって、臨時便も出してくれました
ラッキー

おだやかな陽射しの中、ほぼ登山目的の人だけの車内は
さながら “丹沢登山バス” の趣き
途中 バスを下りて行く人の、今日登る ルートを想像したり
装備やファッションチェックをしているうちに、(大きなお世話だよ)
あっという間に到着です。



先ずは、登山届けを提出、
そして『 ヤマヒル ファイター』を 入念に全身と
ザック、バッグにふりかけます



不思議なのは、あれ程バス停に溢れていた人達が、
見る間に山に消えて行ってしまう事…
山の懐の深さと、人間のちっぽけさを感じる瞬間です。



この時期の「新緑」の鮮やかさは、特別です!!
その色鮮やかさだけで、癒されます…







ところで 、実は今日の行程、予約を入れた「みやま山荘」まで
8時間のアップダウンが待ってます。
現在時刻が9時、っていうことは
モタモタしてると、夕食に遅れてしまう!?
( そっちかい‼︎ )
もとい、日が陰り出してしまいます。

 おサル隊員が心配するといけないので
全然余裕の表情を崩しませんが
のんびり歩く時間は有りません。

しかも初めての丹沢主脈ルート、
どれだけのハードさ なのかが、
ネットなんかを見てみても
他の人の投稿レポートでは、いまいち その感覚が掴めません。

人によっては メチャクチャ ハードとも
( 余裕で )充実の眺望が望めるコースとも、
評価は さまざまです。

まあ、悩むより、先に歩を進めましょう








小一時間ほど登ったところで、現れるのが『ゴーラ沢出合』
山に登りだした頃から 丹沢のガイドブックを開くと必ず目にした
特徴ある地名です。







水を間近に見て、テンションの上がる おサル隊員。
水かさの多い時には、橋がないので渉るのに苦労するそうです…



初夏とはいえ、陽射しのきつい こんな日には、
水音一つで、かなり体感温度も変わる気がします…




さて、ここから いよいよ登りの斜度が上がります。





足元ばかり見て、見落としてしまいそうですが、
ミツバツツジが、新緑の中に咲き出していました。
そういえば、この道、「ツツジ新道」ってなっていたんじゃなかったっけ!?




1時間ほど登ったところで、
頭上に木陰を作っていてくれた木々の梢が切れたので 振り返ってみると…

どんっ!!


やっぱり役者が違うねぇ、富士山





こころもち、空が脱け出したところをみると、ピークも近いのかな?


ハァハァ、階段 きつっ…


まだ、山桜が、散り残っていました…


( おサル )お腹、空きました。
そりゃそうだ、こんな登ってきたんだもんね…

富士山にも、雲がかかりだしました。
時計を見ると、なんと もう12時になるじゃあないですかっ!!
大丈夫か!? このペースで!?
内心 焦るものの、ペースは乱しちゃいけません。
斜度が緩やかになり、木道が現れれば、ピークは目前!! ( とガイドブックに書いてあった )

お昼にするんだよねっ!?
振り返る おサル隊員の目がギラリと光ります。
も、もちろんッス…


なだらかな山頂は、たくさんの人で賑わっています。
だけど ほとんどの人がここまでの目的のはず、
同じムードで リラックスし過ぎると、先の長い我々は
体の緊張が途切れてしまいます。
おにぎりを手早く頬張って、あ、水分補給だけは怠らないように、
さっ、写真撮って、先を急ぎましょう…

※今回、カラーコーディネート、バッチリっしょ!? ヘヘッ…


あ、そうだよね、やっぱり…
登ったんだから、そりゃあ下るよね…
でも、願わくば、あんまり下りませんように…


ささやかな願いもかなえられず、一時間半ほど、しっかり下り、しっかり登り返します。
やっと進むべき、稜線が見えてきました… ハアッ、ハアッ
この展望スポット(臼ヶ岳)の手前の登りで、
隊長より 優に一回りは上の、単独の妙齢のご婦人に、さくっ、と抜かれてしまいました。
近づく足音さえあまり感じなかった身軽さ、
ただ者ではない感じです。引退した、“くの一おばさん”でしょうか…


あの、尖がったのが、次のピーク、「蛭ヶ岳」!?
地図を見ると、まだ ここから1時間半ほどかかるようです…
もちろん、またしっかり下り、登り返さなくちゃならないようです…
ハァッ…


ついに 倒木が、鹿にまで見えてきちゃう始末…
って、ホンモノじゃん!!


近づくにつれ、壁のように、我々の前に立ちふさがってきます。
マジかよぉ~



この後、写真を撮る元気もなく…
しかも、登るにつれ、鎖場が頻発、下りじゃなくて良かったと思うほどの
斜度がきつく、足場の悪い登りが続きました…
何年か前の、トレイルランナーさんの遭難碑などもあり、
甘く見ていると痛い目に遭いそうな、そんな難所も過ぎ、
行く手についに 空が抜けて見えてきましたっ!!



着いたどっ!!


360度、遮る事のない眺望のご褒美ですっ!!
なにしろ、丹沢だけじゃなくて、神奈川県最高峰だからねっ!!








視線の前方に見えるのは、宮ヶ瀬湖みたいです。


富士山は、やはり午後には 雲がかかってしまうね。
麓にうっすらと望めるのは、山中湖かな?


伊豆方面は、霞んでしまっています


横浜・湘南方面も…



ここ、蛭ヶ岳の上にも、「蛭ヶ岳山荘」があるので、
行程としては、ここで宿泊するのが一番無理がなかったんだけど、
隊長の記憶の中に、以前 丹沢を登った時、
宿泊を「みやま山荘」か「蛭ヶ岳山荘」にするか迷った時に
おサル隊員が 躊躇なく「みやま山荘」を選んだことがあって
その理由というのが、両者の夕ご飯のクォリティの差だった、
ということがあったんだ…
今回の行程を考えた時にも、やはりそれを考慮したという次第…
恐るべし、おサル







でも、想像していた以上に、こざっぱりと、感じの良い山小屋だね
こっちで、全然良かったかも知れないなぁ…



あと、3.3キロ、時間にして約2時間。
今3時を過ぎたところだから、やはり5時を回ってしまうのは必至。
しょうがない、頑張るか…
幸い、天気はこれ以上望んではバチが当たるくらい。
さぁ、あと一踏ん張りっ!!



後編に 続きます…




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燕岳 残雪のGW登山 下山編

2014年05月26日 14時34分22秒 | 北アルプス


山頂での眺望を楽しんでしまうと、今日はこの後 下るだけです。
だけど今日からいよいよGWに突入だし、
きっと中房からの登りの人で さぞかし混むんだろうなぁ…





山特有の、すれ違う人同士が交わす挨拶も
度が過ぎれば ちょっと苦痛かも…

隊長 名付けて“ こんにちわ地獄 ” …
この後の下りで 我隊を待ち受けるは必至です。

でも実は、下る側の僕らは まだ楽勝っす、
辛いのは、きつい登りを、息も絶え絶えに進んでくる連中です

すれ違う、登りの人の笑顔が
皆、竹中直人お得意の顔芸に見えてきます!?
え!? どんなかって!?

そう、顔だけはニッコリ こんにちわ!!
しかして その口元を読むと、あらあら
( 心の中で毒ずきながら、)言っちゃってます

(^^;; くそっくらえ( Fuck you ) って…
(毒)



左右に晴れ渡った稜線を、
さくさくと 燕山荘へ戻ります。
おいおい、おサル君、もっとゆっくり進んでくれ~

ウキッ、オッケ~







なにしろ写真班を兼ねる隊長は、記録撮影も行わないといけません…
無邪気に 無頓着な 天然おサル隊員、とは違うんす…






稜線を調子良く歩いていますが、ところどころ、
よく見ると 風下にかけて『 雪庇 (せっぴ)』が張り出しています。
うっかり近寄りすぎると、危ない危ない
崩れた雪ごと、サヨナラ~ になってしまいます。

確かに、かなり雪庇側に近寄りすぎた足跡も見受けられ
こういう時ほど、経験値が求められます。
やはり初心者だけで登って来てはいけない場所ではあります…







夏には 高山植物のお花畑となる ハイマツが茂る稜線沿いは
今はあまり足元を気にせず歩くことのできる道です。
あ、それでもハイマツを踏んで 傷つけることの無いよう
最低限のマナーは守らないと いけません。









ん⁈   え⁈
おサル隊員、 何か見つけたようです‼︎
ジャ~ン!!




イエ~イ‼︎
お待ちかね致しました、“雷さま”登場!!

会えるとは 思っていなかったから、素直に嬉しいっす‼︎

目の周りが赤いところをみると オス だね。
押忍っ‼︎

こらこら、むやみに脅かしちゃいけません、
絶滅危惧種の“ライ様”は、それでなくても小心者なんですから…

まわりに 仲間が見えませんが、
頑張って、生きて行くんだぞ、
夏羽に生え変わった頃、また会いに来るよ(多分)










山荘に預かってもらっていた ザックを 再び受け取り
下りの準備。
ふと、下の稜線を見下ろすと…



天気も良くて、昨日登って来た山荘下の尾根も
よく見通せます。

遅立ちの我隊に先行し 早くに出て行った人達の姿も
まだ尾根上に よく見えます。

早くも、登り組と 交錯しつつある様です。
では、我々も ぼちぼち、行きますか…







名残惜しくて、後ろを振り返ります。
最後の急登、改めて見ると、なかなかだったんだねぇ…



槍さまも、本日は 見納めです



春先の天気のよい、雪の稜線、最高っす!!





さあっ、頑張れ~
あと一息だぞ~っ!!


登りの人、皆一様に 足元を見下ろし登ってきます。
こんな時は、余裕のある下る側が
タイミングとリズムを見計らい、トレースを右に左に避けてあげます。

誰に教わったわけでもないけれど、
数多く歩くうちに身についた
暗黙の山のルールでしょうか…



雪の稜線、ほんとに 綺麗っ!!



この後、登る人の渋滞にリズムをあまり作れぬまま
それでも どんどこ 下っていきました。




登り口の中房温泉に着いてみると、
なんと 昨日出発した時刻とほぼ同じ 11時20分。
往復12時間の、楽しい春の 雪山山行となりました。
で、楽しみだった「有明荘」の温泉へまっしぐら…





ムフフ…



湯上りには、お待ちかねのビールに…



ところで、帰り道に 気づいたのですが
僕ら、迷いもせずに「有明荘」にまっしぐらでしたが
実は中房温泉には別に、 『日本秘湯を守る会』
の温泉があることが判明!!
むしろ、中房温泉といえば、そちらの方がメジャー!?

まったく、また やり手の赤沼さんに してやられました…
ついつい、燕山荘でもらった 
赤沼グループ共通のスタンプカードの魔力に 引っかかってしまいました…
だって、スタンプカード持参のお客様は
日帰り温泉、200円引き!!

こんな空気の綺麗な山の中に来ても
下界の俗っぽさから 結局抜け出せない
隊長と おサル隊員 なのでした…







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燕岳 残雪のGW登山  山頂編

2014年05月20日 02時55分29秒 | 北アルプス
え~っ、燕山荘 今シーズンの営業スタートとなった昨晩、

隊長の期待していた『イベント』は、何も無く、

静かに夜は更けていったのでした…




さて、夜が明けます。
山の上で迎える、夜明けは、格別です。

あ~、ほんとうに、新しい一日が始まるんだなぁ、
という 想いに包まれます。





うっすらと、空の端が 薄くピンクの色を帯び
朝の気配を伝えます。
なんとなく、山々も、生気を宿していきます。



この時間帯を楽しみに登ってくる カメラ愛好家も多いんだろうね
皆、思い思いの場所に陣取って、その瞬間を待ち望みます。
はたして今朝は、いいご来光が見れるかな…



忘れてました、
えーっと、おサル隊員は…、というと…


いけね、まだ寝床の中にいるんだっけ、
そろそろ、起こしてやらないと、
ずるい、自分だけ楽しんでっ!!
と 云われてしまうのがおちなので、
そろそろ声かけてやりますか… やれやれ


ん!? もう、そんな時間!?
おサル君、首をすぼめて、外に出てきます






おーっ!! 出ました!!




その光が射した途端、確かな温かみを、力を感じます。
お日様のパワーは、偉大ですっ!!




↑↑ ウキキッ、ウキキッ、って…   
あっちこっちふらついて、
おサル君、いったい どこ見てるんでしょ


朝日を浴びて、燕山荘も、清々しい姿です。


そして、槍さま 、今日もしっかり望めそうです。


少し高さが増すと、朝靄のガスを立ち上がらせて、
独特の光に包まれます。
さぁ、それじゃあ、朝ごはん を食べに行きましょうか、おサル君


腹ごしらえも終え、朝のおつとめも しっかりこなし
さっ‼︎ では 山頂目指して、行きましょか




凛々しい、端正なお顔の、北アルプスの女王様
🎵 ありの~ ままの~ 🎵 ( それ、女王様違いっす‼︎)


荷物はもちろん、山荘にデポさせてもらってるので
足取りは軽やか、ルンルン
振り返れば、燕山荘だって負けてません。
その 山小屋離れした、ヨーロッパナイズの姿かたちに
山ガール達の ( このおっさんも、ね ) ハートは
キュンキュンなのでした…


山頂目指す道筋の ハイライトが、これっ‼︎

そう、『イルカ岩





別に、遠い南の島に 行かなくても、会えますよ ♪

やり様と、イルカ様の、ツーショット‼︎


そして、こんなのも…



メガネ岩、って 言われてますが…
隊長には、夜のお菓子、ウナギパイ に 見えて仕方がありません。




さあっ、ピークは目の前っす‼︎






余りにも、景色が良くて、ちっともペースがあがりません





それでも なんとかやって来ました‼︎


ジャ~ン!!


ちょっと 気取って、パチリ


え⁉︎ もう一枚⁉︎     しょうがないなぁ…

へへへっ


では、お口直しに、どうぞ



前回にここを訪れた時、

山を始めて まだ間もない時で、

それでも 稜線の向こうに凛々しく聳える「槍ヶ岳」を見て

ああっ、自分にもいつか あの頂きに立つ事が出来る日が来るのかなぁ…

と、心 震わせた瞬間が確かに在りました…



“山”に向き合う時、いつも その時々の気持ちを、鮮明に思い起こさせてくれる…

隊長が山に魅かれる様になったのも

そんな理由からかも知れません…



自分の身の回りは、日々変わっていきます。

だけど“山”だけは、変わらぬ姿で、いつもそこにいてくれます。

次にこうして、また“山”に向き合う時、

どんな記憶の断片を、自分に思い起こさせてくれるんでしょう…






(ここっ、BS-TBS「日本の名峰」のナレーター風に、読んでください)
いいもんだろう!? 日本…
もっともっと素晴らしい山を、
見せてやろうじゃないか…





もう一回だけ 続きます…




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燕岳 残雪のGW登山 (登頂編 その2)

2014年05月15日 00時35分36秒 | 北アルプス
え~
※前回の投稿に、ダメだし を されました。
おサル隊員   「 これじゃあ、まるで、ただの食いしん坊 みたいじゃない!? 」
隊長(自分)   「 え!? 違ったの!? 」

双方に誤解があったようです。
おサル隊員は、ただの食いしん坊ではありません。
本当の 食いしん坊 です。
謹んで訂正いたします。


より正確を期すならば、
(人より胃袋が小さく、人より消化がかなり早く、人より腸が少し短いため)、
(付け加えると 「空腹時にお腹が大きく鳴ってしまう症候群」を患っている為)
レディですもの、その対症療法として、止む無く、本当に止む無く
お腹を満たしているのです。

ええ、そうでしょう、そうでしょうとも、
そうに決まってます、
そうだと 思ってました、はい。



さて、GW突入直前の間隙をぬってやって来た、北アルプスは燕岳。
なんとか『合戦小屋』までは、たどり着けました。

以前に来た 夏の記憶では、
ここからはもう あと一時間足らず ほどの距離だったような印象があるのですが…



樹林帯を 完全に脱し、見上げる先には、かなりな勾配の雪面のみ…
ストックを突き立て、アイゼンを付けた足を一歩づつ 前へ持ち上げ、
スローモーションのように、あえぎつつ進みます



ふと見ると、おおっ、
待ち望んだ 『 槍さま 』の 穂先が!!



テンション、いきなり上がります。
やっぱり、北アルプス、coordinate ( こうでなくっちゃ )!!

なんか、空模様までもが、俄然 カッコイイ 雰囲気に!!


先行した登山者の踏み跡が、赤リボン沿いに続いています。
恐らく、我が隊が、本日の「しんがり」でしょうか…

とにかく、ここを登りきり、稜線上に出れば、
燕岳か、燕山荘が 見えてくるはず…



 稜線上に出ました!! 



おサル隊員も、頑張りました。
↓↓ またまた、ちょっと 格好良くね!? ↓↓





「槍さま」も、更に大きく見えます。



反対側に 目を向けると、ん!?  あれは、『剱岳』!?



後ろを振り返ります。
方角的に、「有明山」でしょうか…!?



ハイテンションで 気が付きませんでしたが、前を歩く ↓↓ 人影が…
合戦小屋の手前の、少し眺望の開けた場所で、
一度だけ、だいぶ前を歩く人影が見えましたが、まさか、その人!?
もう、とっくに小屋に着いてしまっているかと 思っていましたが…

ってっ、それより、その向こうに、角ばった燕山荘のシルエットが、↓↓
見えてるじゃあ ないっすかっ!!
てっ!!
もう 直ぐじゃっ!!



前に、夏に来た時は、ここら辺から ゆっくりと右斜面を巻いて
燕山荘にアプローチしたはずですが、
まだ雪の多く残る 今の時期は、ほぼ直登して、最後の最後、
山荘の左を巻いて、到着です。



前後左右、雪の稜線の眺めを楽しみながら ゆっくりと進みますが
先行者にあっという間に追いついちゃいます。
やはり、かなり バテバテ だったようです。
(仮に“Mr.スロー”とでも呼びますか…)
年は隊長なんかより ずっと下のようですが、ちょっと目方が、ね…

(↑↑ 何、その、勝ち誇った感!?
せいぜい自分も そう云われない様、気を付けるんだね )

余談
この後 山荘で、“Mr.スロー”氏 自ら語っていたところによると、
登り口(中房温泉)から山荘まで、実に12時間掛かったのだとか…
ある意味、すごい‼︎



↓↓雲ノ平方面は、まだまだ深い雪に覆われています↓↓



山荘の裏手 到着。
ここで、土で汚れないうちに、アイゼン はずしてしまいます。
「槍さま」の全体が望めます…、あぁっ、なんてお美しいんでしょっ



横に目をやっていても、



気づくと、いつの間にか、また『槍さま』を目で追っていたりします…



はいっ、到着!!
今日はもう、時間切れ、
燕岳は、明日の朝 往復することにいたしましょう。



記念に、 パチリッ!!



こっち側でも、 パチリッ!!
山荘前のテント幕営地には、今のところ2張りだけしか見えません。
GW突入ってことで、さぞかし たくさん「テン泊」組がいるかと思いましたが…



何とか、登山口から 休憩を交え、5時間半ほどで登ってこれました。
今の時期に、このタイムなら、まぁ、合格かな、ねっ!? 

さぁ、ぐずぐずしてると、日が沈んでしまいます。
おサル隊員が、気になって仕方がない夕食の時間もあるし、
( それ、大事です )
 山荘に入りましょう






夕食を済ませると、飲みなおしの前に、山荘前へ…
そう、見逃せない、“日没ショー”の開幕が 迫っているんです。
ホンモノほどの 感動をお伝えしきれないのが悔しいのですが
ではでは、お楽しみください…

















さぁ、じゃあ、飲みなおしましょ
白ワインも、重い思いしてザックに入れてきてあるし…
( あ、もちろん、隊長のザックです

あ、名誉のために付け加えると、
おつまみ・食材の担当は  おサル隊員です。(やっぱり…)
今回はどんな おつまみチョイスをしてきてくれたのでしょう!?
(↑↑ 隊長、食材担当のおサル隊員に寄せる信頼は
絶大です!!



ウキッ、ウキキッ、…と、夜は更けていくのでした…

消灯前に外へ出てみると、きれいに星が瞬いていました。
眼下遠くには、安曇野の灯りも見えて…
明日も、良い天気に恵まれそうです。





さて 次回から、山頂編です…




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燕岳 残雪のGW登山 (登頂編その1)

2014年05月11日 00時55分30秒 | 北アルプス
仕事柄、あまりGWの恩恵には関係がありません。
  が、 
もちろん休みは、その間にも 取る訳で
今では立場的に、ある程度 自由も利くので
カレンダーと 天気図と 天気予報の情報 全てをインプット
( あ、この場合は隊長の頭の中に、ね… )

導き出した、最適な登山日和は…

GW突入直前の間隙をぬっての2日間!!

場所は!?

尾瀬 」か、「 燕岳( つばくろだけ ) 」…

どちらも捨てがたいなぁ…
う~ん、悩ましい…

  で、



金曜の朝、あずさ1号の車中にいる、我隊でありました。

決め手となったのは『 燕山荘 』営業開始が、まさに今日の金曜から、
という情報です。
シーズンに先駆けての一番乗りって言うのは 気持ちいいじゃん!!

それに、経営者として やり手 のオーナー 赤沼さん の事だから
もしかしたら、シーズンスタートの 何かイベントにも立ち会えるかも しれないじゃん!?



松本駅で、乗り換えの大糸線の発車を待つ間隙をぬい、
信州名物の蕎麦で、とりあえず 腹ごしらえする おサル隊員。
常に 食べることに関しては アグレッシブです。



車窓から、有明山の肩越しに、雪をかぶった燕岳が望めます。
お腹も膨らみましたが 期待に、胸も膨らみます。



穂高駅 到着。
実は、今回の 燕岳登山、一つだけ懸念材料が…

なにしろ、このルート、北アルプス三大急登 の一つ。
前回登ったのは4年前の夏、残雪期のチャレンジは初めてです。
当然 夏にかかった時間より、時間が掛かるでしょう。

しかし、「電車にバス」移動派の我隊、東京からでは、どう頑張っても、
登山口の中房温泉に到着するのは 12時前。
夏でも5時間弱かかる道のり、もう少し余裕を見ておきたいところ…

こんな時の頼みの綱、登山口直行の夜行バスの運行は明日からだし、
穂高駅から中房温泉行きのバスは、あと30分以上来ません。

あわよくば 穂高駅で、中房まで同行する登山者がいたなら
少しでも早く登山口に向かいたいところ、
誘ってタクシーで一緒に中房温泉まで、との思惑だったのですが…


やはり 世の中、こちらの都合では回ってくれません。
おサルと、 ちょっと贅沢ではありますが、
タクシーで 二人、中房温泉に向かうことに。
( 途中、1週間前に開通したばかりの道で、
本物のおサルの出迎えもありました、ウキキッ )


さぁ、ちゃちゃつと準備してスタートしますか。





タクシーのおかげで 時間を節約、11時20分には スタート出来ました。
いきなり、下りてきた女性ペアとすれ違います。
ん⁈ 昨日はテン泊? それとも 山荘スタッフかしらん?



すぐ残雪が現れますが、しばらくは アイゼン無しで進みます





所々、例によって踏み抜きの危険も…







身体が温まってきた頃、第1ベンチ到着、ここでアイゼンを装着、
ザクザクと、意外とペース良く 足が運べます。
これなら 心配も 杞憂で済むかな⁈
エ⁈ 心配って何を⁈

白状しましょう、「心配」と言うのは、
山荘着が遅くなることではなくて、実は 夕食に遅れる事‼︎
笑ってはいけません、おサルにとって、事は切実です‼︎



そう、おサル隊員は、自然体!? 自然と一緒、純粋なんです、タハハ…ハッ…





ところで 最近、おサル隊員、↓なんだか「さまになって」きてない⁈ ↓





なんとか、第3ベンチまで来ました。
「急登」といいつつも、程良い間隔で 休憩ポイントのベンチが現れるので、
ここまで 割と良いペースで 来てます。



でも、ここからが、急登の本番



富士見ベンチ



だいぶ登って来ました



そろそろ、樹林帯を抜けて、尾根上に出てきたところ。
展望がききだし、深い谷を挟んだ 向かいの尾根も見えます。





↓これこれ、こういう写真が撮りたかったんだよ↓





急登 最後の休憩ポイント、『合戦小屋』も、そろそろのはずです。



おおっ、その屋根は



着いたど~っ





四年前、ここで食べたのが…
生涯最高に美味しい スイカ


ところで、今回 燕岳へ行こうっって なった時に
おサル隊員が 一瞬 躊躇する表情を見せたのは、
その スイカ 故です。
さすがに 今の季節、残念ながら スイカは 有りません。

ゴメンネ、スイカが好物の おサル隊員、
でも また スイカ、夏に食べに来ればいいじゃん
友人のTや Wも 誘って 来よう








登頂編、もう一回 続きます…




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安達太良山 残雪のリベンジ(小倉さん編)

2014年05月07日 03時27分33秒 | 東北
さて、温泉貸切でじっくり温まった後のお楽しみは…
小屋番 佐藤さん自慢の、じっくり煮込んだ
カレーライス!!


しましたとも、お替り、はい 二杯も ね!!


今晩は、我が隊2名と、件の“和尚”、
それと社会人2年目の “まじめ君”(←初登場)
の4名のみの宿泊ですが
明日は2~30人くらい 登って来るようです。


いつもながら、山の夜は早く、消灯前の7時過ぎには、
もう うつらうつら…
おやすみなさい




グッドなモーニングです。
え!? 隊長のいびきが、ちょっとうるさかった!?
デリケートなので、枕や布団が変わると ちょっと…
まあ、早く寝た者勝ちということで…
↑ そりゃ、おまえはいいけどね、


明け方は雲がまだ多く、ご来光は残念ながら望めません
でも、早い時間に すっきり晴れる という天気予報です。


今日はもう下山するだけ
朝ごはん食べたら、
も一度 朝湯しよっと…

山小屋で過ごす、こんな まったりとした時間が とても愛おしく感じられます。



『くろがね小屋』、
決して豪華じゃありませんが、きれいに、清潔に、
大切に磨き、使い込まれてきた月日の重なりが、そこかしこに見て取れます。
きっと、次に来る時も 来年も、十何年たってさえも
同じ光景、同じ空気が 
ここには流れているんだろうなぁ…



うっすらと、朝焼けに色づく「鉄山」
かたわらで、着実に青空が、広がってきています




さぁ、では ぼちぼち用意をしましょうか…





ところで、朝食後、だるまストーブの前で一服していると…
げげっ
早くも 下から登って来たおじさんが!!
まだ、7時だよ
ってことは、5時過ぎには登りだしたって事!?

暖を取りに入ってきた その人懐っこいおじさん、
聞いてみると、どうやら我が隊とは別の マイナールートからスタートして登って来たそうです。
九州の小倉から 出張の流れで来たそうで
( “小倉さん” に決定!!)、
昨日 筑波山に登って、その足(車)で 夜中に福島入り、
途中 三春の瀧桜を夜中に眺め、
明け方に 着くなり登りだした、とか…

まじっ!?
大丈夫?“小倉さん”、
なんか、距離感とか、時間感覚が変でねっ?
普通の山ノボラー の感覚ではないっしょ!!
だいたい、いつ 寝てるの? ご飯は? トイレは?
そもそも仕事は 何してるの?

尋ねたいことは山ほど あるんだけど、
確かなことは 常人離れ した、その体力!!
隊長より、どうみても5歳から10歳は年が上に見えるんですが…

「マイナールート」の登山口をスタートして、
途中、ルートを外した踏み抜き地獄を横切って 
勢至平で なんとか登山コースに合流できたって笑ってるけど
凄いっす、マジ…

隊長に、山頂へのルートを尋ねてくるので 
説明してあげるものの、なんか 話がかみあわず、
おかしいなぁ と 見ると、
登山ガイドブックの小っちゃな20万分の一地図を手にしているし…

( 思わず、予備の2万5千分の一地図を進呈する隊長なのでした… )

きっと百名山なんて とっくに制覇しているんだろうな、
と 尋ねてみると
20年も前から、98座制覇で 留まったままと、笑う『小倉さん』…

これから山頂行く前に、「鉄山」の山頂も踏んでから下りると話す 『小倉さん』…

桁外れの新種おじさん捕獲、ですっ!!



呆気にとられたままの我々を残し
嵐のように 出発していく“小倉さん”、お気をつけて~








さっ、気を取り直して、我々も行くとしましょう。









次 来るのは、紅葉の時期でしょうか?
また 来ま~す!!







“小倉さん”、もう山頂には、着いたかな?



それとも、まだ こっちの鉄山の稜線あたりでしょうか?



このあたりから、少しづつ、登ってくる人たちとすれ違いだします。
気をつけて、楽しんできてくださ~い





なんか、いっちょまえに見える おサル隊員です。(笑)





二本松市内が望めます。

“あの光るのが、阿武隈川…”

智恵子さんの愛した、空の下にいます。









春の気配が、確実に感じられます。
太い木の根元が、きれいに丸く雪融けが早いのは、
春の大地から吸い上げる 温い水分の影響なんでしょうか…





そんなこんなで、奥岳登山口まで下りてきました。
振り返り、仰ぎ見る山。
ばいばい、またね~



(余談)
この後、岳温泉へおりる足の無い我が隊、
タクシーを呼ぶなんて もったいないし、1時間くらい、下りだから何とかなるさと 
下り始めたはいいんだけど
一本道のどこをどう間違えたんだか、1時間後 気づいた時には大きく遠回り。とほほ…

それでもリカバリーできそうなので 頑張って歩いていたところ…

後ろから来た一台の車が、すすすっ、と停まり、
「乗っていくかいっ?」って

ありがたいっ!!
地獄で仏 ならぬ、
岳温泉で小倉さん!!
って、ええっ!?
小倉さんっ!?


人懐っこい 小倉さんの笑顔が 何故か そこにあるのでした!!

聞くと、あの後、予定通り 鉄山、安達太良山と ピークを踏んで
くろがね小屋で温泉にも入り、
再び 車を置いてきた登り口へ、 「踏抜き地獄」ルートをたどり
戻ったとか…

そしたらそこに、自分と同じく 登山口を間違えた青年がいたので
このルートを進んだら死ぬよ、と ( 小倉さん、自分は例外って訳!? )
僕らのスタートした 奥岳登山口まで、(わざわざ)車で送ってあげて
今ちょうど 下りてきたところなんだとか…


小倉さん、あんた、
人の良いにも 程があるっ!!
鉄人ぶりにも 程があるっ!!

でも、どうしても、と いうなら、ねっ!?
( もう そこからは 岳温泉まで5分の場所でしたが
有難く、好意に甘えさせていただきました、はいっ )
慌しく、お礼も満足に言えず別れてしまいましたが
( このブログ、読んでくれていたなら )
小倉さん、その節はありがとうございました。
んなぁ、わけないか…



そして、前回も汗を流した「光雲閣」へ





湯上り後の打ち上げは、ここ『成駒』で…
ここっ、お奨めですっ!!
つまみもあるし、蕎麦もラーメンも、とんかつも 絶品っす!!
生3杯に、レモンサワー2杯で、
 へへっ、最高っす!! 



たった一日で、桜もだいぶ 開花がすすみました。
遅かった春も、やっと駆け足で追いついてきたみたいですね。
安達太良山、とても楽しい山行となりました。


次は、GW突入前の間隙をぬって行って来た『燕岳』の報告編で~す!!
お楽しみに!!


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安達太良山 残雪のリベンジ(和尚編)

2014年05月03日 06時27分34秒 | 東北

そんなこんなで、くろがね小屋 到着です。
小屋番の 佐藤さんに挨拶を済ませ、
( すっかりこっちは顔馴染みの態度ですが、
実は 顔を合わすのは これで二度目
このところ テレビの山番組で何度もお見かけしているもんだから
気分は旧知の仲間との再開モード )
佐藤さん、失礼があったらごめんなさい…

テレビでは、そろそろ小屋番を引退なさるとか…
永年、お疲れ様でした…
どんな世界でも、そこの“顔”であった人の引退には
一抹の寂しさがつきまといますね…




食後、今回 初登場のアイテム。
気軽にドリップコーヒーを楽しめます。
味もまあまあ。かさばらないし、もちろん重く無いので
今後 出場機会が増えるかも



さて、簡単に昼を済ませ、荷物をデポさせてもらい、
いよいよ山頂へ、昨年のリベンジに出発です。

前回の話で、中国の女の子をここまで連れて来たという
※注 『和尚』   を小屋に残し、
( あ、上と下の写真に写り込んでる、シルエットの おじさんのことです )
身軽になって さあ、スタート❗️



※注 因みに『和尚』とは…
もう隠居の身の、埼玉県は 某寺の元住職。
カメラが趣味で、今日は 春のお彼岸の間、住職を譲った息子の代役で
久々に忙しく檀家まわりをした疲れを癒しに、
カメラを手に のんびりと ここ安達太良山に来ました

( ぷぷっ、いつもの妄想 全開です )

和尚、隠居の身なので、時間だけはタップリ
焦ってピークを目指すこともないし、気長に好天を待ちます。
色即是空じゃっ、喝ーっ‼︎




さて、ここから先は、前回 未踏…
でも、貧乳気味の山頂へは、小屋からほぼ西へ一直線のはず。
前回気持ちの折れてしまった 登りだしは、 結構な急登です。
右に左に短く切り返し、高度を稼ぎます。










稜線に向けての 残雪が 薄茶色に汚れて見えるのには、訳があります。
安達太良山の、特に稜線は 風が普段から強く、
積もるそばから雪を吹き飛ばし、さらには 露出した ザレた土まで吹き飛ばすので、
どうやら それが雪面に降りかかるって事のようです。
しかし 今日は、普段なら考えられない位に
全くと言っていい位に風がありません。ラッキーです。





少し離れて、望遠で捉えた おサル隊員、
なんだか めちゃくちゃカッコ良いでは ないですか
“専属キャメラマン”に 撮って貰えてるんだから、
感謝してねっ‼︎




途中、雪が融け、岩土が露出したところで
ルートを失いかけるハプニングもありましたが
順調に進み、『乳首』(イヤン) の望めるトラバースまでやって来ました。







目指すのは、梅干しみたいな、あの『乳首』(イヤン)です





近づいて来てみると、勢至平から眺めた印象とは かなり異なり
Aカップだの、貧乳だのと、 やはり それなりの迫力があります。
さあ、ついに到着っ



山頂の岩場を回り込み、ほんとのトップに到着
360度の 眺望を、ご覧下さい ( ガスっているのが残念でがす )









条件が整えば、磐梯山、猪苗代湖方面も望めるんだって話ですが…













( いったい 何周、するんじゃい )
二年越しの登頂、
名残は尽きませんが、そろそろ小屋に
戻りましょうか…
お腹も空きましたし…




でも、小屋に戻ったら、先ずは 楽しみな 『 お・ふ・ろ』 んふっ

そう、ここ、くろがね小屋には、
正真正銘の “源泉100% かけ流し” が…
鉄山の脇から湧き出した源泉の温度は、70 ~80℃もあるらしいのだけど
小屋までひかれる間に 程良い温度になるんだね
んふっ、絶対に貸切り だね

ババンバ バンバンバン、

鼻唄歌ってやる、

ハ、ビバノンノ、

ババンバ バンバンバン

平泳ぎもしちゃおうかな、( ←注 できません)

ハ、ビバ ビバ ビバ ビバ ビバ

一人シンクロして、大開脚しちゃおうかな、

ババンバ バン、バン、バン





下山編へ、もう一回だけ 続きます…




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